< 第3章 >
<ポイント>
ガソリンを調達してきた秋子はロケの続きに入る。その頃、控え室ではバスローブを身に着けたアスカが車椅子の上に子供の柩を置いていた。
秋子はエミに車椅子を持ってくるように指示した。
エミは控え室の車椅子に子供の柩らしきものがあるを目にした。
後から入ってきた秋子と一緒に柩を開けようとしたがビクともしない。すると柩がひとりでに開き、赤ん坊の遺体が姿を現して二人とも驚く。アスカは「触らないで!」と柩の方に駆け込む。
柩は元の場所に埋める事にした。無意識に柩を掘り返した事に責任を感じていたアスカは屋敷を去ろうとした。アスカは勝手に取材班の車を運転して木に車をぶつけて傷害を負った。
大事には至らなかったが、結局取材は引き上げることになった。
車のほうは前部分を大破でどうにもならず。秋子はガソリンスタンド(歩いて30分)まで電話をしに行こうとした。秋子はこの屋敷で怪しい現象が次々に起こる事に不思議に思ったのに対し、和夫は能天気に問答を交わす。とうとう秋子は頭に来てしまう。ついカッとなって侘びを入れる秋子。二人が屋敷を振り向くと、雲行きが怪しくなってきた。
帰りの支度をしているエミ。背後ではアスカがスッと起き上がっていた。
エミは振り向くと、横になっていたはずのアスカがいなくなっている事に気づいた。
アスカは覚束ない足取りで廊下を彷徨っている。
アスカを追ってエミは灯りのポツポツと点っている薄暗い廊下を探った。
暗闇にさしかかった所…。
突然影が一斉に動き出した!!
影に怯え、絶叫するエミ。ついに屋敷の外に飛び出した。
戻ってきた和夫と秋子の方に駆け寄り、「この家、影が生きてるよ!」と言って泣き出した。
※ここから先は猟奇的なシーンが描かれています。自信のない方は「戻る」でお願いします。
その頃田口は、故障した車の電気系統を調べるためにテスターを探していた。目の前に白い帯が垂れているのに田口は気づき、引っ張ってみるとアスカが出てきた(このページを編集している小生もびっくり)。田口は気分が悪そうに横になっているアスカを抱き起こすと、アスカは田口の背後に巨大な黒い影が迫っている事に気づき、「みんな死ぬわよ、みんな死ぬ!」と叫んだ。
恐怖で腰を抜かす二人。逃げようとするが、田口が影に捕まり、胴体部分を溶かされ始める。
アスカは部屋を出たが、影はしつこく迫ってくる。影は巨大な触手を伸ばし、行く手の灯りを粉砕する。
別の部屋に入り、影からは逃げ切れたが、目の前の壁に奇妙な顔の幻影が映し出されていた。
さっきの部屋に入り、田口を探し求めた。テーブルの上の箱が突然開き、十数個の赤い球が床を転がる。アスカは無言で球が転がるのを見ている。そして胴体を溶かされた田口に足を掴まれた!
アスカは逃げようとしたが、田口は必死にアスカの足にすがる。半狂乱になったアスカは工具箱のスパナを取り出し、田口をメッタ打ちにして殺した。
部屋を出ると田口が置いていった大斧が突然動き出す。アスカは車椅子に固定されたまま、倒れた大斧の餌食になる。車椅子は即死したアスカを運んだまま動き、そして停止。鮮血が滴り落ちた。
− 続く −
和夫「取れちゃったよ。」(アスカの物損事故で破壊した車のバンパー)
※ゲームの攻略本には和夫の年齢が45歳、秋子は映画の中で和夫は今年は厄年(42歳)と言っている。オリジナルの映画のほうが正しいかもしれない。
田口「連れてって…連れてってよ…!」