[ ファイナルファンタジー3 ]
低レベル1人、たたかうアイテムのみでボス撃破
・条件
 ボス、固定敵をレベルの低いキャラ一人で撃破後リセットし、シナリオ進行時は経験値請負人が適当に撃破する。
 アイテム変化技はその時点で入手の可能性が見込める場合のみ利用してよいとする。
 パターンハメは避けられる限り禁止。
 他の反則的バグ技禁止。
 電源技、エンカウント飛ばしは手間の問題だけなのでありとする。
 一人アタック時はコマンドはたたかう、アイテムのみ(結果的に。ジャンプもパターンハメ禁止のために禁止)。
 1人タック以外の時にコマンドなどの制限無し。


・どの辺りがすごいのか
 まず始めにこの攻略はあからさまにレトロ賞狙いだったりする事を注意しておきます(とは言っても庭師のにゅすけ氏がDQ2をやり込んだそうで絶望的な感はありますが)。
 そのため理解できる人が少なさそうなのでボス欄に他のゲームなどとの関わりを書いてみました。これを読むだけでも知らない方が楽しめたら、と希望します。これもある意味レポートのウリです。

 FF3でははっきり言って最近のゲームのように死んでも自動で復活したり、レベルが低くても簡単にダメージを与えられるような攻撃がありません。このレポートの要点はそんな中でいかにして有効な攻撃手段を作り出すか、いかに敵の攻撃を捌くかにあります。特に、低レベルアタックでは必須の永久パターンハメを全面的に禁止した事をアピールしておきたいです(パターン崩しはハメとは性質が違うため使用しました)。

 低レベルキャラについては、レベル〜以下という制限はありません。言ってみれば撃破困難と判断すれば99でも可と考えています(そこまでは行きませが)。これはガルーダや2ヘッドドラゴンなど一部のボスは『事実上』レベル1で撃破不能だからです。今回のプレイ目的はここでのレベル上げを極力抑え、どれくらいのレベルがあればそのボスを倒せるかを調べる事です。但し、私の個人的考えで『天文学的領域で撃破できた』としてもそれは真の意味で倒したとは言いがたいと思っているのでそこまで行く手間と勝率のバランスが普通に信じられる程度になるレベルで戦いを挑んでいます。これはただの手抜きと言ってしまえばそうかもしれませんが、どうしても納得いかないのでご勘弁下さい。
 結果的には撃破最高レベルが2ヘッドドラゴンの33となりました。素人目から見ればかなり高いと思われると思いますが、これでも色々作戦を練った結果であり、これ以下は不可能に近いと思われます。他のボスではアーリマンの17、他は14以下で撃破しています。理論最低レベルは21、1、1、1(不可能に近い)なので、オニオングッズを許可した事を考えてもそう高くはないはずです。1人で戦っていますし。アイテムを捏造した点については、使用禁止にした場合の指針も書いてあるのでまけて欲しいです。

 最も苦労したのは挑戦時に仲間一人にする事でしょうか。何も考えていなければ、闇の世界でレベル1キャラ1人で逃げる事など不可能でしょう。この点は終盤はあるジョブのコマンドを使ってカバーしています。むしろ序盤に気合いで逃げるしかない頃がつらいです。ボス撃破より1人になる事の方が難しかったりもします(汗)。特に、このゲームにはセーブポイントと言った生易しい物はないので、ラスダンの奥まで行って全滅したら又入り口からとなります。そのため、1人になるのに失敗すると、かなり堪える物があります。
 別に作戦を考える事自体は苦労しませんし、『落とす可能性のあるアイテム』は落とすまで戦ったりせずに、アイテム変化で捏造しています(オニオングッズは最終的にきちんと拾いはしましたが)。ある意味では『ボムの右腕を実質入手不可能だと知り、アイテム変化使用を許可』した事がつらかったとも言えます。
 吟味も非常に手間が掛かりました。通常のプレイでは33まで吟味など考えにくい話です。ここは手間だけの問題であり、禁止したら見ている側が面白くなると言うような事は無いので電源技を利用しましたが。
(はたぼーさんのコメントより)


●審査員からのコメント

【見所】
 極限低レベルクリアーは達成されていませんが、戦術面では煮詰まった感があるのがFF3の低レベルクリアーです。(理論上は既存の戦術のみで極限低レベルが可能な戦略もあります。)

 このプレイでは、1人低レベルの手法を取り入れることにより、通常の低レベルより、さらに低いレベルでしかも1人でボス敵を撃破しています。(2ヘッドドラゴンは除く)
 また、従来の低レベルクリアーで触れられていない、強制イベント以外のボスの倒し方もあります。

 1人プレイでの最大の障害はなんといっても2ヘッドドラゴンです。FF3では、物理攻撃を完全に回避する手段(ブリンク)がないために1人プレイでは、2ヘッドドラゴンの強烈な攻撃を必ず受けてしまいます。(唯一の抜け道である、ジャンプはプレイ条件により禁止。)

 そのため、私が知る限りではレベル50台前半での撃破が1人プレイで達成された従来の記録です。それをレベル33で撃破したことは特筆に価するでしょう。(ただし、前提条件が異なるために単純比較するのは間違いですが)

【問題点】
 第一に制約条件なのですが、メイン条件の一人低レベルはよいとして、サブ条件のたたかうとアイテムのみは、ほとんど制約になっていません。アイテムはFF3低レベル攻略の主力だからです。事実上の制限は、ジャンプ禁止だけと考えてください。(盗むも重要だが、アイテム変化技をしている時点で関係ない)

 最大の問題点は、強力なバグであるアイテム変化技を使用していることです。通常のプレイで実際にとれる可能性があるアイテムを作るだけなら、プレイ時間短縮目的でいいのですが、今回のやり込みではデータ上は存在するが、実際には敵が落とさないと思われるアイテムをアイテム変化技で作成している点です。

 いわゆる、確率9%以下のアイテムは3色ドラゴン以外はまず落とさないです。一般的にFFシリーズでもっとも落としにくいといわれる、FF4のレアアイテム(ピンクのしっぽ、クリスタルリングなど)の10倍は落としにくいです。(少なくとも、私自身は一度も落としたことを見たことがない)

 これにより、序盤の難敵である、おおねずみ、まどうしハイン、ゴールドルの撃破レベルが上昇すると考えられます。さらに最大の見所である、2ヘッドドラゴンの撃破がアイテム変化技を前提にしたものために、アイテム変化技を禁止するとW盾装備が不可能になりかなりレベルアップしないと倒せなくなると思います。
(2004/03/22 評:スルメさん)


本やりこみでは低レベルキャラ一人でボスを撃破していくという形をとっています。
FF3ではボス戦で経験値が入るため、低レベルを維持するためにシナリオ進行とボス撃破の分離を行っています。
したがってレベル1キャラ一人でラスボスを撃破なんてことも可能になってます。

そのほかの条件についてですが、
アイテム変化技は入手可能の物のみとなっていますが、実際には手に入らない物も(少なくとも自分は確認できませんでした)
使用されていて少々どうかと思いました。

パターンハメの禁止についてはFF3をかなりやりこまないと理解が難しいのですが、
かなり大雑把に言うと戦闘経過がループするようになるということです。
FF3における究極の戦術の一つと言え、FF3の低レベル攻略の要となっています。
それで、本やりこみではパターンハメの禁止ということになってますが、
2ヘッドドラゴン戦で先読みが使用されているのがこれまた微妙なところなのです。
パターンハメは先読みの到達点であり、基本的に同じ理論を元に発生する現象だからです。

さて、本やりこみの内容についてですが…
なんというか「これは!!」といった目玉となるべきものが特に見当たりませんでした。
条件が低レベル一人だけの場合だとレベル15の竜騎士であればすべてのボスを撃破可能ということは立証されています。
コマンドが「たたかう」「アイテム」のみなので同じにはできませんが、
「低レベル」をメインに置くならば、できればレベル15以下に抑えて欲しかったところです。
またレベルが1でない戦闘では、なぜそのレベルでなければならないのか?そのレベルよりも1低かった場合どうなるのか?
なども書かれているとよかったのではないかと思います。
(2004/03/22 評:うにょんさん)
はたぼーさん
→はたぼーさんによる解説
03/10/26 公開
■この作品の著作権ははたぼーさんにあります。無断転載は禁止です。

この作品の感想をお寄せください。
 投稿後に達成したのですが、アイテム変化なしの場合の攻略も行いました。
 達成が審査後である為、審査員のコメントに矛盾が生じるようになってしまいました。
 予めご了承お願いします。
はたぼー■04/03/27
美しく高確率で勝つといいますが…
大ねずみのアイテムの段階で既に苦しいと思います。
あれは入手不可能なアイテムです(断言)。
むしろ、レベル1にこだわる必要はこのゲームでは全くないので
このレベルならこのくらいの勝率で勝てるというのをちゃんと解析するほうがよほどいい作品になるかと。
大学生なんだし。
濱川圭弘■03/11/08
使って楽しいFF3の豊富な魔法効果アイテムを利用した
攻略アイディアにはそそられるものがあります。
難敵への対処は凄いと思います。レトロとはいえやれと
言われてほいと出来そうなものじゃ決してないですね

主観性あふれるレポートは結局の所好みが分かれる
のでしょうか。
説明どうもです。理解が深まりました
ほげほげNT■03/10/30
 レポートが読みにくいとの事ですが、きちんと攻略編の方を読まれましたでしょうか?
 あれで感情移入が多すぎて読みにくいと言われても、今度は「どこが苦戦するポイントなのか解らない」等を言われそうなのでどうしようもありません。
 捏造アイテムの本来の入手ルートは、攻略編の準備のほうに書きましたが…。
 条件設定は、このページのトップと攻略編にきちんと書いたつもりです。
 永久パターンハメについて言われているのであれば、これはあまりにも簡単にハマってしまう上に見極めが難しく、完全に封印する事が事実上不可能なので「避けられる限り禁止」としました。
 また、コメントを書く以上はざっとでいいから最後まで目を通して頂きたいものです。
 失礼かもしれませんが、きちんとしたコメントを書かれている訳だし、ホームネームをもっときちんとしたものにして頂きたいです。

 ジェネラル戦でレベル5戦士が戦っているのは、ここでオニオングッズを使うと負ける方が難しく、戦っていて面白味と緊張感が損なわれてしまうためです。
 同様の理由でケルベロス戦とザンデクローン戦とラスダン以外はオニオン禁止の攻略を行っています。
 エンカウント飛ばしは、戦闘によるリスクをなくすだけであり、ダンジョン移動の効率はむしろ悪くなっている為、経験値請負人の存在がある以上は暗黒の洞窟以外ではほぼ不要です。
 確かにさらにレベルを下げる余地自体は充分ありますが、それを行ってもただ勝率が下がるだけで面白味が増すような事はあまり無いため、重要な戦闘(ガルーダやバハムートや2ヘッド)以外では結構妥協しています。

 今回の目標はあくまで最近のやりこみで主流になっている「作戦決定後は確率との戦い」では無く、私が個人的に崇拝している炎のイモ屋氏の「より美しく高確率で勝利する」のコンセプトです。
 勝率をさほど損なわずにより低レベル撃破については、結構思索したので、そう無いと思われます。
 もし何か良い案があったら是非教えて頂きたいです。
 新たにミニメモを書き足したので、どうしても納得行かない方は覗いてみて下さい。
 また、このやりこみに関する質問・要望などは、できればわたしのHPの掲示板かメールに直接送って頂きたいです。出来る限りはお応えします。
 でなければここの感想蘭がかなりきゅうきゅうになってしまいそうですし。
はたぼー■03/10/30
レポートが状況説明とプレー中の感情表現が入り混じっていて非常に読みづらかったです。
と言うか途中で読むのを止めてしまいましたが。
推敲…とまではいきませんが一度読み直されましたか?
せっかく高度のやりこみかもしれないのに文章で印象が悪くなるのは勿体無い気が。
H■03/10/27
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