ここでは旅の途中でパーティに加わる仲間キャラクターと、彼らの駆使する武器の特性について軽く触れておきます。
また、FF4のキャラクターはレベル71以降各能力値がランダムに成長するため、GBA版におけるおすすめ成長パターンも併記しておきます。
なお、各キャラクターの能力値変化や、SFC版のおすすめ成長パターンについては、トップページで紹介した20ヘッド様が非常に詳しく解説なさっておられます。
この辺に興味がある方は20ヘッド様のサイト「FF4 in depth」をご覧ください。
暗黒騎士 セシル
パラディン セシル
竜騎士 カイン
召喚士 リディア
賢者 テラ
王族 ギルバート
白魔道士 ローザ
モンク僧 ヤン
黒魔道士 パロム
白魔道士 ポロム
技師 シド
忍者 エッジ
月の民 フースーヤ
備考: 「能力値の吟味方針」について
FF4の能力値には力・素早さ・体力・知性・精神の5項目があり、それぞれ
「本人の能力値(0〜99)」+「防備品による能力値補正値の総和(-40〜+70)」
の合計値が「ステータス」で表示されます。
上記の2項目のうち、「本人の能力値」はレベル70まで各キャラ固有のパターンで変化しますが、
レベル71〜99まではレベルアップ時に各キャラ8パターン(重複あり)ある変化パターンの中からランダムで1つが選ばれるようになります。
この「ランダム成長」というのがFF4の醍醐味の一つで、8つの変化パターンの中にはキャラクターを大幅に成長させるパターンもあれば、逆にマイナス成長させるパターンもあるため、
キャラクターを強くするためには「キャラを大幅に成長させるパターン」をうまく組み合わせ、各能力値をバランス良く成長させていくことが重要になります。
各能力値が影響を与えるものとしては、
力 : 攻撃回数(/8)・攻撃力(/4、ただしエッジが両手に武器を装備した場合のみ/2) 目標値:96以上(戦士系、ただしエッジは98以上)
素早さ : 攻撃回数(/16)・防御回数(/8)・魔法防御回数(/32) 目標値:96以上(全員)
体力 : 防御力(/2)・「レイズ」で蘇生した時のHP(×5) 目標値:99(全員、ただし「体力」は他の4つの能力値ほど重要ではない)
知性 : 黒魔法・召喚魔法・忍術の魔法攻撃回数(/4) 目標値:96以上(黒魔道士・召喚士・忍者)
精神 : 白魔法の魔法攻撃回数(/4) 目標値:96以上(白魔道士・召喚士・パラディン)
知性+精神: 魔法防御回数(/32)・魔法回避率(/8) 目標値:192以上(全員、192を達成不可能なキャラは160以上・128以上を目標に)
※ 各能力値に()内の数字をかけた数値が、それぞれの項目に加算される(端数切り捨て)
があります。ここで重要なのが上の※にも記した「端数切り捨て」という点で、この端数が生じない「ボーダーライン」をクリアできるか否かでキャラの強さに雲泥の差が生じます。
中でも攻撃回数・防御回数・魔法攻撃回数・魔法防御回数の4つの「回数」は非常に重要で、これらはキャラの強さに直結するため、関連する能力値を最大限に強化したいところです。
さらに、上記4つのうち3つに関係する「素早さ」の数値は、キャラの強さに加えてゲージ速度にも大きく影響するため、なるべく多くのキャラで96に到達させたいところです。
なお、上で挙げた4つの「回数」のうち、攻撃回数・魔法攻撃回数はともかく、魔法防御回数というのはちょっとイメージしづらいのではないかと思います。
そこで具体的な例を挙げて説明しますと、セシル(パラディン)はレベル51→52になると素早さが31→32になり、攻撃回数・防御回数・魔法防御回数のいずれも1回ずつ増加します。
すると、それまで200近く食らっていた魔人兵の「かえんほうしゃ」でいきなり1しか食らわなくなり、「一皮むけたなぁ、こいつ」と実感できるようになります。
この「一皮むける」が7〜8回ほど繰り返されると、なんとフェイズの「ホーリー」「フレア」なども「当たらなく」なり、それまで恐怖の対象であったフェイズがいきなり狩りの対象になってしまいます。
(上のフェイズの例では魔法防御回数を「7〜8回」としていますが、実際魔法防御回数がこれくらいになると「ビッグバーン」も含めたほとんどの魔法攻撃が怖くなくなります。
しかし「8回」の魔法防御回数を実現するためには、セシルの素早さを96以上に、精神を99にしてもまだ足りず、知性が61以上必要になります。
「セシルやカインは戦士だから、知性は吟味する必要ないや」などという考えは甘い、ということをご理解いただけるのではないでしょうか。)
このサイトでは各キャラクターの吟味方針を4つに分類しており、
・「無装備時の能力値優先」は文字通り無装備時での能力値を、
・「通常装備優先」は宝箱や店で入手可能な装備(そのため、英雄の盾は含めておりません)での能力値を、
・「総合力優先」は各キャラクターにとって最適と思われる装備での能力値を、
・「能力値優先」は文字通り各能力値を最大にするための装備での能力値を、
それぞれ重視した方針で吟味しています。
また、カイン・ヤン・エッジ・ローザのように武器を持ち替えながら戦うことが多いキャラについては、装備変更した時に大きく弱体化するようなことがないよう、配慮しているつもりです。
が、「能力値優先」はともかく、「総合力優先」における各キャラの装備などは各プレイヤーの考え方やプレイスタイルによって変化しますので、
「自分が最強だと思う装備」「自分にとって一番使いやすい装備」を念頭に置き、それに適した能力値変化プランに従って育成するのが一番でしょう。
なお、最後に入れ替え可能な10人全員を吟味するには非常に大きな労力を必要とします。また、残念ながら吟味してもそれほど見返りのないキャラも存在しますので、
初めて挑戦するという方は、まず吟味により大幅に強化され、最適な装備も揃えやすい『リディア』や『ギルバート』を育成してみることをお勧めします。
この2人をじっくり吟味しながら育てれば、「最強キャラ」作成における吟味の重要性を実感できるでしょう。
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