[ ドラゴンクエスト7 ]
真・レベル1ボス撃破(第四期最優秀賞受賞作品)
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【クリア条件】 ・ ほぼ全てのボスをレベル1キャラ一人で撃破 ・ アルテマソード、ギガスラッシュなど超強力な特技を封印 ・ 勇者、プラチナキング、エビルエスターク、デスマシーンといった超強力な職業を封印 ・ 上記以外の特技、呪文、職業についても16面、聖風の谷まで封印 ・ 種、木の実はタンス、ツボなどから入手できるもののみ使用 【アピール】 昔の話になりますが、かつて私が本攻略の前身である「DQ7:低レベル攻略」を発表したのは、もう3年以上も前の2000年12月29日のことでした。今回の攻略は、この前回の攻略をより発展させることで、DQ7低レベル攻略における極限の記録を提示することを目指したものだと言えます。 しかし、「レベル1でボス撃破」というインパクトこそ大きいものの、前回の攻略は攻撃面、防御面共に、とても「低レベル」という条件に見合うものではありませんでした。特技や職業をまったく制限しなかったため、攻撃面ではアルテマソード、防御面ではデスマシーンやプラチナキングの耐性、それに勇者の自然回復など、超強力なものをどんどん投入してしまったためです。それゆえインパクトはともかくとして、攻略の中身の方が全体的に大味になってしまった感は否めませんでした。 加えて、前回の攻略は「レベル1ボス撃破」と銘打ってはいたものの、序盤戦ではほとんど「レベル1撃破」は行われていませんでした。そして後半のヘルクラウダー、オルゴ・デミーラなどの強敵との戦いでは、レベルが9もあるガボを盾として使用していました。これでは真のレベル1攻略とは呼べません。 それゆえ今回はこれらの点を完全に払拭し、「真のレベル1攻略」と呼べる極限の攻略を、あらゆるボス戦において実現することを目指しました。そして結果的にほぼ全てのボス戦でレベル1キャラのみ、さらにそのほとんどはレベル1キャラ一人だけ、という極限の記録を達成することに成功しました。 今度こそ、更新の余地はほぼ完全になくなったと断言できるでしょう。 (以上前書きより抜粋) 【苦労した点】 40時間以上を要した死の熟練度稼ぎ、15時間以上かかったラッキーパネル、50回もの挑戦を繰り返したあめふらし、デスマシーン、100回以上戦った末ようやく撃破したゼッペル、同じく作戦の立案まで数十回の戦闘を要したヘルクラウダー、ガマデウス、ネンガル等々、一つ一つ挙げていったらきりがありません。 が、それらを全て吹き飛ばすほどに大変だったのがラストバトルです。たった一つの戦闘にあれほど苦労させられたことは、今までありませんでした。 もう祈りの指輪が壊れる瞬間は見たくない… (MS-06さんのコメントより) ●審査員からのコメント レベル1一人ボス撃破の集大成です。 プラチナキングやエビルエスタークといった強力な職業、 アルテマソードやギガスラッシュといった強力な特技を禁止し、 ほぼ全てのボスをレベル1のキャラ一人だけで撃破しています。 序盤は綿密な計算の元、種を分配してパーティー全体の生存率を高め、ボスを撃破しています。 中盤以降は綿密な計算の元、防具を調整してスカラの有効ターン数を伸ばし、ボスを撃破しています。 特に圧巻なのはオルゴ・デミーラ戦です。 1枚目の第2形態では主人公は突進に備えて防御し続け、カカロンの攻撃だけで撃破しています。 幻魔召喚を盾や援護として活用するのではなく、主力にするという発想に驚かされました。 2枚目の第4形態では瞑想に対抗するためにWメラゾーマやWイオナズンで攻撃して撃破しています。 6以降存在感が薄れていた攻撃呪文を主力にするという発想に驚かされました。 膨大な時間を熟練度稼ぎに費やし、ラッキーパネルに費やし、試行回数を増やすために費やした結果、この驚異的なやり込みが達成されたのです。 本当にお疲れ様でした。 (2004/03/24 評:PONさん) この作品の前身は最近の大きな流れの1つである「ボス戦とストーリーの分離」の原点であり、その後この方法は多くの他作品で採用されています。また「メガンテによる熟練度稼ぎ」という革命的な手法が初めて発表され使用された作品でもあります。 まず各ボスに対する戦闘を見ていく前にこの作品全体を、転職を行えない序盤(アントリアまで)と、自由に転職できるようになるダーマ攻略以降(山賊戦以降)で分けて考える必要があります。 転職を行えない段階では、各キャラは自分の能力のみで敵と戦う羽目になります。無いに等しいHP、装備品、呪文・特技でなんとか工夫して低レベルクリアを行っていく様は、ドラクエ低レベルクリアの王道と言えるでしょう。しかしその中で殆どのボスをLv1キャラのみで倒しているのは驚異です。 ダーマ以降も、出来る限りの封印を行いギリギリの戦いを続けていきます。その攻略方法はもちろんのことですが、ギリギリの戦いになるよう封印の設定を上手に行っているという点もこの作品の魅力の1つです。 では次に、本攻略の中で私が凄いと思った部分を簡単に挙げておきます。尤もどこを凄いと思うかは読む人次第ですし、詳しい話はご本人のレポートを読まれると良いでしょう。 +デスアミーゴの撃破レベル +あめふらし戦での「ベホイミ無駄うちを待つ作戦」 +ヘルバオム戦の「根っこで目覚まし時計」 +ゼッペル、ヘルクラウダー、ネンガル戦などでの緻密な戦術 +オルゴ戦(具体的な話を1つ1つ挙げるとキリがないのでここでは控えます) また、これだけの立派な作品ですが「完璧」まであと一歩と思わざるを得なかったのが以下のような点です。ただこれらがあくまで重箱の隅を突付いているにすぎないという点は十分にご承知ください。 +デスマシーン戦では最後は劇的な逆転勝利でしたが、実は後攻でほえろが効くと次の攻撃が1回行動になりますので、ガボに先攻させる本攻略より勝率が高かったかもしれません。ちなみに本攻略とは無関係ですが、鉄の斧はフォロッド城にいる固定敵を倒せばもっと早く手に入ります。 +決闘場6連戦がないのも少し残念です。2戦目以降は「そこまでは他のキャラで戦い、目的の戦闘まで来たら世界樹の葉で低レベルキャラを生き返らせてから強いキャラを殺す」という方法を使っての低レベルクリアの可能性があったのではないでしょうか。 +ヘルバオム戦で猛毒の話が出ていますが、主人公をもともと毒状態にしておけば猛毒は防げます。 +グラコス5世はグラコス撃破後いつでも倒せるだけに、どうせ倒すならもう少し早い段階に挑んで頂きたかったです。今回は物語が後に行けば行くほど封印項目が減り、木の実類の累積数も増え、戦闘が楽になってしまうためです。 (2004/03/24 おてう) |
MS-06さん
→MS-06さんによる解説 04/03/09 公開 ■この作品の著作権はMS-06さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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す…すごいです。 あたしが見向きもしなかった、攻撃魔法をあんな形で使うなんて。 とにかくお疲れ様でした。 これからも、すごい攻略を楽しみにしています。 | ひなぎく | ■04/05/22 |
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