創作道(最終回)
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創作研究を行っています。講座や案内ではありません。筆者の試行錯誤の軌跡を記しています。あくまで趣味活動の一環です。
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客観的な分析よりも、主観的な解釈に力点を置いています。
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こちらのページで蓄積したノウハウを他のコンテンツに還元できれば幸いと考えています。
ついに今日で最終回。
まとめ
今までに書いて来た文章を整理したもの。
次回の公募に向けて
前回(昨年12月〜今年3月)の公募では、小説1作品、漫画原作4作品を応募した。複数の作品を応募したが、これらの作品は同一のジャンルではなかった。
小説 | そう言えばまだ内容を紹介していなかった。簡単にあらすじを紹介すると、元珍走団の主人公が幼なじみと再会。楽しくお喋りしているうちに、彼女がほうが自分より多くの修羅場をくぐってきたことを知って愕然とする。 |
漫画原作 | 以前に紹介した鬼の話。伝奇っぽい話を狙ってみたが失敗。 |
漫画原作2 | まだ結果が出ていないのであまり説明できない(応募条件の中に未発表作という案件が含まれる)が、パラレルワールドもの。もしも○○と××が入れ替わっていたら、という話。入れ替わっているのは人ではなく、ある風習。 |
漫画原作3 | まだ結果が出ていないのであまり説明できない(応募条件の中に未発表作という案件が含まれる)が、神話もの。ごめんなさいと素直に謝れない天使の話。 |
漫画原作4 | まだ結果が出ていないのであまり説明できない(応募条件の中に未発表作という案件が含まれる)が、いじめられっ子の少年が、姉が主将を務める部でしごかれる話。 |
作った当時は傑作だと思ってしまった(ぎりぎり締めきり数時間前に完成したという極限状態が気分をハイにさせるのだろう)が、のちに冷静に振り返ると、色々と欠点が目につく。
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飛びぬけたものがない。全体的に地味。
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作るのにものすごい時間が掛かった。
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主催誌のカラーに合わない内容。
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そこで、4〜6月は作品作りを休めて、より少ない時間で、より充実した作品を作るにはどうすればいいのか研究してみた。短時間で骨格を作れれば、より多い時間を推敲に当てることが出来るからだ。
7月からはまた作品作りを再開しよう。人に評価されることを前提に作品を作りはじめて8カ月。公募に送るかどうかは別として、今は1つでも多くの作品を作って経験を積むことに力を入れるべきだろうな。
連載を振り返って
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この連載の第一目的は、研究成果を通してメインコンテンツをもっと魅力的な内容にすることだった。当初は技術面の具体的なノウハウの獲得に力を入れようとしたが、そもそも方向性が固まらないと技術の積み重ねようがないということが分かった(12月末)。
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このサイトをどういう方向に発展させたいのか? 1〜2月頃の筆者には様々な選択肢があった。管理人の気の向くままに様々な話題を取り上げていく節操のないサイトにしても良かったし、なにがしかの話題に特化しても良かった。現行の路線を維持していいのかという疑問もあった。正面から結論を出せなかった筆者は、主に漫画を題材に、魅力的な作品とそうでもない作品の差がどこにあるのかを研究した(1〜2月)。
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研究の末に、中途半端に八方美人な作品よりも、テーマに特化した作品のほうが(筆者から見て)魅力的だという結論に達する。これでサイトをどういう方向に進ませるかという方針はおよそ固まった。このサイトも、八方美人を目指して中途半端になってしまうよりも、テーマに特化したほうが面白い内容になるはずだ。…その思いから、FF8特集をもっと充実させることを決め、従来のAAコラムに正統派コラムを加えた新しいコラムコーナーを新設した(2月末)。※要するに、この連載がなければ新しいコラムコーナーもFF8特集の発展もなかったわけだ。
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テーマに特化するという方針で本当に良かったのか? それを判断するには、コンテンツを作り込んだうえで閲覧者の反応を見なければならないだろう。数ヶ月の月日が必要だった。その待ち時間のあいだ、技術的な面の研究を進めるという選択肢も筆者にはあったのだが……。
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この連載は1つ思わぬ結果をもたらした。作り手の立場を知ろうという目的から、公募に挑戦したのだが、その過程で筆者が物語作りに嵌まってしまったのだ。12月中旬に1作品、1月末に1作品。…ここまではメインコンテンツ制作のノウハウ獲得が主な目的だった。だが、2月末にメインコンテンツに関する問題が解決すると、もっと良いものを作りたいという気持ちが強くなる。いつの間にやら、目的と手段が入れ替わってしまった(〜3月末)。
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目的と手段が入れ替わった筆者は、より面白い作品を作るにはどうすればいいのか考え、我武者羅に作品を作るのはやめて、暫く研究に力を入れることにした(4〜6月)。
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気が付けばもう半年のタイムリミットだ。第一目的、メインコンテンツについては、テーマに特化して作り込むという2月に決めた方針は正解だったように思う。連載中に生じた、面白い作品を作ろうという目標はまだ進行中だ(6月末でようやく研究フェイズが終了し、7月から暫くは作品作りフェイズに移行。自分が納得するまで作品作りと研究を交互に進めていきたい)。
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ある意味で、この連載は中途半端なところで終わってしまうが、当初の目標はそれなりに達成できたし、これ以上続けても蛇足の予感がするし、予定どおり、今回で連載を終わりにしたい。連載は終わるが、研究や公募挑戦は個人的に続けていきたいと思う。
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本当は創作研究を出汁にした楽しい読み物に仕上げたかったのだが、どうも中途半端な内容になってしまったのが心残りだ。この一点だけをとっても宿題が山ほど見つかったのは、実に嬉しい。
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この半年間、筆者の個人的な興味に付き合ってくださった皆さん、ありがとうございました。ネロさんのアドバイスにも感謝。連載は今回でお終いですが、ゲーム企画や批評への挑戦はやっていくつもりです。
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