V.S. 七英雄 (ラストバトル) 〜section
1〜
1.1 序論
いよいよ最終戦、七英雄の本体との戦闘を迎えます。
その強さは今までの敵とは比べ物にならないほど強いです。
そして何よりノーダメージ撃破を達成するのに大きな壁となるのは、
七英雄の使う攻撃の多彩さであり、なんと40種類以上の攻撃を使ってきます。
しかも最大7回攻撃。泣けてきます。
確実にこちらがノーダメージを維持して、相手にダメージを与える手段として、
霧隠れした状態で炎の壁or光の壁連発、というのがありますが、
今回はプレイ条件に反するため、この戦術は使用できません。
ゆえにこちらに向かってくるすべての攻撃を何らかの方法で無効化しなければならなくなります。
当初はラストバトルは乱数制御無しではノーダメージ撃破不可能と思われましたが、
徹底的なデータ分析と、数え切れないくらいのテスト戦を経て、
なんとラスボス七英雄を乱数制御無しでノーダメージ撃破する戦術を確立することに成功しました。
それでは、ラストバトル・七英雄戦の戦術構築の過程を順を追って解説していきます。
1.2 戦術構築(前半戦)
七英雄本体戦を前半戦(全員集合まで)と後半戦の2つに分けることにします。
七英雄の行動パターンは前半戦と後半戦で大きく異なります。
まず前半戦の戦術について考察していきます。
前半戦の七英雄の行動パターンを以下に軽く説明します。
「最初はロックブーケのみ。
6000ダメージを与えるごとにスービエ、ノエルの順に出現。
さらに6000ダメージを与えるごとに残りの4人がランダムで出現。
新しく現れた英雄は現れた次のターンに攻撃を行う。
(この攻撃はクイックタイムを使っていない限り、必ず先手を取る。)
またロックブーケ、スービエ、ノエルは現れた後、毎ターン行動する。」
というわけで、前半戦の戦術を作る上で、まず考慮する必要があるのは、
毎ターン攻撃してくるロックブーケ、スービエ、ノエルの使う攻撃手段についてです。
それでは以下に3者の使う攻撃を見ていきましょう。
使用者
使用技術
対処法
ロックブーケ テンプテーション 見切り、、霧隠れ、精神耐性、性別男以外 ロックブーケ ウインドカッター 金剛盾、ソードバリア、シャドウサーバント ロックブーケ 体力吸収 霧隠れ、シャドウサーバント ロックブーケ ゴーストライト 霧隠れ、精神耐性、状属性防御を上げる(確率) ロックブーケ ダークスフィア 霧隠れ、キャンディリング、状属性防御を上げる(確率) スービエ 触手 霧隠れ、金剛盾(確率)、シャドウサーバント スービエ 電撃 雷属性防御100以上 スービエ サイクロンスクィーズ 状属性防御124以上 ノエル 音速剣 見切り、霧隠れ、金剛盾(確率)、ソードバリア、シャドウサーバント ノエル つむじ風 見切り、霧隠れ、ミサイルガード、シャドウサーバント ノエル カマイタチ 霧隠れ、ミサイルガード、シャドウサーバント ノエル 稲妻斬り 霧隠れ、金剛盾、ソードバリア、シャドウサーバント ノエル 流し斬り 見切り、霧隠れ、金剛盾(確率)、ソードバリア、シャドウサーバント
確実に防げない対処法については(確率)と付けています。
また、ガーダーはあまりにも確実性に欠けるので書いていません。
さて、これらの攻撃の中で一番危険なのはどの攻撃でしょうか。
答えはスービエの使う電撃とサイクロンスクィーズ です。
この二つを防ぐには、雷防御100以上、状態防御124以上必要になります。
防具の組み合わせの中でこの二つを同時に満たすものは存在しません。
つまり防具だけではどちらかしか防げないことになります。
防具だけでは、とありますが、エアスクリーンを使ったとしても上記の防御力を確保することはできません。
このままではスービエが出現してから毎ターン約1/3の確率で防げない攻撃が来ることになります。
これではあまりにも突破率が低すぎます。
しかしながら、これらの攻撃にも付け入る隙が存在します。
まず、 サイクロンスクィーズはイド・ブレイクを使うことでダメージを減少することができます。
弓技イド・ブレイクには、魔力減少の効果があります。
これにより、サイクロンスクィーズを防ぐのに必要な状属性防御は109になります。
イド・ブレイクの魔力減少の効果が発生するのは確実ではないため、何度か撃ちこむ必要があります。
次に電撃についてです。
電撃には「最大HPに対する現在HPの割合が減少するほど、威力が減少する。」という性質を持っています。
七英雄における上の「現在HP」は撃破に要するダメージの総計ではなくて、
形態変化までに要するダメージを現在HPとして電撃のダメージが計算されます。
ちなみに最大HPは6000になります。
七英雄のHPと防御力0の時の電撃のダメージの関係は次の通りです。
七英雄のHP 電撃のダメージ
(必要な雷防御)6000 500 (100) 5500〜5999 484 (97) 5000〜5499 468 (94) 4500〜4999 452 (91) 4000〜4499 436 (88) 3500〜3999 420 (84) 3000〜3499 404 (81) 2500〜2999 388 (78) 2000〜2499 372 (75) 1500〜1999 356 (72) 1000〜1499 340 (68) 500〜999 324 (65) 1〜499 308 (62)
そこで、上のサイクロンスクィーズの理論と総合しまして、
魔力低下後のサイクロンスクィーズを確実に防ぐ状属性防御に加えて、できるだけ雷防御を高めた装備、
宵闇のローブ+魔石の指輪+キャンディリング+メロウリング(雷防御66、状防御112)
を用意した上で、七英雄から攻撃を受けるとき、常に七英雄のHPを999以下にすることができれば、
電撃とサイクロンスクィーズの両方をダメージ0にできます。
しかし果たして七英雄のHPを常に999以下に持っていくことができるでしょうか。
ここで腕に覚えのある方は10分ほど時間をとって考えてみてください。
その方がこの後の理論を理解しやすいかと思います。
考えてみようと思った方のために申しますが、
まず知っておかなければならないことは、霧隠れを使うターンは
電撃、サイクロンスクィーズが向かってくる可能性があるということです。
ターン開始時から霧隠れ状態の時のみ、七英雄はテンプテーションしかしてきません。
また霧隠れした状態から攻撃した場合、七英雄は防御するときとしないときがあり、
与えるダメージが安定しません。
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考えましたか?
では結論を申しましょう。
以下のように行動します。
こちらが攻撃を加えスービエが出現した状態からスタート 皇帝の行動 ターン開始時の
皇帝の状態七英雄のHP
七英雄の行動 1
5001ダメージ以上の攻撃 −
〜999
2回攻撃 2
霧隠れ or フェザーシール −
〜999
2回攻撃 3
攻撃 霧隠れ
6000
ノエル出現、攻撃はテンプテーションのみ 4
5001ダメージ以上の攻撃 −
〜999
3回攻撃 5
霧隠れ or フェザーシール −
〜999
3回攻撃 6
攻撃 霧隠れ
6000
4人目出現、攻撃はテンプテーションのみ 7
5001ダメージ以上の攻撃 −
〜999
4回攻撃 8
霧隠れ or フェザーシール −
〜999
3回攻撃 9
攻撃 霧隠れ
6000
5人目出現、攻撃はテンプテーションのみ
お分かり頂けたでしょうか?
5人目出現以降も同様の行動をします。
「○回攻撃」と書いてあるターンが電撃、サイクロンスクィーズが来る可能性のあるターンです。
この作戦では、霧隠れの恩恵無しで七英雄の複数攻撃を受ける必要が出てきましたが、
このとおりに行動することによって、電撃とサイクロンスクィーズ両方を防げるようになりました。
賢明な方はお気づきであると思いますが、この作戦について、いくつかの欠陥が存在します。
それについては後に述べます。
再び、ロックブーケ、スービエ、ノエルの三者の攻撃方法について考察していきます。
上の作戦で霧隠れなしで相手の攻撃を受けるターンがあるため、もう1度吟味する必要が出できました。
再び以下の表を参照ください。
使用者
使用技術
対処法
ロックブーケ ウインドカッター 金剛盾、ソードバリア、シャドウサーバント ロックブーケ 体力吸収 シャドウサーバント スービエ 触手 金剛盾(確率)、シャドウサーバント ノエル 音速剣 見切り、金剛盾(確率)、ソードバリア、シャドウサーバント ノエル つむじ風 見切り、ミサイルガード、シャドウサーバント ノエル カマイタチ ミサイルガード、シャドウサーバント ノエル 稲妻斬り 金剛盾、ソードバリア、シャドウサーバント ノエル 流し斬り 見切り、金剛盾(確率)、ソードバリア、シャドウサーバント
使用技術からすでに装備で防げる精神攻撃とダークスフィアは除きました。
また対処法に霧隠れが使えなくなったので削除しました。
上の表を参照して、必要な技術を摘出していきましょう。
まず見切れる攻撃はすべて見切ります。
技欄を使う以外にコストがかからない見切りを使わない手はありません。
そして、体力吸収を防ぐのにシャドウサーバントは欠かせないので、冥術を持ちます。
また霧隠れ状態の時はシャドウサーバントの身代わり効果は発動しないので、
霧隠れするターンの時にウインドカッターが来たときのために金剛盾が要ります。
以上より、用意する術は地術と冥術が確定しました。
霧隠れのサポートなして攻撃を受けるターン(2つ上の行動表でいうとターン1、ターン4、ターン7)は、
金剛盾とシャドウサーバントを利用して、敵の攻撃を無効化します。
防ぎきれる確率は十分高いのですが、体力吸収とカマイタチが同じターンに来ればそれでお終いだったり
するので油断はできません。
※上記戦術の欠陥
ここまで来れば前半戦を突破できる可能性は十分にあることがお分かり頂けたかと思います。
この戦術を考案した後、テスト戦をしてみると、
この戦術は当初思った以上に前半戦を突破できる可能性が低いことがわかりました。
というのも、この戦術、実は七英雄に「先手を取られる」と言うことを考慮していないのです。
上で書いたこの戦術の欠陥とはこのことです。
七英雄が新たに出現した次のターンはその新たに現れた英雄に確実に先手を取られるだけでなく、
素早さによる競争にもしばしば負け、先手を取られることがあったからです。
(英雄が新たに出現した次のターンに確実に先手を取られることはこのとき気が付きました。)
実際5001ダメージを与えるターンにおいて、
先手を取られてカマイタチを食らえばシャドウサーバントを消され、それでダメージ計算が狂ってしまったり、
スービエに先手を取られて電撃を食らえばそれでダメージを食らってリセットです。
というかスービエが出現した次のターンはしっかりスービエに先手を取られてしまいます。
これではダメージ計画の意味がありません。
しかしながら、まだ捨てたものじゃありません。しっかりこれらに対する対処法が存在しました。
それは、クイックタイムです。
クイックタイムをあらかじめ使っておけば、こちらが確実に先手を取ることができます。
さらに4人目以降が出現した次のターンに使えば、危険な4回攻撃のターンをスキップすることができます。
これでペインなどの危険な攻撃も食らう心配はなくなります。
クイックタイムによる効果は大きく、前半戦を突破できる確率が飛躍的に増加します。
しかしクイックタイムは消費術力が大きく、必要なポイントすべてに使用した場合、
術ポイントが250あってもほぼすべてを使い切ってしまいます。
そのため後半戦の戦術によってクイックタイムを使う回数を調整する必要があります。
よってクイックタイムについて考慮するのは後半戦の戦術が確定してからにし、
結論を述べるのは次項に移すことにします。