屋敷の案内役:山村健一
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 間宮家の近所でナリを潜めていた山村老人が、つい最近になってこの屋敷に姿を現した。

<出会い>

部屋番号 − 55 にて

 我々が供養塔で地下室へのカギを手に入れると、緑色の銅像のあった部屋にクリーム色の外套、白ひげに帽子をかぶった老人が現れた。

「 おまえ くようとうで
  なにを してきた?
 」
 これが我々と会ったときの彼の第一声であった。
「 ん? おまえが もってるのは
  ちかしつのカギか?!
  よしっ ついてこい!
  ちかへの いりぐちを
  おしえてやる・・・・。
 」
      
 老人はそう言って向こうの扉の方へ行った。
「 こっちだ!!
  はやくこい!
 」
 呼ばれた我々は、先頭の1人だけを彼について行かせた。

 ※この間はどんなコマンドも使えない。

「 あの・・・・
  あなたは・・・・? 」
 老人の所まで行ってこうたずねた。無言のままその老人は隣の部屋へと行ってしまった。

部屋番号 −  にて

 噴水がある。ここで何をするのか?
 ついて行った私に向かって老人はこう答えた。

「 わしは やまむらという。
  おまえらと おなじめに
  あってると おもってくれていい。
 」
 老人は山村の名を語った。この山村という老人も屋敷の謎を解きにこの広大な間宮邸に足を運んだに違いない…。
 そして、青い銅像の前に立った。私も青い銅像の所まで行った。

 ※とにかく山村老人の後をついていこう。他の部屋へは行くことができない。

「 このやしきは 
  なぜ こんなことに? 」 
「 ちょっと だまってろ!
  ン・・・・!        
 そう言うと山村は銅像を壁の向こうまで押し出してしまった。

部屋番号 −  にて

 壁の向こうは屋外だった。

「 ふじんは やすらかにねむっていた。
  だが だれかが あかんぼうを
  はかから ほりおこしちまったんだ。
  ふじんは ねむりから めざめ
  あかんぼうを さがしつづけた・・・・。
  しかし・・・・ みつからない。
  ふじんの たましいは さまよい
  ついには やしきに とりついた。
  あかんぼうの なきがらは じつは
  ちかに かくされているというが
  だれにも みつけられないんだ。
  ・・・・さあ いくぞ!! 
        」
 山村は裏庭の中程まで銅像を動かすと、端の方まで歩いていってしまった。
 私はこう質問した。
「 いったい どうすれば
  やしきから でられるんですか? 」
部屋番号 − 54 にて

 次の部屋はがれきの山だった。

「 それが わからんから
  こうやって さまよっとる・・・・。
 」
 山村はそのまま壁に突き当たるまで進んだ。
「 いきどまりですよ! 」 
「 ・・・・やーっ!! 」
 山村は壁に向かって気合いを入れると、壁に穴があいた!!出たところはさっきの鏡の回廊だった。

部屋番号 −  にて

「 もし・・・・
  かのうせいが あるとすれば・・・・
  あかんぼうを みつけだして
  ふじんの いかりを
  しずめてやること だろうな・・・・。
  」
 山村は鏡の前にあった銅像を動かしてこう諭した。夫人をおとなしくさせること。これこそが最善の方法だと思われるが…。夫人は恐るべき力の持ち主だ。入口で出くわした夫人の亡霊…。あの様子では赤ちゃんの事なんか全く気にしてはいないだろうな。たとえ我々が赤ちゃんの遺体を取り返したとしても…。
「 このあたりに ちかへの
  いりぐちが あるはずだ。
  あとは どぐうを もってきて・・・・

  うあー!!               」

 一体何が現れたのかは分からない。だが、その物体は山村に激突して、山村は壁際に吹き飛ばされて負傷してしまった。
 今現れたのはもしや間宮夫人なのでは?
「 わし・・・・に・・・・かまうな・・・・。
  は・・や・・く・・・・
  ちかしつ・・・・へ・・・・うう・・・・。
 」
 とにかく彼の言っていた土偶を探さないと。私は仲間の所へ走った…。

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 <間宮一郎の書斎>

部屋番号 − 47 にて

 豪華な部屋に入った。フレスコ画を見終わって奥まで進もうとすると…。

「 ここは まみや いちろうの
  しょさいだ・・・・。
        」
 山村老人が扉の向こうから現れた。一時は地下室の入口の辺りで負傷してしまったが何とか持ち直したみたいだ。我々は山村老人の方へ向かった。
「 やまむらさん!!
  ぶじだったんですね!
  ほんとうに よかった・・・・。 」
「 よくここまできたな・・・・。
  たいしたもんだ。
  いいか・・・・ ふじんの へやは 
  みぎしたの とびらから はいれ。
  わしは まだ やることが ある。
  さぁ・・・・ いけ!
          」

※右下の扉:ゲームをプレイする人間がモニターで見た方位。
 厳密には鎧の回廊に戻って南東の部屋と指示する方が的確である。
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 <間宮夫人と戦う>

※注意:ここにはグロテスクなシーンがあります。見る自信のない方は戻ってください!

部屋番号 − 42 にて

 夫人の力によって吹き飛ばされた我々の後を追って山村老人が駆けつけてくれた。

「 しっかりしろ!
  ふじんは すぐそこだ!!
  いくぞ!
           」
 山村は先へ進んで夫人に向かって叫んだ。
「 あかちゃんは かえす!
  はやく もとのせかいへ かえれ!
 」

「 かえせー!
  わたしの あかちゃんを
  かえせーっ!!
      」

「 グガーッ!! し・・・・ね・・!! 」

 夫人とのやりとりが続いた。山村老人が夫人と対峙している所へ我々も向かったがその先には結界が張られていて先へは進めそうにない。
「 けっかいが はってある!
  やっとの おもいで
  ここまで きたのに!   」

「 あわてるな! いまといてやる。
  こころのちからさえ あれば
  まみやの けっかいなぞ やぶれる。
  だが まみやは とほうもなく
  つよい じゃあくなちからをつかう。
  わしにも かちめは ないかもしれん
  わしが やられても いきのびろ。
  こころのちからを やしなえば
  きっといつか まみやを たおせる。
  よし・・・・いくぞ!!
           」

 山村は命を懸けて夫人の結界を破ろうとしている。こころの力を使って…どうする気だ?
 
 山村は結界の中に入って、夫人を説得した。
  まみや!!
  めをさませ!!
  おまえはもう しんでいるんだ!!

  ググゴーッ!!
  グゲーッ!!
  ・・・・! 
                

  ふじんの・・・・ちか・・ら・・は
  ます・・ま・・す・・・・
  おまえ・・・・なら きっ・・と・・・・
  こころの ・・ちからを・・わすれるな!

 山村は間宮夫人の圧倒的な力に次第に押されていった。そして…。
夫人の力に負けて、体がぼろぼろにくずれていった…。
 
 

山村は自らを犠牲にして我々のために結界を破ってくれた…。

 [合掌....
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

なお、結界を破ったことで次のことができるようになる。
 ・部屋番号49 − 暖炉の火が消える
 ・部屋番号66 − 日記が取れる
 ・部屋番号15 − 川沿いの銅像が押せる