[ ドラゴンクエスト5(SFC版) ]
人間のみ使用低レベル攻略
耐性に優れたスライムナイトが中心の低レベル攻略とは違った低レベル攻略を
行うため、モンスターを禁止して人間のみで低レベル攻略を行いました。

難しかったのはミルドラース戦です。
というか、ミルドラース以外は楽勝でした。
守りを固めてから回復しつつチクチク攻撃するだけで倒せるような
ボスばかりだったので…。

変身前のミルドラース戦では、メガンテやスクルトを使うことなく手下達の
攻撃を凌ぎ、自然回復を上回るダメージを与えられました。
変身後のミルドラース戦では、スライムナイトの耐性を使わずに灼熱炎や
イオナズンに耐え、3人で瞑想の回復量を上回るダメージを与えられました。

人間のみ使用という条件でミルドラース戦の戦術を構築し、それなりに
高い勝率を得られたのは成功だと思います。
(PONさんのコメントより)


●審査員からのコメント

 仲間モンスターを活用する通常の低レベル攻略と比較した場合、この攻略が異なるのはほぼ「特技・呪文への耐性が低い」という一点のみです。
 呪文は天空の盾やダークシールドで耐性と関係なく防げることを考えると、幼年時代・青年時代を通して、これまでの低レベル攻略より難易度が高くなっていると言える戦闘は、残念ながらかなり少ないです。
 お化けキャンドルや親分ゴーストの攻略レベルはこれまでのものより高いですし、通常の低レベルでは強敵となるゲマ戦でも、人間キャラの方が仲間モンスターより必殺の焼けつく息に対する耐性が高いこともあって、やはり攻略は楽になります。
 よって偽太閤、溶岩原人、ラストバトルなど一部の戦闘を除き、難易度は全体にこれまでより低下していると言わざるを得ません。

 しかしラストバトルの戦法はよく練られている素晴らしいものです。特に印象に残ったのは最終のver3ではなく、ver2の方の攻略です。
 Ver3の攻略はレベルこそ低いものの、戦いのドラムの腕力に頼りすぎている嫌いがありますが、ver2では「人間のみ」の都合上使用できないルカナンやメガンテを、アイテムとしてのドラゴンの杖や氷の刃、またミラーアーマーによる呪文反射など、これまであまり使われてこなかった方法で補っています。
 ドラゴンの杖や氷の刃をダメージ源として利用するということ自体は既に前例がありますが、これをメイン攻撃手段とすることでルカナンと戦いのドラムを共に使わずにミルドラースを撃破する、という低レベル攻略はこれまで存在しませんでした。その意味でこのミルドラース戦は独創的で優れたものだと言えるでしょう。

 ただ、本人も仰っているとおり、見所はミルドラース戦に集中しているので、これなら「ラストバトルのみ」という形式のやり込みにした方が、攻略の緊張感が保てて良かったかもしれません。
(2004/03/25 MS-06)


DQ5の低レベル攻略と言えば、仲間モンスターを利用してレベルを下げるのが
常道でしたが、その既成観念を打ち破り、強力な制限を課した攻略です。

人間のみで攻略する際に最もネックになるのは、強力な耐性が存在せず、
炎や吹雪で大ダメージを受け続けることです。特に溶岩原人戦。PONさん
自身が以前達成された「主人公一人旅」と同様の攻略法を用いていますが、
主人公だけで死の火山を潜ってボスを撃破した点は改めて快挙と言えます。
恐らくその裏には膨大な数の敗退と絶望があったことでしょう。

さらに、従来のDQ5の低レベル攻略にはほとんど見られなかった手法として、
AIの活用が挙げられます。AIが状況に応じて攻撃用・回復用のアイテムを
使い分けてくれる特性や、ボスが召喚した雑魚敵を優先的に攻撃する性質を
利用して、「めいれいさせろ」では攻略が難しい戦闘を切り抜けています。

ラストバトルではルカナンもマヌーサも使用せず、レベル一桁のキャラ3人で
変身前・変身後とも撃破しています。打撃が先頭のキャラに集中することを
見越してリスクを取っている点や、ミラーアーマーの反射まで活用して
ダメージ効率を高めている点が、良く練られていると言えます。
(2004/03/25 dqmaniac)
PONさん
→PONさんによる解説
04/03/02 公開
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