前の感想

ドッギャァーン

実にッ!
実に奇怪だった!
キラは死なない!どのような仕掛けになっているのか
イージスの自爆攻撃に全身を焼かれているのに!

最強のパイロット・キラは親友の友人(とおぼしき人物)を殺してしまい、そのショックで怒った親友は勢いでキラを殺そうとして、そのおかげでキラはプラントに行けて超強力なモビルスーツをもらったうえに、親友とのよりも取り戻せたのでした。
言うなればスズメの舌を切った婆さんが幸福になるような物語。あるいは犬を殺した爺さんが。
だがそれは助けたツル(ラクス)の恩返しでもあるのだ。しかし竜宮城へ連れて行ったのは謎の人物マルキオだった…
マイク・タイソン以上にラッキーだと思わんかい〜!?

(マルキオ導師はたぶん重要人物ではない

Phase-40 暁の宇宙(そら)へ

暁…ちょい微妙な気もするが。

まだ攻めてくる連合軍。連合3ザコたちは薬ですぐ回復してくる。キラは再出動、迷いながらも「この人たちを守りたい」というアスランにディアッカは「はじめて意見が合ったな」と協力の意思を示す。ディアッカはともかく(本当はそうでもないが)、キラ&カガリ以外と全く話してない(ディアッカがいたことに気付いてすらいなかったほど、キラひとすじだぞ?)アスランがあいつ「ら」を死なせたくない、か…
3ザコはザコ相手にはめっぽう強い。だいたいストライクダガーの攻撃も一発で致命傷になるビーム。しかしフリーダムはその程度ではへこたれない。そこにジャスティスが助けに来る。協力してくれるアスランに「どうして?」と驚くキラ(驚くほどでもあるまい…)。戦闘を眺めて「私も出る!」と学習能力ゼロのカガリ(指揮官らしい…)。
それを潜水艦から見るクルーゼ。見慣れないガンダムにも興味を持つクルーゼだが、どうもバスターがオーブに加わっていることには気付いてないようだ。ついでに謎の女フレイについてイザークが文句たれるのをのらりくらりのクルーゼ。何を言いたいのかさっぱりわからん…
案の定3ザコはすぐパワー切れで、他の連中も帰ってしまう。しかしオーブには勝ち目はない。このままでは持たない。先週の戦いを見ても本当かと疑問だが、それは愚問。ウズミ様の言うことはいつも真実に決まっておるのです。
かくして、アークエンジェル脱出命令が下る。ウズミ様は連合もプラントもダメダメと断じ、オーブ国民はどっかへ避難、オーブの後をアークエンジェルの若者達に託そうというのだ。それからオーブ軍も新造艦クサナギで宇宙へ脱出する準備。マスドライバーを使うのだ。
そしてちょうどまた攻めてくる連合軍(忙しいやつら)と逃げ出すアークエンジェル。ウズミ様はカガリに逃げるよう説教し、自分は残るつもりだった。
そして見送られるカガリに唐突に「きょうだい」がいるとか言い出して赤ん坊のキラとカガリと母親らしき見知らぬ女性(キラ母ではない)が映った写真を渡し、マスドライバーに乗るクサナギにカガリを叩き出す。
3ザコはそうはさせじとクサナギを狙うが、アスキラに阻まれ全く当たらず。そのうえアスキラの合体攻撃にあえなく置いてかれる。アスキラはクサナギにつかまって離脱。
そして次の瞬間。
ウズミ様はマスドライバー基地ごと自爆したのだった。カガリの悲痛な叫びがこだまする…
そして新エンディングへ…最後にラクスとキラを並べずにはいられないようだ。個人的にはアスランとキラにしてほしいところである。

ディアッカはアスランよりうちとけてるが、目の前のキラが誰か分かってるのだろうか。
そしてマスドライバーの加速重力がゼロなのはまたしても超技術だろうか。そりゃそうでないとカガリが地上の自爆を見れないけどさ〜。そんなタイミングで自爆するメリットはなんなのさウズミ様。自爆するならせめて敵を巻き込みなさい。
そしてこのタイミングでキラとカガリがきょうだい(姉か妹かわからない)だって教える理由はなんなのだろう。っていうかこの二人の顔が似てるとか前のエピソードで少し匂わせていたとか以前に誕生日と年齢が同じだってことが随分前から明らかになってたので、今更驚く人も少なかったようであります。

上戸彩:ガンコレ5。上戸彩の親父はザクタンクが好きらしい。MSV世代ッ!?

Phase-41 ゆれる世界

「世界」を「ザ・ワールド」と読んでしまうのはジョジョの読みすぎ。

てか新オープニングだがもう伏線どうたらはどうでもいいッ!
今週はまたしてもエピソードが停滞気味でありまして、ウズミ様のくれた写真がちょいと波紋を呼んで、母親らしき人物はキラもカガリも知らない人なわけだったり、クルーゼの乗ったシャトルはちゃんとマスドライバーの加速重力があったりとかで。
謎のナチュラルの少女・フレイがクルーゼといっしょにいることにイザークは不審に感じるが、そのフレイは謎の仮面男(28)に父親の面影を見ていた…!そしてそんなことはキラたちにとっては知ったことではない。きっとフレイがさらわれたことも知らない。
アークエンジェルとクサナギのとるべき道は、だ。出航したばっかりだが、早くも(早すぎ)水のことを考え始めて、廃墟のコロニーを目指すのだ。そこは何らかの施設が生き残っているらしいというアスランに、フラガはそれでいいのかと(ついでにその場にいなかったディアッカも)問い掛けるが、それでいいのだとアスランも答える。でアスランはもう一度親父と話しあいにプラントに行こうと決意。
さてプラントでラクスがゲリラ放送によって戦いのアホさ加減を訴える間にもパトリック議長(未だ干されてないらしい)の演説が街のモニターに大写しになってたりして、そのドサクサでクライン前議長は押し入ったザフトに射殺される。
で、月の連合基地ではアークエンジェルの2番艦ドミニオンにナタル・バジルール艦長と。そんな感じ〜

アークエンジェルはどこを目指してるのだろう…
こんな早い段階で水を取りに行ったら遠回りでかえって水を消耗するような気がするが、それよりもその後どこへ行くかが全く見えない。ザフトを滅ぼすか?ブルーコスモスの本拠地を討つか?ていうか、敵の親玉たるアズラエルは先ほどまで目の前にいたのを知ってる?
そして画面に一瞬映ったコーヒーカップを持つ男……まさか、だろ。

上戸彩:ガンコレ5の続き。親父は調子に乗ってホワイトベースを買ってきてしまう。

Phase-42 ラクス出撃

ドッギャァーン

実にッ!
実に奇怪だった!
アンディは死んでいない!どのような仕掛けになっているのか

とか言ってる場合ではない!
「も…もしかしてツイてないのは…オレの方か!?
キ…キラのやつが生きてたのが絶対に「おかしい事」だったんだ
ヤツが「生きてるのは」太陽が西から昇らないのと同じようにおかしい事だったんだッ!」
回想四天王の筆頭たる砂漠の虎が生きていていいはずがないッ!今までこの男の台詞に何回つき合わされてきた!死んだ数週後には灰色になって空に浮かんだ男が!

プラントでは「ラクスは利用されているだけ」ということにされて、ピンチのラクス派はついに行動を起こすことを決定。パトリックはフリーダムがオーブにいたことをクルーゼから知る(バスターやジャスティスがオーブにいたことは気付いてないらしい)。さらにザフトの新造戦艦にはあの砂漠の虎が。なぜ生きとるのだ。
さて、アスランは一人乗りのシャトル(というべきか)に乗ってプラントへ向かうという。しかしジャスティスは置いていく。なぜか?たぶん自分の身柄がどうなるか危ないから、かなあ。もし自分が戻らなければディアッカにジャスティスを譲るようなことを言うが、ディアッカは応じず。アスランが絶対帰ってくるべきだ(てめー絶対生きて帰る覚悟でいけよー)と考えるからか、それともこいつはバスターが好きなんだろうか。もっともディアッカの出番はこれだけなのでどうでもいいのかもしれない。
ジャスティスは置いていくが、アスランには護衛としてキラ&フリーダムもついていくことになる。途中でキラに帰るよう言うアスランだが、それなら最初から「来るな!」と言っとけばいいのに。もちろんキラはそんなこと聞かずにそのへんで待機するのだった。
連合のシャトルに乗ってきたアスランは、あまりよい歓迎をされずにパトリックのもとへ。いくら機密とはいえ、ろくに連絡もよこさなかったアスランにパトリックは冷たい。というか会話がかみあってない。ラクスにそそのかされたアスランに対し、ナチュラル皆殺しとかたわけたことをぬかすパトリック。ジャスティスやフリーダムの居場所をしゃべらないアスランは撃たれて拘束された。だがラクスが事前にアスランの危機を察知していたらしく、移送されるところでラクスの腹心ダコスタ(虎の元部下)が助けてくれる。ザル警備なザフト。そのころ新造戦艦エターナルは指揮官の虎たちによって乗っ取っられていた。そう、虎もラクス派だったってわけだ!ラクスとアスランも合流。
だがエターナルを阻止すべくザフトのジン部隊が攻めて来る。ラクスがなにやら説得放送を流すが、兵士達にはさほど影響なし。しかたなく攻撃開始(ひどいことにラクス側の先制攻撃。説得しておきながら…)。コクピットを狙うなと無茶なお願いのラクスに困る虎であった。だがエターナルはジャスティスとフリーダムの専用艦であり、MSがない!多勢に無勢、ピンチのエターナルをキラが助けに来る。待ってました!であるが、たった一機のMSで逆転できるというのはどうしたことかと。エターナル、あっさり逃亡。ザフト側、MS全滅(人的被害少なし)。ラクスを見て驚くキラだが、さらに虎(FF10ふうに言うなら死人(しびと))を見て目を丸くする。……もう少し驚け!
かくしてアークエンジェルはちょっとした艦隊を形成してしまった!気が付けばかつてないほど賑わっている!しかもいつの間にかどっかのコロニーに着いてる!(また時間飛ばし攻撃)
カガリにしてみれば気になるのはアスランの婚約者のことだが、それは”元”なのだとアスランは寂しそうに言う。ラクスとは恋愛感情もあったのだけど。
で、ラクスはというと、キラと何やら(いつものように)楽しそうに話しているが、内容は聞こえない。と、突然「父が死にました」と泣き出す……?なんか順番が変ではないか…?気がゆるんで思わず、って感じでもないのだけど、泣き忘れてたのだろうか。泣く瞬間をキング・クリムゾンで吹き飛ばされたとか(JOJO第5部参照。非常に都合のよい能力)

さてクルーゼはといえば、今週は胃薬でも飲むかのように例の薬をフレイの前で飲んでたが、そのせいでフレイに薬を持ち出されてピンチだ。ザルにもほどがあるが、それとも本当に胃腸薬…?

上戸彩:また1/100の話。イージスガンダムはもういないんだよ…

Phase-43 立ちはだかるもの

ディアッカ・エルスマン。バスターガンダムに乗る、狡猾で危険なライバルだった彼は、いつのまにか和み系へと華麗な転落を遂げた。
だが、変わってしまったのは何も彼だけではなかった。
その名はフレイ・アルスター。「ヒロインのひとり」だった少女である。

フレイはいつのまにかザフトに馴染んでいた。もはや何気なく作戦会議を聞くフレイを不審に思うものは誰もいない。イザークもあきらめたようだ。あの何考えてるのかわからないクルーゼ隊長はフレイに心を開いて、いままで全く表に出さなかった気苦労を語ったりする。そしてフレイになんかのデータの入ったディスクを託す。
フレイが何の説明も無くザフトに溶け込むさまは、すでにアークエンジェル時代以上だ(仕事してないのは前と同じだが)。
それは何気なく食堂でミリィやチャンドラたちと食事をとるディアッカも同じだった。ディアッカがナチュラルと仲良くする特殊な才能を持っていたように、フレイもコーディネイターと同調できるのだ。そしてディアッカに決して日が当たらないように、フレイもまた…いやもちろんディアッカよりはマシですが。

私は、フレイがこの作品の歪みの象徴のようが気がして好きではなかったのだが、今のなんだかわからないけど我道を行くフレイは結構好きだったりする。そして捕虜もどきから作戦要員までレベルアップしたフレイは、このペースなら最終話にはプラント最高評議会議長まで行けるだろう。せいぜい頑張れ

でさー、あのアズラエルっておっさんは何様なわけさー。あのおっさんがムカついてまともに視聴したくないんですがー。
まあ簡単に言うとナタル艦長はすげー強い人でした。しかもアークエンジェルに投降を促すこともやってのけ、冷静かつ人間性にも問題ない超優秀軍人で、早口で適格な指令を下してアークエンジェルたちを窮地に陥れるさまはまるで第2話のキラ・ヤマトのようですらある。これで、もともと無かったアデス艦長の優位性は潰え去ったのだった。というより細かい火器管制まで艦長がやる仕事かという気もする。ここでナタル艦長はあのやかましいブルコスのおっさんに「あなたは艦長ではない!」と一発決めて欲しいところだった。
この艦長のオーラに影響されたのか知らないが、3バカも今回は結構強く、シャニ抜きの二機だけでフリーダムを苦しめたりするが、しかし連合には他のモビルスーツや戦艦がなかった
その最中にフラガはクルーゼをニュータイプ稲妻で感知して、ストライクとバスターは戦線をはずれていく。
クルーゼはというと、アークエンジェルらの様子を見るため、彼らの停泊しているメンデルの内部に向かうのだが、ここメンデルはバイオハザードが起こったから破棄され、それゆえに施設も無事というわざとらしいコロニーだった。かくして投げっぱなしだった仮面とフラガの因縁、44話にして3度目の遭遇となるのかーっ。

上戸彩:1/60フリーダムは5000円もする。

Phase-44 螺旋の邂逅

フリーダムにミサイルが炸裂直前!が前回のヒキで、今週の冒頭もそれをしつこく描写するのだが、本編がはじまったときには既に無くなってやんの…
ここ数週間ずっとキング・クリムゾンの射程内にいるようだ。ちなみにキング・クリムゾンの詳細はジョジョファンですらよく分からないので知らない人はあまり気にしないほうがいい。

でもって今週は戦闘がメインなのかな。ドミニオンの戦力は実際にはダガーを何機か持ってる(先週もいたよ、本当は)のだが、相手は50機のジンを一瞬で無力化するモンスターを1機、それからドミニオンと同等以上の戦艦を3隻だから、はっきりいってナタル艦長は可哀想すぎる。すぐヤク切れする3人だけで勝てるわけねえだろアズ公
で、連合追い払った後はメンデル内部に行ったディアッカとフラガをフォローに向かうキラ。アスランは居残りで、アークエンジェルの修理手伝いだ。
メンデルに来たザフトはクルーゼの新型「ゲイツ」と、おなじみイザークのみ。内部で具体的にどう情報を集めるつもりなのか知らないが、彼らの前にはストライクとバスター。
ストライクにフラガが乗っていることに気付いてうれしそうなクルーゼ。ディアッカの機体が奪われたと思って怒るイザーク。今まで忘れてたクセに…
だがバスターにディアッカ本人が乗ってることにすぐ気付いて、生きてたことは嬉しい、と言うもののやはり敵であることは変わらず。ディアッカはキラが割りこむことを認めず、とりあえず地面に降りてイザークと生身で向かい合う。
フラガはというと新型の前に大ピンチ、コクピット内部の損傷で脇腹を怪我するが、クルーゼもキラの攻撃で一瞬で無力化されてしまう。クルーゼはそのまま機体を捨てて、付近の建物に走って逃げていく。フラガとキラはそれを追うが、そこはどうにも不可解な施設だった。何かの生物を研究していたような…そしてキラの名を聞き、どうしたわけかクルーゼはそれがキラ・ヤマトだと気付いた。
そしてクルーゼは語る。ここがキラの生まれた場所なのだと。クルーゼが投げた写真はカガリが見せた写真と同じだった…

ラウ・ル・クルーゼ。彼は裏のある男というより、裏しかない男だ。そして彼にまつわるエピソードはこれまで驚くほど少なかった。ここまで来て彼が重要人物であるというのに違和感を感じるものの、それよりもったいぶらずにさっさと説明しやがれ。あと数話で本当に終わるのか?!
一方ディアッカ。彼が戦う動機もようやくはっきりしてきた。ナイフで殺されかけたところをサイに助けられ、銃で撃たれそうになったところをミリィに助けられた、彼らはいい人だ、ナチュラルにもいい奴がいる、ということだ。そのとき銃撃った赤毛女が現在イザークの顔見知りであることに運命的なものを感じるが、そもそもナチュラル皆殺しをかかげるザフトに従うのはおかしいというのがディアッカの主張。ニコルやアスランが逃がした第8艦隊にトドメさしてたころは考えなかっただろう。というか、その頃のザフトは皆殺しなんちゅうアホなことは考えてなかったと思うのだけど…
えーい、混乱してきた。だいたいイザーク!お前がディアッカのことを全く気にかけなかったのは何故だ。今までディアッカ投降後にイザークが言及したのは、「バスターとは違うんだよ!」とフラガにすごんだのみ。まさかアスランのことで頭がいっぱいになってたか?「僕とアスランみたいな関係にならないで」ってキラがディアッカに忠告するのはそういうことか?!

え〜い、なんかおさまりが悪い…
上戸彩がガンダム4号機と5号機を紹介するが、これだって元はガチャポンのSDガンダムのために書き起された設定であり、いまさら復活するのはネタギレ感が強い。SEEDだけではバンダイはご不満のようだ。ついでに言うとまだ6号機と7号機の設定もあるから、続きを想定してあるのも間違いなかろう。

Phase-45 開く扉

メンデル。そこは遺伝子改造人間の開発施設があるコロニーだが、そこで起こったバイオハザードがなんだったのかは誰も語らない。施設と関係なかったりして…

キラ・ヤマトについて。クルーゼはアスランから名を聞いたときは気づかなかったらしい。
キラが他のコーディネイターに比べて異常に強いことはすでに明らかだが、その強さには理由があった。彼は遺伝子改造段階で「最高のコーディネイター」として造られていたのだ。キラの本当の母はそれに反対したが、改造技術におぼれ、完璧超人開発の野望に取り付かれた本当のキラ父、ヒビキ博士はそれに応じない。その時点でキラ母はカガリを身ごもっていた。キラは人工子宮で生まれている。つまり、このふたりは厳密には双子ではない?誕生日が同じなのは偶然か、もしくは本当の誕生日ではない?
ところで覚えている人がどれほどいるのか知らないが(少なくとも私は気づかなかった)、「キラとカガリらしき赤ん坊を連れて逃げる母(ヤマトさん)の姿」が以前に描写されたことがあるそうだ。キラはその「不自然さ」ゆえにブルーコスモスなどから付けねらわれていたらしいが、とにかく本当の母は死んだのか、キラはヤマト夫妻が、カガリはウズミ様が引き取って育てたということだろう。そこにどんな事情があったのか知る由も無い。
だがクルーゼのヨタ話に関してカガリが蚊帳の外であることだけは確かだった。

仮面男とムウさんの関係とは。
ラウ・ル・クルーゼはメンデルで起きた事を唯一知っていた人間だ。その正体は、ムウさんの父アル・ダ・フラガのクローン。これまたヒビキ博士の仕事だが、この人クルーゼ〜キラで12年経ってもあまり変わってない。
息子ムウに母体の問題によって何か不満があったらしい父は、違法なのを承知で「自分自身」を作らせたのだ。
クルーゼは父を憎んでいる。そして炎上するフラガ邸。今、偶然にもムウ・ラ・フラガの暗い過去もついでに明らかになった。だがムウもメンデル出身なのだろうか。ムウはただのナチュラルではないのか?そしてラウさんはコーディネイターなのか?
何か怪しげな薬を常用しているラウさんだが、クローンであるがゆえの破綻があるのだろうか?そしてフラガたちのみならず、イザークにすら隠す必要のある素顔とは?
それはともかく、「この宇宙で唯一人、すべての人類を裁く権利」があるというラウさんだが、彼は単に「自分を創った世界を恨むクローン(変態)」でしかない。そんな権利はどこから来るのか、残り数話しかないが、まだ仮面の下に隠してあるのだろうか?なぜこの人はいつも嬉しそうなの?

メンデル驚異の技術力。ここでは生まれてくる子供の眼の色までも完璧に作ることができるという。ただし不確定要素は母体にあるので、母親は厳重な管理下におかれる。
……いや、つっこむまい。
それにしても、コーディネイター技術はジョージ事件以降も進歩しているらしい(あたりまえだが)ので、「新しい第一世代」のキラは、より優秀な人間となるわけだ。これは将来的にはもっともっと強くなっていくということではないのだろうか。
そしてフラガの親父はジョージ・グレンにそっくりだが、これは偶然?他人の空似?それよりクルーゼとジョージ・アルスターの声が似てるほうが気になるって?
てか、ムウ失敗を確認してからラウを開発してたら年齢に差が生じそうだが、そうでもないのだろうか?

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。
キャンセラー欲しさに死のリスクをも恐れないアズラエルだが、勝率ゼロだという気がするのはなぜだろう?ムルタさんが信じて戦うものは何ですか?

ディアッカとか。
クルーゼ問答の間、ずーっと直立不動でディアッカに銃を向けてたイザークと向けられてたディアッカ。ストライクのパイロットは今フリーダムのパイロットであり、アスランの友達のコーディネイターであることをイザークにバラす。ちゃんと判ってたんだディアッカ。刺されそうになったことで正義に目覚めたディアッカに対し、「だまされてるんだお前は」とアスランみたいなこと言うイザーク。「ディアッカ、キラ、少佐」と微妙な順番で呼びかけるミリアリア。
メンデルで仮面が外れたクルーゼだが、自室の引き出しにはまだ沢山残っていた。これはきっと部下(フレイとか)に配ろうと買っといたのだろう。そしてヤク切れで珍しく冷静さを欠くクルーゼだが、薬を飲めば一分たらずで回復する。恐ろしく即効性のカプセル錠ではないか。
そしてフレイは、捕虜引渡しと称してクルーゼによってドミニオンまでのディスクの運び屋とされる。先週までの言動から見て、DISCにはたぶんスタープラチナニュートロンジャマーキャンセラーのデータが入ってるのだが、これが戦争を終わらせるのだとクルーゼは言う。だがフレイでなければならない理由は謎だ。
それにしても、結局何も進行してないように見えるのは気のせいではなかろう。回想シーンも久し振りに大盤振る舞いだった。特にフレイのシーンとか、誰も見てないアラスカ基地とか、なんでここで思い出すのよ?
えー、最後に。戦闘シーン多かった。偉い。ありがと。

で、クルーゼ隊長は何しにメンデルに来たの?

上戸:プラモミュージアムとかズゴックEとか。うーむ…

Phase-46 たましいの場所

フレイの乗った救命艇が射出される。助けを求めるフレイの声に、キラは同様する。そして、一瞬の戸惑いからフリーダムは頭部を破壊されてしまう。
それでもフレイを助けなければ。この戦場で、無謀にもフレイのもとへ向かっていくキラ。だがそれを止めたのはアスランだった。

アスランはフリーダムの首根っこつかんで後方へ引いて、その途中で轟沈するヴェサリウスに敬礼していく。
フレイは、ドミニオンに行ってしまった。
メンデルでは真実に衝撃をうけ、フレイも救えず、キラの精神は危険な状態だった。ラクスはそれを慰め、アスランはそれを邪魔しないように笑顔でカガリを連れて出て行く。

泣き虫のキラは、もう泣かないと決心したのだ。だけどキラは泣くしかなった。
どう見たって、アスランのせいだった
ああそうとも、頭部を破壊されちゃあ流石のフリーダム様も大ピンチだろうさ。そんでもってキラもまともじゃあなかった。だからフレイの叫びも聞かずに無理やりキラを引きずり戻したアスランの判断は正しいさ。アスランが代わりにフレイを助けにいく気もなかったようだし。さんざん不自然な状況で、いまさらまともな判断を下されても困るがな。そんでもってキラを引きずったままヴェサリウス轟沈に無理やりつき合わせて、挙句に泣きそうなキラにまともな言葉も無く、ラクスひとり残して好きなだけ泣かせてやろうってか。
私は、アスランの笑顔がとてつもなく嫌だった。アスランにとってはフレイなんて聞いたこともない女だろうが、キラにとって彼女がどれだけ大きい存在か想像もできないんだろうさ。
……キラとフレイは不自然な出会い方で不自然な関係だったけど、それでもキラはフレイを守らなければならなかった。その理由や、この2人の今の関係もどうだっていい。
キラが、守りたがっていたのに。そのキラの望みを絶ったのは、不可抗力であったとしてもアスランなのだ。
そのアスランが、謝ろうとも考えずに笑顔でいられるのか?何の責任も感じてないのか?

ああ、いまさらアスランに期待なんてしてなかったけど、フレイだって唐突な出番ではあったのだけど……

今週は、実は世界観の根底を揺るがす規模での大事件や問題発言が頻発していたのだが、もう正直言ってそれらにも上戸彩にも触れたくない。
私は、このエピソードだけでアスランが嫌いになった。
「いまさら何言ってんの?この番組の人物なんてイベントのために動いてるだけじゃない」とか言われそうだが、これは無人島以来、どころか過去最悪だ。
ああ、しかし今週のアスランに触れている人は少ないようだ。私はどうかしてしまったのだろうか。

キラは完璧な人間なんかじゃない。弱点だらけの弱虫のグズだ。だけど「出来た人間」のアスランよりはずっとマシだ。
キラがこのショックから立ち直るときこそ、彼は「本当の主人公」になれると思う。

Phase-47 悪夢は再び

*スタンド:「キング・クリムゾン」について
このスタンドは、数秒間だけ「時間を吹き飛ばす」ことができる。これが発動すると、世界中の全ての経過が消えて、結果だけが残される。その間、全ての人間の記憶は無い。銃を撃とうとしていれば、いつの間にか弾丸が発射されているように感じるし、動いていたものは瞬間移動して見えて、読んでいた本はどこを読んだか覚えていない。
そして、キング・クリムゾン本体だけがこの吹き飛んだ時間の中で自由に動くことが出来て、他人はその動きを見ることもできない。
……おそらく、この説明で理解できる人間はいないと思うが、とにかく「経過が飛ばされる」ということである。
ニュートロンジャマーキャンセラーの開発経過、キラとフラガとフリーダム回復の経過、新しいストライクの製造、アークエンジェルの移動、連合の侵攻、すべての時間は消し飛んだのだ。数日、いや数週間ほどの時間が。

ほとんど偶然でニュートロンジャマーキャンセラーを手に入れたブルーコスモスたち。まずエネルギー問題をなんとかしろと言うおっさんたちをアズラエルは無視。
しかし、いちおうナチュラルにとっても世間的には「悪の組織」であるブルーコスモスがエネルギー問題を解決したら、一体どういう世界になるんだろう。

キング・クリムゾンの影響でキャンセラーは即実用化。ザフトの要塞ボアズをさっそく核攻撃で突破。そのままプラント本土へ押し寄せる連合軍。
え?もうザフト絶滅?いやいや、プラントを守るため、ラクスたちが核エネルギーの超メカを送り込んできたから安心だ。かくしてプラントは核攻撃だけは防ぐことができた。
だがそこで満足する悪の帝王パトリックではない。プラント近くの要塞ヤキン・ドゥーエ(前にキラに50機のジンを倒された要塞だ)の裏にミラージュコロイドで隠した「ジェネシス」という凄い兵器があったのだ。イザーク隊長はその威力を知っているらしく、フリーダム&ジャスティスに逃げるよう叫ぶ……!
ジェネシス、発射!
以上。
短い!

キング・クリムゾンが発動しすぎではないか、と思うが、そもそも戦闘シーンが邪魔に感じてしまう。この番組の戦闘は文字通り「戦闘」でしかなく、見得の効いたアクションもドラマもないからだ。しかも戦闘を削るとその分は回想になってしまう。困った。
もう鋼の錬金術師(試しに読んだ原作は結構面白かったので期待)が始まってしまうというのに、戦ってる場合か?それとももう語ることが無いのか?吹き飛んだ経過を語ればいいのに…

そして元歌姫よ。
「平和を叫びながら、その手に銃を取る。それもまた悪しき選択なのかもしれません。でもどうか、今は、この果てない争いの連鎖を、断ち切る力を!」
間違ったものも正しい使い方をすれば正しいものになる(島本和彦「レッドカード」より)。悪の力によって作られたフリーダム、ジャスティス、エターナルを平和のために使おうとする姿勢は立派だ(ということにしておく)。しかしだ。「平和を叫んでその手に銃を取る」のはブルーコスモスもザフト軍も同じじゃないのか?連合・ザフトの平和と、ラクスの平和。これらの違いを明かさない限り、悪しき選択かもしれない、じゃなくて、完全に悪ではないのか?
そしてね。反逆者勢力であるラクスたちがで戦争を終わらせたら、それって完全にクーデターであって、それに民衆はついてくるだろうか?従わない民衆は力で抑えつけるか?最後の一人まで。
ラクスたちの戦後は、きっと暗い。

上戸彩:HGUCゼータガンダム!ゼータ劇場化の噂もあり、結構本気感が漂う。

Phase-48 怒りの日

ニュートロンジャマーキャンセラーを手に入れたブルコスたちはプラントを核攻撃。冒頭が先週と同じとはひどい。
だがプラントも強力ガンマ線レーザー(原理不明)ジェネシスで反撃。連合艦隊は大半が壊滅してしまう。しかし怒りに燃えるアズラエルはまだ逃げない。ジェネシスを地球に打ち込まれるわけにはいかないのだ。そう、地球の危機なのだ
アズラエルは冷静さを失っていたが、その言い分は結構まともだ。実際地球はピンチ。もちろん先に攻撃したのはアズラエルだ。しかし、正直言って今のプラントは放っといてもジェネシスを撃ってきそうだから、アズラエルの先制攻撃は旧人類が生き残るためには無理も無いことではないのか。
いや、もう何が正しいのかわからないのだけど、どっちつかずで戦場をうろついているキラたちにはこの戦争は終わらせることは不可能だと思う。この戦争が終わる手段は、どちらかの軍が全滅するか、あるいは両方の軍が全滅するしかないだろう。末端の兵士ですら純粋な憎しみで戦っているようだからだ。
てことで、キララクとアスカガとムウと艦長、ついでにディアッカとミリィ、あとイザークとイザーク母の恋愛(死亡?)フラグだけ立てといて、自信タップリのカガリはストライクルージュに乗ること決定!そしてここにきてラウさんが新ガンダム「プロビデンス」で緊急出撃!ジェネシス第2射は月を狙う!
ジェネシス、発射!
短い!ヒキまで前回と一緒じゃないか!

プロビデンスが出動してるのに、あんまり盛り上がらないのはなぜだろう。「イベントを消化している」感覚があるせいだろうか。
一方、ストライクルージュ。できれば幻であってほしかった。カガリが活躍することなどあってはならないと思うからだ。しかも「訓練してる」とか「アストレイの連中より強い」とかこのお嬢さんに言われて信用できますかい?主役機の威厳を失ったかわいそうなストライク…
でもって、キラとラクスは恋愛関係でいいのかね?
もうフレイのこと忘れてしまったのか、キラよ。
なんで君はこの事態に笑顔なのですか、アスランよ。

もう残り2話。
両軍が生き残って終わるには、「神」かゲッターロボ(漫画版)かさもなくばマルキオ導師の力を使うしかないと思う。もしパトリック・ザラとアズラエルが死んでも、今の調子では数日もしないうちにその跡を継ぐ者が現れるに違いない。
いっそのこと戦争が終わらないで全滅エンドもアリかもしれないと……って来週導師復活?!

上戸彩:ハロのミニチュアみたいの。

Phase-49 終末の光

ストーリー:なんかすごい戦いがあって沢山死んだ。

今週のチェックポイント:アスランはやっぱりキラの親友だった!
キラが敵MSロックオン→不殺!
アスランが敵戦艦を巨大ビームサーベルぶったぎり→確実に死亡!
キラがカラミティに斬りつける→オルガピンチ!
アスランがそこに斬りつける→オルガ死亡!
親友を思いやるアスランは、キラくんが殺さないですむように、殺すしかない相手を引き受けてくれてたのだ!
良かったねアスラン!キラと同じことしかできないやつだと思って悪かった!キラくんは殺人できないもんね!さすがのキラも戦艦を撃ったら絶対殺しちゃうもの。オルガにトドメさすのもアスランがいなかったらキラの殺人が増えちゃうところだったさ!

上戸彩:一年もよく頑張った。上戸彩CMはDVDになるらしい。金出して買う気はないけどさ、ちょっと応援したくなっちゃう。いやこれは本当。
でもって1/100ブリッツとかさりげなく発表と。アストレイHGには触れてなかったな……

えー、これだけじゃ駄目かい?死亡リストつくっとく?

シャニ→イザークに殺された。
オルガ→アスランに殺された。
アストレイ3人娘→ザコに殺された。
フラガ→クルーゼに殺されなかったが(何故!?)、アズラエルからアークエンジェルをかばって殺された。
バジルール&アズラエル→マリューさんの復讐攻撃に殺された。

ドミニオンのクルーは全員脱出しやがった……
次週はイデが発動ですナー。

Phase-50 終わらない明日へ

そこで何が起こったか理解するのは困難なことだった。気持ちの整理もつけようがない。けれど、この世界は滅びるのだろう。
形だけの和平は成るかもしれない。けれどそれは本当の平和じゃない。お互いを本心から理解しようとする者はいないのだから。
戦士たちは平和を望まない。憎しみに心を奪われた人間は、もう元の世界に戻ることもない。
呪われた時代コズミック・イラは、ラウ・ル・クルーゼという一人の変態が望んだままに、滅びの道を歩むことになるのだ。

フレイ・アルスターは幸せだったのだろうか?
キラが見たものは、甘ったれた戦士の見た幻か……

アークエンジェルを撃たずにキラも撃たずにフレイだけ撃った、何をしたいのかわからなかった変態仮面隊長。
もうザフトは十分勝ってるのに、地球を狙い、ついでになぜか要塞を自爆させようとしたパトリック・ザラ。
止めるために自爆しようかと考えて結局すぐに考え直すアスラン。
ラクスとはじめて会話できたカガリ。
視聴者の混乱の元凶にして、最後に限って全然目立たなかったラクス。
強い力を持ちながら、倒すべき敵を見出せなかったばかりに結局何も守れなかったキラ・ヤマト。
シャトルの罪も35話を最後に忘れられ、最後の最後で一番元気だったイザーク。しぶといやつディアッカ。

みんな、みんな大好きだったよ……
さようなら……

上戸彩:一週遅れ地域ではどうするのかと思ったら、先週と同じとはな!

戻れ、キラークイーン!