12月7日

マジバケ、ついに発売!!!

 この日をどんなに待ち望んだか…予約したのは正解だった。夕方5時ごろには売り切れておった。まあ探せば売ってる店もあろうが。さすがファミ通で35点…って今週発売の某GBAソフトも注目度低いのに殿堂入りしてました。たはははは(爆)

事件の香り

 デモ画面では15年前の戦争の話が語られた。前情報では全くなかったこと。

 始めるとさっそく主人公を決めなければならない。男の子、名前は「カガサ」。精霊は獣。名前の由来はありません。普通の名前でも良かったけど、考えるのがかえって面倒だったし、食べ物の名前は登場人物とかぶってしまいそうだったので、聞いた事もないような「名前っぽいもの」にしたわけで。

 臨海学校に出発する前から物語は不安な空気が漂ってくる。いわく「毎年行方不明者が出てるらしい、校舎の門が臨海学校の次の日に誰かに破壊されている」とか…
 そしてガナッシュの姉の話。さらに校長がなにか企んでいるらしいとか…

 いろいろあって出発シーン。バスの運転手、「さすらいの天才ドライバー」バルサミコさん、やけに自己主張が強い。さらに校舎の門をぶち破って出発してたのはこのおっさんだったことも判明。

 海岸にたどり着いた主人公たち。クラスメイト達との雑談が結構名文ぞろい。特に古代機械のカフェオレがナイス。「ウミノミズガ ナンデショッパイカ シッテルカ?」なんてきどってみたり、夕日を見てポエムを語ったり…たぶん、全文引用しないとうまく伝わらないです。

 「海賊の宝が眠るかもしれない洞窟」で「まつぼっくり」だけ見つかって、それでがっかりさせておいて、後でその洞窟から「エニグマ」たちが現れてクラスメイト達はさらわれてしまう。そして、こうなる事を校長は知っていたらしいと、マドレーヌ先生の回想シーンで語られる。
 残ったのは主人公と、虫好きのセサミ。洞窟にはあやしげな黒い渦巻きが…当然入るしかないので入ってみる。そのまま主人公は渦の向こうに消える。セサミはついてこなかったが、後から来たエニグマにやっぱりさらわれてしまう。

 渦のむこう、たどり着いた先はどこかの森。そこではじめて精霊と出会う。そしてクラスメイトとの再会。
 森の奥の洞窟を抜けてパペット族の町に着くと、そこでもやはり事件が…

冒険の感想

 いや、もう何から書けばいいのか…

 とりあえず画面は綺麗です。一枚絵CGなどはドット絵芸術レベルです。でもそれよりもシナリオの切れが鋭い。
 シナリオは「仲間が行方不明、生死に関わる事態」と、かなりハード。
 でも世界そのものは明るく、楽しげ。たとえば回復アイテムが「カエルグミ」とかいう「カエルの魂が入ったグミ」で、その辺をはねてるやつを捕まえて手に入れるという妙なものだし、まつぼっくりがその辺に転がってたり、とか転がってるものが多い。
 メッセージも楽しい。精霊と友達になろうとしたらアイテムがなくて「誠意が足りない」って言われたり。聖剣伝説にもあった、「役に立たないけど面白い図鑑」も登場。なぜかモンスターの体長と体重が載ってる「モンスター図鑑」のほかに「種族図鑑」なんてのがあって、「カエルグミ」から「パペット族」、「こんにゃく様」まで…
 真面目になったり気取ってみたり、おどけてみたり、突き放したりと、ごちゃごちゃしてていい世界だと思う。全体が楽しくて懐が広いという印象。

 しかし問題点もちょっとあり。移動時の操作性がちょっと悪いとか、6人で並ぶと隊列が長くて見にくいとか、あとセーブを忘れがちになってしまうというのもある。まあこれはすぐ慣れると思う。
 ゲームシステムはまだよく見えてこないけど、序盤は単体魔法主体で戦うので少し厳しい感じ。
 ダンジョンが結構広いのだけど、脇道を無視すればすぐ進める仕様らしい。脇道にはアイテムや精霊が隠されてるけど、それを飛ばして急いで進んでもいいみたいだ。携帯ゲームの割にボリュームがある感じだけど、時間が少ししかない時は脇道を進めるのがいいかもしれない。

 …でも、この画面は目が疲れる。今日の私が疲れてるだけなのか…

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12月8日

 「マジカルバケーション」の説明書には、任天堂らしくスタッフが載っている。なぜかシナリオライターがいない。おそらく、誰が代表して書いた、という感じではないのだろうと思う。

仲間を求めて

 パペット族が殺される事件は、結局無益な争いがあっただけで、やりきれない結末となった。遺跡から引き返して様子を見に行かなければよかったのか。そしてこのことが後にどんな影響を与えるのか。

 遺跡の先で魔バスを発見。今は壊れているがカフェオレがいれば直せるかもしれないという。そしてその先には愛の大使の村があった。

 すべてを愛するがゆえにエニグマでも殺したくはない。村長のムスコさんの苦しい心境は非常につらい。愛の為に戦うのも本当の愛ではない、全てを愛するのみだという村長。エニグマを倒した後、どこかへ去った村長の息子とは再会することもあるのだろうか…

 その後、ヘンなボスを倒してから、ショコラが目の前でドワーフに連れて行かれるのを目撃、カフェオレがオーブンに改造されて「カエルグミ3つ」で売り払われたらしいという話も聞く。カシスとも再会するが、すぐ別れる。とりあえずセサミが虫を追いかけて止まらなくなってるところで今日は終り。

 体が弱くて控えめなブルーベリーと、強くて優しくて少しこわいレモン。二人のすれ違いと深い理解。こんなシーンがさらっと出てくるのがうまい。全編小さな名シーンという感じ。とても素朴に楽しめる。

戦闘シーンとか

 戦闘は変わってきた。敵は強め。攻撃は基本的に魔法なんだけど、属性によっては基本の魔法でも複数攻撃で使いやすい。また、強力な魔法は極端に消費MPが多くて、自然回復するとはいえ連発はできない。でも強力な魔法を使ったほうが成長も早い…バランスの取り方が難しく、面白い。回復魔法が全MP消費だったり、MP回復魔法まであったりというのも、無体なようで実はよく考えられている。
 ただ、戦闘シーンが結構ながいので、落ち着いてプレイするべきだと思った。

 相変わらず、回復アイテムやまつぼっくりがそのへんに転がってるのは楽しい。拾わなくても全然問題ないというスタンスが面白い。拾わないといいことがあるらしいとも言われるが…それはキビシイ。

 シナリオが切れ目なく次々進んでいくのはいいのだけれど、どこでやめればいいのか迷ってしまったり。どこでもいいんですけどな。続きが気になっていくらでもプレイしたくなる。

 とにかく面白いんだ〜。少し前の2DRPGの良さを十分持ちながらも新しいものとなってる。これは買っとけ〜。

 …でも、もうクリアした人がいるのはちょっと速すぎじゃんか〜

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12月10日

 愛の大使の宿屋で、「お代はラヴでけっこうですの」なんて言われちった。某S社のゲームで聞いたような(笑)

こんにゃく様がしゃべるのは当然じゃない!

 こんにゃく様がしゃべったのことにものすごく驚くセサミ。こんにゃく様は唐突に現れた人ではあったけど、大したエピソードもなしにさらっと流れてたから、いて当然の人だとばかり(笑)

 で、セサミは仲間にならず。その先でオーブンにされたカフェオレをカエルグミ青10個で引き取る。魔バスの部品になるためドワーフの街へ向かう…得意料理のミートパイを作れなくて、しかもボロ扱いされて投げやりになってるカフェオレがとても哀れ(笑)
 今回はレベル不足を感じたので、まえの迷宮で精霊を集めたりした。刃の精霊は「カエルグミを全部捨てろ」なんて言うもんだから捨てちゃった。時間が無いと進めにくいのは弱点かな。

 ところで、パーティがある程度入れ替えられるようになったんだけど、そんな状態で「ピスタチオのセリフにキルシュがツッコミ」というシチュエーションがあった。これってすごい文章量ってこと?それともそんな大したことじゃないのだろうか?

日記の続き

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