[ エストポリス伝記〜よみがえる伝説 ]
低レベルクリア(第四期開拓賞受賞作品)
【説明】
古の洞窟やドーピングやLP消費などを禁止した低レベルクリアーです。この攻略をした時点では、低レベルクリアーをしたのは2人目です。また、倒さなくても良い強制イベントボスも全て倒してます。発売後3ヶ月での攻略なので、かなり荒削りな部分も多いですが。


【このやり込みのポイント】
上記条件の低レベルクリアーは、BONさんが先に達成しています。

このやり込みでは、ルビーのIPと中盤戦までのメインアイテムであるみみかきを使用禁止している点がポイントです。
(BONさんの低レベルクリアーでは、これらを使用)
これにより、中盤戦のボスが長引くためにきちんと戦闘に耐える必要があります。BONさんのものと違う戦術を取ることにより、ほとんどの戦闘の勝率を90%以上?にすることに成功しました。また結果的に、非常に強力なアイテムであるコロッケも使いませんでした。(ついでにミラクロースも)


【基本攻略】
全編:回復の要はめがみぞう(全員のHPを200回復)とデルデル(戦闘不能者の復活)
序盤:攻撃アイテムを最大限に利用する
中盤:状態異常アイテムとステータスアップ魔法(IP)を最大限に利用する
終盤:ステータスアップ魔法(IP)を最大限に利用する、攻撃はアイザックのインパクトリベット(CT率100%)がメイン

中盤までは、状態異常が効くボスが多いのでそれを最大限に利用します。戦闘の安定性を高めるために、自動で動くキャラをマヒさせて残りの味方を全滅させた後に、毒で敵が死ぬのを待つなど意表をついた戦いかたをする場面もあります。
素のHPやAGLではまともに敵に対抗できないので、リングやWAVEで能力を補正する必要があります。
ただし、リングは魔法を使ったり耐性を得るためにも装備する必要があるので、できればステータスUP以外の目的で装備したいです。

特に、AGLは5違えば行動順が確定するぐらいにランダム性が低いのでWAVEによるわずかな補正が非常に重要になります。WAVE補正のために、戦闘前の配置がポイントになります。

死体シールド:物理系攻撃は前に人がいるとダメージを減らすことができます。これは死体でも、判定されるので死体をダメージを受けたくないキャラの前におきダメージを半減する方法です。ただし、ターン開始時に最前列に生存者がいない場合は全滅。


【苦労した点】
最も苦労したのは、データ取りです。(10分程度でボスを倒した後に3時間程度延々とボスのデータを取り続けていたことも少なくありません)

攻略本は存在しない上にゲーム中のヘルプは間違えや説明されていないものが多数存在するので、そのデータを全て自力でそろえる必要性があります。
(当時の攻略サイトでヘルプより詳細な防具やリングの耐性。ボスのローテーションまで揃えていたのは、うちだけのはず)

このゲームのボスは全体に対して、高確率での状態異常攻撃を放ってくる場合が多いです。耐性がないと100%発動するものも多いです。しかも、複数の状態異常を同時発動する攻撃も少なくないです。
基本的には、防具やリングの耐性で防ぎますが、このデータ取りが非常に苦労しました。

次に苦労したのが、ボスを倒す直前に生存キャラのみを残すことです。このゲームのボスはかなり本気で殺しに来るので、通常のレベルでも何の対策もしないと、即死する攻撃も少なくありません。リスクを最小限にするために、ボスのローテーションを見切り最適のタイミングで自殺を図ることが重要になります。

幸いなことに実力が飛びぬけている、ガルディオスとラスボスは経験値を持っていないのでアイマ以外は自殺する必要がありません。

【問題点】
攻略自体の問題点としては、終盤は敵の攻撃に耐えてインパクトリベットで攻撃という単調な戦いになったことです。

このゲームの最強の敵であるイリスおよびエッグドラゴンを倒していないのが最大の問題です。イリスについては、能力が異常すぎる上に全員LV1なので撃破は事実上不可能と思いますが。(イリスのいるところに行くことさえ難しい)エッグドラゴンについては、LVとバグ禁止のみの規制なら撃破可能なだけにどの程度の条件なら倒せるかに挑戦したかったです。(現在はソフト自体を紛失しているので無理)
(スルメさんのコメントより)


●審査員からのコメント

RPGのやりこみにおいては常道といえる「低レベル+α」という作品です。
制限1,5,9を全体を通す柱とし、残りは反則的だったり局地的に非常に楽になったりするので禁止事項を付加していったものです。
それによって楽に戦えない分、このゲームの戦闘システム(隊列によるステータス変化、装備品の個性)をフルに使って攻略しているので見ごたえがあります。ただ、単調にならないように禁止事項を追加した割には後半が特にパターン化されているように見えましたのでその辺が欠点ともいえます。

この作品、単純にインパクトや難易度だけで見ると他の作品にはるかに及ばないでしょう。
しかし、マイナーなゲームのやりこみを考える際には「データの差」というものを考慮する必要があると思います。
データなんてどこにもないので一から自分で作り上げていかないといけないわけで、それが楽しくもあり辛くもありなのですが、その意味ですぐ上にある「DQ5極限低レベル」とは対照的であります。こちらの場合は評価の基準を別に置いて「道を拓いた作品」として評価すべきでしょう。
(このレポートには発表当時には他のどこにもなかったデータが膨大な量含まれております。)
(2004/03/10 評:Asroさん)
スルメさん
→スルメさんによる解説
04/03/06 公開
■この作品の著作権はスルメさんにあります。無断転載は禁止です。

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