< 第2章 >

どうやらアスカはエミが見つけた半分焦げてる赤ちゃんの絵を見て泣き叫んだようだ。
そして夜になった。
和夫と秋子はアスカがポラロイドで撮影したフレスコ画の分析にあたっている。その結果、フレスコ画の作者が何らかのきっかけで画風を変えた事が分かった。

大斧が廊下を走る。

エミが持ってきた菓子をつまみながら作者がみまわれた事件の謎を探ろうと思う和夫、その一方事件の謎は自分が番組を担当している以上は自分で探ると主張するアスカ。これに対し、ドキュメンタリーはみんなで分担して制作するものと諭す秋子。
屋敷を探検しようと部屋を出る和夫が扉を開けると大斧が振り下ろされた!
田口が物置から大斧を引っ張り出してみんなに見せようとしたものの、斧が重すぎてよろめいている。騒動で心を引っ掻き回されてついにキレて車椅子を突き飛ばすアスカ。そして田口は斧を戻そうとふらついてとうとう床に斧を振りかざしてしまい、秋子に注意されて壁際に斧を戻しておいた。

寝そべりながら作業をしている秋子に近づくエミ。
母の形見のエプロンを身に着けている。
小さい頃の母の思い出話、秋子の結婚・子供の話…。
エミはエプロンを秋子にあげようと思ったけど、秋子はエミが着たほうが母さんが喜ぶわよと。

寝床でゲームブックを読んでいる和夫に対しエミに上着の脱ぎっぱなしを注意される。エミは和夫の靴下を脱がして顔に投げつけた。
そしてエミは床に就き、和夫が明かりを消す。

フレスコ画の前で田口が汲んできた水で洗髪するアスカ。田口はフレスコ画に映るアスカの大きな影を目にする。タオルを持ってきた田口。するとアスカは「私のあかちゃんを返して…。」とつぶやく。タオルを外すと恐ろしい表情で田口に迫ってきた。

田口は恐ろしくなって逃げ出した。その一方、アスカは外に出て例の石積みのあった場所を掘り返して、柩らしきものを取り出した。柩には半分火傷を負った赤ん坊の遺体が納められていて、食堂で見たフレスコ画に描かれた通りだ。アスカは柩から赤ん坊を取り上げ、微笑んだ。すると赤ん坊の遺体が絶叫のごとく泣き出した。

屋敷中に響き渡る赤ん坊の泣き声にメンバーは皆目が覚め、恐怖に怯えていた。

そして何事もなかったように夜が明けた。

早速、秋子はガソリンを調達するために屋敷を出て、ガソリンスタンドを探した。

一番近くにあったガソリンスタンドは古めかしいタイプで車が何台か置いてあり、事務所には呼んでも誰もいなく、アメリカンフットボールの試合がテレビで流れていた。柱時計は9時35分。
らちがあかず、仕方なく秋子は事務所を出る前にレジにあった請求書に「山村健一」と書かれていたのを見た。外にある赤い車では同じくアメフトの中継をラジオで流していて、山村なる人物(配役:伊丹十三)が車の下で整備をしていた。試合に興奮しているせいか、車を整備していた山村が体を大きく動かし、その勢いでラジオが滑り落ちてジャッキのレバーに接触、そのせいで車体が降りてしまい、体を圧迫する事になる。秋子は赤い車に押しつぶされそうになる山村に駆け寄り、山村は赤いレバーを引いて車体を上げろと指示したが、秋子が下がるほうにレバーを引いたため、さらに車体が下がってしまいバタバタ苦しむ事になる。

山村は秋子にジャッキを上げてもらって何とか車から脱出した。

秋子が持参したポリタンク(18リットル入り2ケース)にガソリンを給油する山村。タバコを吸いながら給油するってどんだけ命知らずなんだよ(スタンドの壁にチラッと火気厳禁の赤い注意書きがあったにもかかわらず)。
給油を待っている間、秋子は山村の車の運転席に土偶らしきものが飾られているのを見つけた。山村はそれを取り上げて自分のポケットにしまった。
ガソリンを入れたポリタンクを秋子の車のトランクに入れ、山村は秋子からは命の恩人からは金は取らないと秋子の支払いを断った。


秋子は間宮邸で撮影があると山村に言うと、山村が忠告する間もなく屋敷へ戻った。
山村は立ち去る秋子の車を見ながら土偶を見つめていた。

− 続く −
 

<ポイント>

アスカ「やめて下さい!」
和夫「どうして?」
アスカ「レポートしてるのはあたくしです。この番組はあたくしの感性で作ります。事件の秘密はあたくしが探ります。あなた方はそれを撮ればいいのです。これはわたくしの番組です!」

和夫「真っ暗になるぞぉ〜。」

山村「違う!違う!上げろー!上だ!」