ラストバトル


 【竜の首コロシアム】セリス

 とうとう残るボス戦は、ラストバトルのみとなりました。はじめに言っておくと、 このラストバトルは最後の死闘を楽しむもの、というよりはやっつけ仕事になります。

 なぜなら、それは単純にこれまで通りの制限を維持してラストバトルに挑戦しても、 全く歯が立たないどころか、勝てる気すら無いからです。一応、試行錯誤はしましたが どうあがいても今までの条件のセリス一人では勝てませんでした。

 ラストバトルは第1ラウンド、第2ラウンド、第3ラウンド、ファイナルラウンドと 全4段階で構成されています。各ラウンド別で勝つだけなら、かろうじて勝てる見込み のあるラウンドはありますが、やはりやるからには全ラウンドぶっ通しで勝てなければ 意味が無いと思うのです。というかラウンドごとに分けても、普通にファイナルラウン ドのケフカに勝てません。

 となると、問題はラストバトルにあると言うより自分が設定した制限にあるはずです。 ラストバトルのみでも、何か条件を緩めて勝てる戦術を立てなければなりません。緩め られる条件はたくさん考えられます。

 ・キャラクター、オリジナルコマンド
 ・人数
 ・店での買い物
 ・魔法
 ・裏技
 ・アイテム攻撃
 ・Vコーディー(魔法回避率128以上)

 この中から何を制限解除したいかを独断と偏見で選ぶ事になったわけですが、まずセ リス以外のキャラクターで挑戦してしまうと、本攻略の象徴が崩れてしまうためよろし くない。それは人数に対しても同じことです。

 続いて、店での買い物は許可したところで大したアイテムを売っていないので却下。 魔法は使いようによっては面白そうですが、これ以上魔法習得数をいじると、条件の説 明がややこしくなっていまうため保留。

 裏技は、セリス一人だと『誰でも装備』ぐらいしかできませんが、それだけではまだ まだ厳しいので却下。

 となると残るはアイテム攻撃かVコーディーです。どちらもラストバトルで使わなけ れば、全編通して『アイテム攻撃禁止』や『Vコーディー禁止』と言い切れる大きな制 限。しかしアイテム攻撃だけを解除しても、防御手段が貧弱なままでは勝てないので、 結局は最終的に残ったVコーディーを制限解除することに決定しました。

 Vコーディーを使うとなると、魔法回避率を最大限に上昇させるためにライトブリン ガーが欲しいところです。ライトブリンガーは、コロシアムでラグナロクを賭けてダイ ダロスに勝利すれば入手できます。



 ○ダイダロス
 HP12280 アンデッド 即死有効
 フレアスター、フレア、ファイアウオール、打撃、ブラスター

 ☆聖剣奪還計画
 なんでコロシアムにはこうも即死有効な敵が多いのか。お馴染みの即死攻撃が炸裂し そうな勢いです。ただ、注意しなくてはならないのは、相手はアンデッドモンスターだ ということ。即死攻撃は即死攻撃でも、普通の武器では斬れません。

 しかし斬鉄剣だけはアンデッドでも斬れるのでこれを使います。よって装備品には斬 鉄剣、フレイムシールド、ミラージュベスト、リフレクトリング、皆伝の証さえ装備さ せておけば攻守共に整って完璧。

 ☆戦闘準備
 セリス(レベル6)HP120
 斬鉄剣、フレイムシールド、ミラージュベスト、リフレクトリング、皆伝の証

 ☆戦術
 即死が発動すれば勝利

 ☆作戦実行
 ラグナロク級のレアアイテム変換さえこんな簡単でいいんですかと。ライトブリンガ ーこんなあっさり貰っちゃっていいのかと。



 【瓦礫の塔】セリス

 準備は整いました。これが最後の突入です。ラストバトルでセリス以外の余計なパー ティーは少しでも省くため、1チーム1人でそれぞれ3つのパーティーを組みます。セ リス以外のパーティーは、素早いロックと、モルルのお守りのモグで行くことにしました。



 『戦闘準備』

 セリス(レベル6)HP120 MP50 レビテト状態
 ライトブリンガー
 フォースシールド
 バンダナ
 ミネルバビスチェ
 ホワイトケープ
 セーフティビット
 魔石セイレーン

 エーテルスーパー(エリクサー)1個

 バトルスピードを1に変更。

 装備品の解説などは、それぞれのラウンドにて。と言っても、こればっかりは既出の ものが多いので読み飛ばして下さっても結構です。この時点で勝率100%は見え てるんで、プレイする側としての難易度は、貧弱な一撃一撃(一発150+α)で合計 313999ものHPを削るという疲労との戦いになります(苦笑)



 ●ラストバトル〜第1ラウンド〜

 『顔』
 HP30000
 スリップ殴る、磁場転換、ヘイスト、プロテス
 ダメージ約20000でモードチェンジ
 マグニチュード8、恐怖の視線
 顔を最後に倒すと、死に際にクエイク

 『長い腕』
 HP33000
 衝撃波

 『短い腕』
 HP27000
 真空波
 カウンター=打撃

 ★地を這う者達に捧げる歌
 Vコーディーで防げない攻撃はクエイクのみ。と言っても、ラストバトルの前に戦 っておいたスカルドラゴン戦のレビテトがセリスにはかかったままなので無害。した がって、このラウンドで死ぬ可能性は0です。

 まずはセリスにヘイストをかけて○ボタンを押しっぱなしにでもしておけば、延々 とけずり続けて短い腕→顔→長い腕の順に倒してくれます。というわけで、実はレビ テトは無意味だったりするお話。

 ★戦術
 ・セリス、自分にヘイスト
 ・「たたかう」に合わせて○ボタン押しっぱなし



 ●ラストバトル〜第2ラウンド〜

 『魔法』
 HP41000 沈黙有効
 魔法色々
 カウンター=魔法色々
 ファイナルアタック=デスペル、グラビガ

 『機械』
 HP24000
 魔導レーザー、拡散レーザー、アトミックレイ、グラビティーボム
 デルタアタック

 『殴る』
 HP28000
 打撃のみ
 カウンター=打撃
 ファイナルアタック=10連打

 『虎』
 HP30000
 フレアスター、サザンクロス、ノーザンクロス、死者の牙

 ★お前には黙秘権がある
 今度はVコーディーだけでは防ぎきれない攻撃に、『機械』のデルタアタックと、 『虎』のフレアスターが出てきます。両者ともに、長期戦では免れぬ攻撃ですから、 完璧な対応をしなければなりません。

 デルタアタックは、今までにも何度か出てきたように、リボンかセーフティビッ トを装備することで防ぐことができます。

 フレアスターは、まともに食らえば即死ですが火属性なので、ミネルバビスチェ を装備することで無効にできます。そこでミネルバビスチェ付きVコーディーを考 えた時、装備品を組み合わせてゆくうちに自動的に前述の装備が決定し、1つだけ あったアクセサリーの空きもデルタアタック対策のセーフティビットとなりました。

 鬱陶しいのは、リレイズなどの蘇生魔法をもつ『魔法』です。こういうのをやら れてしまうと、こちらがせっかく地道に削って倒しても復活させられるため水の泡 です。そうさせないためにも、沈黙有効という弱点を突いて、唯一の魔石召喚はセ イレーンに決まり。

 これで、後は合計10万を超えるHPを150程度の打撃で削るだけです。追加 ホーリーがたまに出ても、軽く500回以上打撃を叩き込む必要が…。

 ★戦術
 ・セイレーン召喚
 ・「たたかう」に合わせて○ボタン押しっぱなし



 ●ラストバトル〜第3ラウンド〜

 『まりあ』
 HP9999 MP10000 全属性吸収
 アレイズ、ホワイトウインド、やすらぎ(睡眠)

 『ねむり』
 HP40000 MP10000
 トルネド、メルトン、死の宣告、打撃
 カウンター打撃
 ダメージを30000程度うけるとモードチェンジ
 メテオ、トライン
 カウンター=メテオ
 ファイナルアタック=やすらぎ(即死)

 ★この世にマリアは二人もいらない
 今回も、魔法回避率無視攻撃に火風属性のメルトンがありますが、これは先ほど と同じ原理で対処できますので問題なし。メテオも、特殊攻撃なのでVコーディー でなら100%回避できますし、今まで恐ろしかった死の宣告も、同様にセーフテ ィビットで回避できるので全くの無害です。

 そうと分かればまた地道に削りたいところですが、厄介なのは『まりあ』の 回復魔法。これホントエロい。エロいっていうかいやらしい。このホワイトウインド のせいで、削っても削っても完全復活されてしまうため、このままではいつまでた ってもラチがあきません。

 なのでここは思い切って『まりあ』のMP切れを待つことにします。『まりあ』 がMP切れさえしてくれれば、こちらもなんとかダメージを与えられるようになる ので、まず『まりあ』同様にMP切れを起こしている『ねむり』にエーテルスーパ ー(エリクサー)を与えます。

 すると『ねむり』だけが再び魔法を使えるようになるわけですが、こちらとしては、 そこでメルトンを撃ってくれることに期待します。するとこちらがわざわざダメージ を与えるまでもなく、『ねむり』はメルトンで自分だけがダメージを受け続けてその まま勝手にモードチェンジまでいってくれます。

 そこからはメルトンを撃たなくなるため、こちらから地道にまた殴り続ける必要が ありますが、残りHPはすでに10000以下のはずなので、それまでの削り作業か らしてみればかなりの短縮。

 『ねむり』を倒したら、お次は『まりあ』。そのままライトブリンガーで殴り続け ると追加ホーリーで逆に回復させてしまうため、斬鉄剣あたりに武器持ち替えて前列 にします。後は同様に殴り続ければ、ようやく『まりあ』も撃破。

 ★戦術
 ・『まりあ』にヘイスト
 ・『まりあ』に「MPが足りない!」と表示されるまで待機。
 ・『ねむり』までMP切れしていた場合は、『ねむり』にエーテルスーパー。
 ・『ねむり』、自らのメルトンで自虐的モードチェンジ。
 ・『たたかう」に固定して○ボタン押しっぱなしで『ねむり』撃破。
 ・武器を無属性のものに持ち替え、前列にして後は『まりあ』を殴り続ける。



 ●ラストバトル〜ファイナルラウンド〜

 『ケフカ』
 HP62000 MP38000
 7ターン1周期
 1ターン目は必ず心無い天使
 破壊の翼、打撃、行動しない、トライン
 ファイガ、ブリザガ、サンダガ

 ダメージを29361受けると第1モードチェンジ
 4ターン1周期
 1T 「カオスを越えて終末が近づく…」
 2T ミッシング
 3T 打撃、トライン、リベンジャー
 4T 打撃、トライン、リベンジャー
 カウンター=打撃、ハイパードライブ
 1ターン目直後から3ターン目直前まではカウンターなし

 ダメージを54321受けると第2モードチェンジ
 3ターン1周期
 1T 「カオスを越えて終末が近づく…」
 2T ミッシング
 3T メテオ(魔法)
 カウンター=打撃、アルテマ
 1ターン目直後から3ターン目直前まではカウンターなし


 ★ディナーアウト作戦(←映画『スパイゲーム』より)
 さすがにラスボスのケフカともなると、Vコーディーでは防ぎきれない攻撃をいくつ も持っています。ミッシング、メテオ、アルテマ、ハイパードライブ。どれも食らえば 即死級。

 アルテマ、ハイパードライブはカウンターなので、こちらの攻撃の仕方に気をつけれ ば発動させる心配は無いとしても、問題はミッシングとメテオ。これは、まともにケフ カと戦おうとすれば確実にやってきます。特に、第2モードチェンジのこれらの行動を 回避するのは絶対不可能。

 したがって、安全な序盤のうちにひたすら待機してMP切れ待ちする他ありません。 MPが切れたら、ミッシングもメテオもアルテマも使えなくなるので攻撃し放題。とい きたいところですが、ハイパードライブだけは特殊技のせいか、消費MP0でも発動す るようなので、これだけに注意しながら削ります。

 第2モードチェンジまでくれば、後は○ボタン押しっぱなしでOK。長かったラスト バトルももう一息。


 ★戦術
 ・武器をライトブリンガーに戻し、半日くらい待機。
 ・ケフカに「MPが足りない!」と出ていれば削り作業開始。
 ・第1モードチェンジに突入したら、カウンターのハイパードライブにのみ注意。
 ・第2モードチェンジに突入したら、後は「たたかう」で○ボタン押しっぱなし。

 ★作戦実行
 ひたすら面白みの無い放置と作業の繰り返しで、一泊二日かかりました。やった。これ で、ようやく感動のエンディング!

 〜おまけ〜
 セリスの頭の防具に『バンダナ』を装備させたのは、よりエンディングを盛り上げる ためのただの演出ですのであしからず。



 【総合結果】ラストバトル

 今回のひとりでできたもん
 ・セリス[ラストバトル全ラウンド]

 最後がしょぼくてすみません。Vコーディーを解除しなければどうしようもなかったため、 勝率100%という1回で終えられる点のにひかれてこんなことになりました。本攻略はク リアすることが目的では無く、最初に立てた制限を維持しつつ低レベルのセリス一人で全ボ ス撃破することにこそ重視しているので、事実上制限を緩めずに三闘神を撃破 した時点で終了していると言ってもいいです。ですので、このラストバトルはそのおまけ、 ひたすら長いエンディングの一部としてとらえていただけると光栄です。FF10のエボン ジュみたいな感じ。



[瓦礫の塔もどるあとがき]
2style.net