・特殊ルールを廃れさせる

ここでは
『オープン』『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『サドンデス』『ウォールセイム』『エレメンタル』
の7つの特殊ルールの廃れさせ方について述べます。
なお、「カードの特殊ルールが伝達する仕組み」については、アルティマニアのp.163をご覧ください。





1.特殊ルールが廃れる確率

特殊ルールを廃れさせる際の基本は
「パーティが習得しているルールのうち、対象エリアに広まりうるルールを1つだけにする」こと。
つまり、「オープンとセイムを覚えている状況で、ランダムハンドとエレメンタルを消そう」とせず、
「オープンだけを覚えている状況で、ランダムハンド・エレメンタルを消す」
「セイムだけを覚えている状況で、ランダムハンド・エレメンタルを消す」
ことが重要なのだ。

アルティマニアによると、ルールが広まるor廃れるの判定は「広まるかどうか」の判定が3回行われた後に「廃れるかどうか」の判定が行われるらしい。
つまり、すべてのルールが等確率で広まるor廃れると仮定した場合、「廃れるかどうか」の判定に行く確率は

未伝達ルールが1つの場合: 6/7*6/7*6/7=216/343(=63.0%)
未伝達ルールが2つの場合: 5/7*5/7*5/7=125/343(=36.4%)
未伝達ルールが3つの場合: 4/7*4/7*4/7= 64/343(=18.7%)

となる。
さらに、そのエリアのある特定の特殊ルールを消去したい場合、そのルールが廃れてくれる確率は

未伝達ルールが1つの場合: 6/7*6/7*6/7*1/7=216/2401(=9.0%)
未伝達ルールが2つの場合: 5/7*5/7*5/7*1/7=125/2401(=5.2%)
未伝達ルールが3つの場合: 4/7*4/7*4/7*1/7= 64/2401(=2.7%)

となる。
この数字を見ただけでも、「そのエリアに広まりうるルールを1つだけにする」ことの重要性をおわかりいただけるのではないだろうか。
(実際には『オープン』ルールは広まりやすく、『ウォールセイム』ルールは広まりにくいなど、ルールによって伝達しやすさに差がある。
 そのため、広まりうるルールを1つだけにすることがより重要になる。)





2.パーティの習得ルールを1つだけにする

特殊ルールを広めないようにプレイしていると、バラムエリアには『オープン』、ガルバディアエリアには『セイム』しか広まっていないので、
これらのエリアでルールを覚えてから他のエリアへ行き、特殊ルールを廃れさせることにチャレンジすればいい。
しかし、様々なエリアでルール伝達を行っていた場合は、以下の人物を利用して特殊ルールを消去する必要がある。

バラム・バラム港1(MAP67-A)には、海を眺めているガーデン生徒がランダムで出現する。
(いない場合は一度ワールドマップに出てから、再度バラムに入るといい。)
この生徒にカードボタンで話しかけると、その時点でパーティが習得している特殊ルールと、バラムエリアの特殊ルールがすべて消去される。

たとえば、パーティが『オープン』『セイム』『ランダムハンド』を覚えており、
バラムエリアに『オープン』『エレメンタル』ルールが広まっている状態でこの生徒にカードボタンで話しかけると、
パーティは何のルールも覚えていない状態になるし、バラムエリアにも何のルールも広まっていない状態になる、といった具合。

この「ルールが消去された状態」でバラム駅1(MAP58)にいるカードクイーンに話しかけ、
(ここのエリアのルールの話)→30000ギル払って『オープン』を広めてもらう
とすると、バラムエリアに『オープン』だけが広まった状態を作り出すことができる。
さらにその後バラムエリアの人とカードバトルを行うことで、パーティも『オープン』ルールだけを習得した状態にすることができる。
つまり、「パーティの習得ルールを1つだけにする」ことができるわけだ。

また、Disc3終盤でエスタ・大統領の部屋2(MAP433)や飛空艇ラグナロク・客席(MAP496)に出現するエスタ大統領も同様にルールイレイザーとしての能力を持っているので、
エスタエリアの『ウォールセイム』ルールを廃れさせ、『オープン』ルールだけの状態にするには彼の力を借りるといいだろう。





3.特殊ルールを廃れさせる

2.の方法でパーティの習得ルールを1つだけにしたら、いよいよ各エリアの特殊ルールを消去していこう。

特殊ルールは、カードボタンで話しかけて
「や〜ん、ここにないルール知ってる知ってるぅ〜」
「よ〜し ○○○のルールとまぜて勝負ぅ」
などと言われた場合に、その後の
「はよ、はよ〜、カードぉ?」
に対して「はい」を選ぶと、カードバトル終了後に低確率で廃れていく。

・・・と、ここまではアルティマニアに書かれている通りだが、管理人がWindows版でプレイした限り、このルール伝達には一定の法則があるように思われる。
要するに、運良くルールが廃れるまで何度もリセットを繰り返す必要はなく、ある手順を踏めば確実に特殊ルールを廃れさせることができる、というわけ。
以下にその手順を記す。
(なお、管理人は乱数やデータの解析ができないので、以下の記述はプレイ中に得たデータを元にしている。
 そのため、PlayStation版では再現性について保証できないことを、再度お断りしておく。)



パーティ習得ルール:『オープン』
エリアルール:『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『サドンデス』『ウォールセイム』『エレメンタル』
でのルール伝達の法則

ルール伝達一覧表(オープン)

表の見方:
この表はデータロード後すぐ街に入り、手近なカードプレイヤーにカードボタンで話しかけて
「はい」→カード画面移行後に「やめる」を選ぶ
もしくは
「いいえ」を選んでから再びカードボタンで話しかける
を繰り返した時のルール伝達結果を記録したものである。
「(変化なし)」は特殊ルールが変化することなくエリアルールを習得したことを、「●(ルール名)」はそのルールがエリアから廃れていったことを示す。
それぞれの数字は何度目に「はい」を選ぶかを示したもので、たとえば「3─2 ●ランダムハンド」は
「よ〜し ○○○のルールとまぜて勝負ぅ」と言われた後の「はよ、はよ〜、カードぉ?」の問いかけに対し、

「いいえ」→「いいえ」→「はい」→「やめる」→「いいえ」→「はい」→「やめる」

と選ぶと、「このエリアから『ランダムハンド』ルールがすたれていった」となることを示す。



上の表を見るとわかる通り、この状態では『セイム』『プラス』『ランダムハンド』の3つしか廃れさせることができない。
残りの3つのうち、『エレメンタル』だけは『プラス』消去後に廃れさせることができたが、『サドンデス』『ウォールセイム』の2つはどうしても廃れさせることができなかった。
おそらくこの2つは上記の「はい」「いいえ」「やめる」の選択肢を選ぶ方法では消去不可能で、
・一度戦闘してから街に入る
・「勝負する」を選び、カードバトルに勝利するor敗北する
などして乱数を変化させる必要があるのではないかと推測される。
(ちなみに管理人のプレイ経験では、『オープン』習得状態でF.H.エリアの『サドンデス』は廃れさせることができたが、エスタエリアの『ウォールセイム』ルールは廃れさせることができなかった。
 どうやら、特殊ルール消去においては『ウォールセイム』がネックになっているようである。)



まとめ
パーティ習得ルール:『オープン』
エリアルール:『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『サドンデス』『ウォールセイム』『エレメンタル』
においては、

a. 3─2   『ランダムハンド』消去
b. 9      『プラス』消去
c. 9─2   『エレメンタル』消去
d. 9─2─2 『セイム』消去

上のa.〜d.の手順で『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『エレメンタル』の4つの「嫌なルール」を廃れさせることができる。
残りの2つのうち、『サドンデス』は「DRAW」にならない限り無意味なルールで、
『ウォールセイム』は『セイム』が採用されていないエリアでは採用されない上、仮に採用されても数字にAがあるレベル9・レベル10のカードしか使えないルール。
つまり、両方ともレアカードメインで戦う場合はほとんど問題にならないルールである。
「『プラス』『ランダムハンド』などの嫌なルールを廃れさせたい」という場合は、これで十分だろう。





4.宇宙エリアの特殊ルールを『オープン』だけにする

3.の通り、『オープン』ルールを習得した状態ですべてのルールを消去することはできなかった。
ではこれらのルールを廃れさせることが不可能なのかというと、必ずしもそういうわけではない。

特殊ルールには『オープン』のように広まりやすく、廃れやすいルールと、『ウォールセイム』のように広まりにくく、廃れにくいルールがある。
これはつまり、パーティが『ウォールセイム』を習得した状態で『ウォールセイム』未採用のエリアに行けば、
パーティが『オープン』を習得した状態で『オープン』未採用のエリアに行くよりも、そのエリアの特殊ルールを消去するのが容易である、ということである。
管理人は、パーティが『ウォールセイム』を習得した状態で、『ウォールセイム』以外の6つが採用されている宇宙エリアから
『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『サドンデス』『エレメンタル』の5つを廃れさせることができたので、以下にその手順を記す。

宇宙エリアを『オープン』だけにする大まかな流れは
1. エスタエリアから『エレメンタル』を消去し、『ウォールセイム』だけにする。
2. 宇宙エリアから『ウォールセイム』を消去する。
3. エスタエリアのルール(『ウォールセイム』のみ)を覚える。
4. 宇宙エリアで特定の手順を踏み、『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『サドンデス』『エレメンタル』を消去する。
というものである。

1.では「いいえ」9回→10回目に「はい」「やめる」とすることで『エレメンタル』を廃れさせることができる。

2.については、上で「『ウォールセイム』以外の6つが採用されている宇宙エリア」と書いたように、宇宙エリアの特殊ルールを『オープン』だけにするため、
まず宇宙エリアから『ウォールセイム』ルールを消去する必要がある。
宇宙エリアには最初からすべての特殊ルールが採用されているが、アルティマニアにも書かれている通り、すべての特殊ルールを採用しているエリアでは、
カードバトル終了後に1/4の確率で7つのルールのうちいずれか1つが廃れていくので、これを利用して『ウォールセイム』を消去する。
その具体的なやり方については、以下を参照していただきたい。

すべての特殊ルールが採用されているエリアからの廃れ方

上の表の特殊ルールが廃れていく「○○回目」にはカードゲームのプレイ回数も関係するらしく、表の通りにやってもうまくいかないことが多い
ルナゲートや脱出ポッド回収現場の手前でセーブし、『ウォールセイム』が消えるまで

何回目の「はい」でルールが消えたかをメモしてリセット→その回を「いいえ」で飛ばす

を繰り返すといいだろう。
首尾良く『ウォールセイム』を消去することができたら、次は5つのルールが消えるまで3.と4,を繰り返す。

ルール伝達一覧表(ウォールセイム)

なお、エスタエリアにはルールイレイザーがおり、彼にカードボタンで話しかけると『ウォールセイム』も消されてしまう。
もし8つのエリアすべてを『オープン』だけにしたいのであれば、最後のキャラクターカードの入手に挑戦する前に全エリアの特殊ルールを操作しておこう。



まとめ
パーティ習得ルール:『ウォールセイム』
エリアルール:『オープン』『セイム』『プラス』『ランダムハンド』『サドンデス』『エレメンタル』
においては、

a. 7─4   『プラス』消去
b. 6─1   『ランダムハンド』消去
c. 2─2   『サドンデス』消去
d. 6─1─1 『セイム』消去
e. 6─1─2 『エレメンタル』消去

上のa.〜e.の手順で『オープン』以外のすべての特殊ルールを廃れさせることができる。
また、すべての特殊ルールが採用されているエリアでは、最初に『ウォールセイム』を廃れさせることで、『オープン』以外のすべての特殊ルールを廃れさせることができる。



戻る