FF6やりこみ 『低レベルセリス1人全ボス撃破』


■あとがき

 今回の条件を設定したいきさつはそもそも、低レベル攻略で『オリジナルコマンド封印』を やりたいと思ったのがきっかけでした。しかし制限を練り直していくにあたって、それは一人 ボス撃破のスタイルとなり、いざ実践しようという時には『オリジナルコマンド封印』は当時 の力量では組み込めないという結論に達し、いつか先に持ち越しということにしていました。

 ところが、実際にプレイしているとまだまだ条件の練り直し箇所を見つけ、最プレイと練り 直しを何度も繰り返しているうちに、本当に極限を目指すなら崩壊前に『三種の神器』を入手 しなければならないという壁にぶち当たりました。こればっかりは、一度入手してしまってか らまだ練り直し箇所を見つけてやり直し、ということは絶対にしたくありません。

 『オリジナルコマンド封印』を本気で組み込むことを考えたのはそれからでした。結果、オ リジナルコマンドで使えるのは『まふうけん』のみとなり、セリス一人ボス撃破という条件と も相まって、自分としては最高に満足のゆく条件が設定できました。

 ただ、今度FF6をやり込む時は、なるべく稼ぎ無しでできるような条件を設定してプレイ したいです。あと、ラストバトルでもちゃんと盛り上がれるような条件を。


■コンセプト(こだわり)を振り返って

 せっかくなので、『はじめに』のコーナーで決めていたコンセプトは達成できたかどうかを 振り返ってみたいと思います。


 1、できるだけ運の要素を省き、確実に勝つ。

 運の要素、と言えば『三種の神器』集めに他なりませんが、ここでしているのはボス戦での 話。ふと今までのボス戦を思い返してみても、発狂するほどリセットを要したボス戦というの が思い浮かびません。苦労したボス戦なら沢山ありますが、それらの苦労はほとんどが確実に 勝つための戦術からきています。

 普通これだけの制限をかければ、いやがおうにも二つ三つは勝率の低いボス戦があるもので す。まして今回は一人ボス撃破スタイル。しかし、それでもなんとか限られた制限を駆使して 突破口を発見できたのは、ある意味で運が良かったと言う他ありません。


 2、『勝率』のためなら最高状態の準備を。

 ただ『勝利』するだけでなく、『勝率』を上げることにもかなりこだわりました。特にそれ をいかんなく発揮できたのは魔神戦。戦術を一つ工夫しただけで、随分勝率を上げることに成 功しました。また、魔石のかけら投げが必要なボス戦でも、ジハード対策に魔法防御重視装 備をしたりといった感じで、あらゆる全滅の可能性への対処を考えて戦術を立てました。

 全体的に、勝率が10%を下回るようなボス戦は、今思い返した程度でも『ストームドラゴ ン』『ガーディアン』『女神』ぐらいのものでしょうか。この中ではストームドラゴン戦が極 端に低い勝率でしょうが、この戦闘はシステムの性質上、勝率とプレーヤーの手間が比例しな い方法を発見したため、再現しようと思えば簡単にできます。これで勝率というものは、単純に 制限で決まるものではなく、戦術や準備次第で1%にもなれば100%にもなるものだという ことを証明できたと思います。


 3、セリスの特性を最高に活かせるような戦術。

 もともと『まふうけん』は使えるだけ使ってやるつもりでしたが、いざやってみると『まふ うけん』が必要不可欠なボス戦が多かったのが嬉しかったです。ディッグアーマー戦やケフカ (ナルシェ)戦はもちろん、エアフォース戦然り、キングベヒーモス戦然り。

 装備面でも、武器では『ソウルセイバー』『ブラッドソード』『斬鉄剣』、防具では『ミネ ルバビスチェ』などが非常に役に立ちました。最初は、最も多くボス戦で戦えるという理由だ けでセリス一人プレイスタイルを選んだものでしたが、今となってはセリス以外のキャラは考 えられません。


 4、全キャラの個性を活かした戦略。

 ボス戦での主役はセリスですが、それ以外での稼ぎや雑魚戦、セリスが戦闘に参加できない ボス戦などで他のキャラも大活躍できたのは、我ながら大したものでした。特に、普段滅多に 使わないようなスロット、ストラゴス&リルムの瀕死必殺技の有効利用法を発見できた点は、 今後違うFF6やり込みをする際でも使えそうな気がします。と言っても、スロットはもう こりごりですが。

 唯一ウーマロだけが全く使えませんでしたが、元々は彼にも活躍の場は用意してありました。 それは狂信者の塔での雑魚が落とすエーテル集め。コマンド入力権関係なく殴り続けるウーマロ こそ、この狂信者のヒーローになる予定だったんですが、そこには大きな問題が。

 単純に、一撃一撃のダメージが思ったより少ない、という点です。そのせいで、エーテル 稼ぎはロックとゴゴがデボアハーンから盗んだ方が断然早いと結論に達し、あえなくウーマロ は狂信者の塔でもヒーローになりきれませんでした。無念。まぁ、飛空挺での留守番こそウー マロの個性ということで。


 ■参考サイト

 以下のサイトには、本攻略にあたって主にデータ集などを参考にさせていただきました。この場 を借りて、感謝御礼申し上げます。

 ・遠藤慎吾さんのFF6解析データ。
 ・HMX-2012さんのFF6レベル6×3人攻略の自己実証データ。



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