─ 前半 ─

侍、爺、黄下忍
アイテム 点滅(固定)、(固定)、点滅(固定)

 

抜けるか、死か。最後の時は来た。

狭い洞窟内での戦い。地形の基本構造は4面・一の回廊に近いが、床下・天井裏が無いので4面のように常時プレッシャーがかけられるということはない。代わりに、各所から5面にもあった毒煙が噴出している。噴出タイミングが完全なランダムであることも同様。

敵キャラはと、中ボス的な存在であるのみ。両者の性能は一級だが、他のキャラのフォローが無く、単独行動になるこの面ではそれもたかが知れているというもの。ほぼ完全にパターン化して倒すことができる。

 

得物は威力が重視されるため爆竹を選択。

毒煙は噴出タイミングがランダムなので、行き当たりばったりでかわしていくのは危険。噴出地点は完全に決まっているので、予め進むルートを決めておくこと。

侍は出現と同時に爆竹を撃ち込んで倒す。ポイントは以下の通り。

 
ランクが最高でも、分身を横一列に並べて爆竹全弾を撃ち込めば接近前に殺せる。セッティングができていなかった場合は「撃ち込み→天井張り付き→上からの撃ち込み」で倒せる。但し、毒煙の噴出位置に注意して動くこと。   4面同様「侍は必ず床側から出現する」という法則があるので、撃ち込む際は天井に張り付いた状態で待つ方が撃ち込む余裕が多くなり、楽に倒すことができる。よって、なるべく天井側にいるように心掛けるとより進みやすい。

注意したいのは侍の地形ジャンプ。この面の地形には段差は無いが微妙な傾斜が多数あり、侍がそれに反応して地形ジャンプすることがある。見た目には何気ない場所で突然ジャンプするので、ジャンプポイントが予測し辛く、不意をつかれる恐れがある。突然ジャンプされても、落ち着いてジャンプ軌道を見切って撃ち込むなり逃げるなりすること。

進め方としては、「移動 → 牽制(進行方向に向けて爆竹を数発連射)→ 移動 → 牽制・・・」を繰り返す形となる。一気に進もうとせず、常に侍の出現を警戒しながら慎重に進む。制限時間も、よほど極端な進め方でない限りは充分間に合うので、落ち着いて進むこと。
なお、地面側の毒煙をかわす際は小〜中ジャンプで跳び越すよりは天井まで跳んだ方が安全である(着地点を狙われる心配が無いから)。

 

1人目の黄下忍の後、少し進むと(正式には「無明上人」というらしいが、何かエラそうで生意気なのでここでは「爺」と呼ぶ)が出現する。適当に戦うと非常に手強い相手だが、そのアルゴリズムを利用してパターン化してしまえば容易に倒すことができる。

 
(1)出現ポイントはここ(毒煙の噴出ポイントが目印。前に出すぎて毒煙を食らわないように)。爺は出現時、必ず床側から天井に向かって斜め上へ跳び上がる。憶えておくこと。   (2)真上を通過していくところに撃ち込み・・・
 
(3)頭上を通過したら急いで天上に張り付き、背後から撃ち込む。   (4)画面端近くに着いたら引き返してくるので、主人公2〜3人分くらいの距離まで引き付けてから天井を離れる。
 
(5)爺が頭上を通過していくので、急いで再度天井に張り付き、(3)と同じように背後から撃ち込む。   (6)爺が引き返してきたら(4)と同じ要領で引き付けて避ける。以下繰り返し。
ポイントとなるのは天井を離れる際の引き付け。引き付けが充分でないと、爺が跳び上がって暴れ出してしまう。一度こうなると再度パターンに戻せるかどうかはほとんど“運”なので、しくじらないようにしたい。さほどシビアではないので、落ち着いてやれば大丈夫なはず。
もし暴れ出したら、おとなしくなるまで上下移動を駆使して避けるしかない・・・運。
 

・・・ここで実際に問題となるのは、爺自身よりも乱入してくる侍の方だろう。前述通り、対爺の攻撃パターンを崩すわけにはいかないので、侍もこの動きの中に巻き込んで処理するようにしなければならない。動き自体は変更できないので、優先的に侍に撃ち込み速攻で倒すしかない。具体的な戦い方は、毎回アドリブが必要なので示すことはできないが、とにかく「攻撃は爺よりも侍を優先する」ということは念頭においておくといいだろう。

 

下爆竹では侍を接近前に倒すことができないので、最初は鎖鎌を選択する。復活時ではなくても、6面で復活していてまだ下爆竹であったような場合も鎖鎌で。
攻撃の仕方は上爆竹と同じ要領。ランク最低時は侍の耐久力は鎖鎌4発分なので、ちゃんと連打すれば接近前に倒せる。
最初の黄下忍が出す点滅玉を爆竹に切り替えて取り、その後は上爆竹で進む。

後の進め方は通常時と同じ。これ以降は爆竹しか使わないので、2つ目の点滅玉は何で取るか考えなくていい。

 

 

 

─ 後半 ─

黒下忍、黄下忍(ボス戦のフロアで出現
アイテム 点滅(固定、フロア左端)、(固定、フロア右端)

 

このエリアこそ、「激ムズアクション・最後の忍道」という印象を決定付け、一躍有名たらしめた恐怖の奈落穴である。

構造は非常に特殊。とてつもない深さの縦穴を自由落下でひたすら落ちていくだけなのだが、穴の中には無数の黒下忍が刀を頭上に突き出した状態で浮いており、これらをかわしていかなければならない。

このエリアの黒下忍は、見た目は黒下忍だが全くの別物で、耐久力が雲水・侍並みで非常に硬い(得点も雲水・侍と同じ2000点になっている)。よって、黒下忍を倒して進むことはできなくなっている。レバー操作でかわすしかないのである。

 

黒下忍の配置は完全に決まっているので、100%パターン化が可能。というよりパターン化しないと話にならない。解析の巻で述べたように、このゲームは浮遊中の急激な方向制御が利かないので、高速で落下する中黒下忍の位置を見切ってアドリブで避けていくようなことは物理的に不可能なのである。よって、予めルートを決めておいて、ベクトル調整しながら計画的に落ちていかなければならないのである。

一般的にこのゲームで最も難しい場面と言われるこの奈落穴だが、それは「クリアパターンが完成するまで」の話。このエリアにはランダム要素が一切無いので、一度パターンが確立してしまえば完全に死ぬ要素が無くなる。パターン化が完了してしまいさえすれば、一転してこのゲームで最も簡単な場面となるのである。パターン確立までが勝負。

 

こればっかりは何度も死んで少しずつ憶えていくほかない。はっきり言って10回や20回では済まないので、相当の覚悟を持って挑むこと。ゲーセンでやる場合は相当金がかかるので難しいが・・・(多くの人がここで投げたと思う)。こうした「財力」だけが要求される作りは、アーケードのゲームとしては明らかな失点であろう。

閑話休題。突破ルートは幾通りも考えられるので、自己流のもので何の問題も無い。
一応筆者の突破パターンを紹介しておくので、「1からパターンを作るのが億劫」「ゲーセンでやりたいんだけどお金をかけたくない」という人は参考にして頂きたい。

 

★完全クリアパターンはこちら(画像多)

 

 

いきなり落下中からのスタートとなるので、心積もりしておくこと。やることは通常時と変わらない。

 

 

 

─ 大即身仏 ─

得物 水晶球から発する誘導弾
弱点 水晶球

 

水晶球からひたすら誘導弾を出すのみ。発射タイミングは完全なランダムである。なお、水晶球自体にも当たり判定がある。

<誘導弾の特徴>

・・・肝心の誘導の法則だが、残念ながら解明不能。ただ単純にこちらの座標を追いかけているわけではないようで、こちらがジッとしていても毎回違う軌道で飛んでくる。なぜあのようなジグザグの動きになるのかも不明。

 

最後の最後に厄介な相手である。とにかく攻撃内容が厳しい上、ランダム要素の固まりであるためパターン化することもできない。倒すには多分に“運”も絡んでくる。

はっきり言っていつまでも避けきれるような攻撃ではないので、避けを重視するよりも速攻で倒すことを目指すべき。幸い大即身仏の耐久力は低めなので、集中的に撃ち込むことができれば驚くほど早く倒すことができる。右図の撃ち込みパターンを積極的に取り入れていくこと。言い忘れていたが、得物は爆竹を使用する。
水晶球の高さが頂点になるようにジャンプして、頂点付近の長い滞空時間を利用して集中的に撃ち込む。これが最も効率がいい撃ち込み方。
 

 

  1. 地面で待ち、誘導弾を引き付けておいてから走って避け、誘導弾を地面にぶつけて消滅させる。
    なるべく大即身仏の近くでやること。開始直後のように誘導弾の数が少ないうちはかなり有効且つ安全な方法だが、連発されるとすぐに捌ききれず画面端に追い込まれてしまうため、終始これのみで倒しきることはまず不可能だろう。
 
  1. フロアの隅で待ち、誘導弾を引き付けておいてからジャンプでまとめて跳び越す。コンセプトとしては解りやすいが危険も多い。まず、4連発以上されるとほぼ跳び越しきれない。また、跳び越しているところに新たな誘導弾を撃たれた場合、シビアな避けをさせられることがある(状況による)。

 

  1. 予めジャンプして誘導弾を画面上へ引っ張り上げておいてから、下側を走って潜りぬける。先述のジャンプでの撃ちこみパターンと併用しやすいのでメインにしたい避け方だが、これにもやはり危険がある。まず、誘導弾が必ずこちらの動きについてくる保証は無いため、充分に上へ引っ張り上げることができない場合がある。水晶球の高さにあればほぼ確実に潜りぬけられるが、それ以下だと確実に抜けられる保証は無い。誘導弾が複数の時、中途半端に1個だけ上がってこなかったりすると、上下共に逃げ場が無くなって詰まってしまうこともある。

 

・・・これらを臨機応変に使い分けて避ける。2と3の詰みパターンだが、残念ながら対策は無く、これらの状態になったら諦めるしかない。1は余裕がある状態での安全パターン。簡単だが危険性も最も高いのは2。なるべくこれは使わないようにする(あくまで「方針として」)。3も確実性に不安があるが、撃ち込みを行いながらできるのが利点。きり返しには2よりもこちらを使いたい。

 

手強い相手だが、完全なランダムということは逆に非常に簡単なパターンしかこない場合もある、ということである。実際、運がよければ驚くほど簡単に倒せることもある。とにかく「嫌な攻撃パターンが来る前に倒してしまおう」くらいの心意気で攻めた方が展望が開けるはず。

 

得物は無論爆竹

まずは点滅玉(フロア左端)・青玉(フロア右端)を回収して装備を整えなければならないのだが、これがいきなり問題。黄下忍及びアイテムはスクロールアウトしてしまうと消えてしまうため(黄下忍は一旦消えて再度出現する)、上項3の避け方をしながら回収することができない。よって1をしながらフロア端まで行って回収しなければならないのだが、アイテムを回収しにいったところに誘導弾を連発されるとかなり厳しい(ちょうど2の詰みパターンと同じ形になってしまう)。4連発以上くるとまず終わる。しかし、残念ながらこれは運の支配領域。
点滅玉・青玉のどちらを先に回収するかだが、どちらかと言えば点滅玉の方が優先される。下爆竹では話にならないので。

 


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