ポーラスター牧場へ行こう

各章は、チョコボスタリオンの傾向から考える【理論編】と、実際のデータに基づく【データ編】の2段階に分けてあります。 おおよその傾向、考え方が知りたい方は【理論編】、詳細に知りたい場合は【データ編】をお読みください。


第1章:チョコボの潜在能力を測る方法

チョコボが生まれてから競走羽になるまで約2年。当然調教して走らせて見るまではそのチョコボがどれほど活躍するかは わからないもの。でも、3歳前にそのチョコボのおおよその潜在能力がわかれば、その後の調教もしやすくなりますよね? そこで、この章では「3歳の調教開始前にチョコボの能力を把握する」ということについて、実際のプレイによる結果を ふまえながら考えていきたいと思います。

【理論編】

(1)はじめに

この章では「シロマがチョコボの能力についてコメントしてくれる」ということを知っていると仮定して話を 進めて行きたいと思いますので、「えっ?そうなの?」と思った人は、攻略本を買うなり、他のサイトで調べるなり してください(一言言ってくれれば掲載しますが、調べなくともコメントで優劣は分かると思います)。 1歳の時に「長距離」と「瞬発力」、2歳1月〜6月の時に「先行力」と「持続力」、2歳7月〜12月の時に「底力」と 「自在性」と「加速力」についてそれぞれ教えてくれます。

(2)「売却額」の正確性

チョコボが生まれると、ステータス画面に「売却額」が表示されます。生まれてすぐ値踏みされるなんて可哀相な チョコボ・・・。まあ、それはさておき、この「売却額」は能力と関係があるのでしょうか?結論から言えば、 「関係はあるが、絶対的ではない」ということです。実際のプレイ結果から、この売却額が高いチョコボの方が良い成績を 収める傾向があるということがわかりました。ただ、あくまで目安に過ぎないようで、評価額が高くても それほど活躍しなかったり、評価額が低くても活躍したりします。私が考えるに、調教の方針やレース管理によって左右される 部分があるようです。

(3)「売却額」をどう捉えるか

上記したように、調教などに左右されるとはいえ、全てのチョコボに同様な調教をするのであれば、かなりの確率で 「売却額」が高いチョコボのほうが活躍すると言えます。つまり、「売却額」が低いチョコボ(50〜69ギル)のチョコボに 対しては、チョコボの個性に合った調教でできるだけ評価額のハンデを埋めるように努力し、レースはGV勝利を目標にする。 また、「売却額」が高いチョコボに対しては、全体的な底上げを図るような調教で、GT、GUといった高みを目指すと よいのではないでしょうか。

《補足》

私の方では、60ギルのチョコボがGVで勝利するのを確認しています。つまり、評価額だけで言えば、60ギル以上の チョコボはGVで勝利するだけの潜在能力があるということだと思います。ただし、まれに60ギル以上の晩成型チョコボで、 引退するまでオープンクラスに上がれないままのチョコボがいることが確認されていますので、もし成績が振るわないチョコボ がいたとしても、温かい目で見守ってやるのがよいでしょう。ちなみに、私が唯一確認できたGU勝利チョコボの評価額は 75Gでした(3月3週・秘境遺跡7R・古代文明記念)。ただし、GU以上ではチョコボが格段に強くなるので、 運に左右される部分が大きいでしょう。

 

第2章:レース前に試合結果を予想する方法

第1章ではチョコボの活躍を測る方法を考えてみましたが、この章ではもう少し細分化して、レースの結果を予測する 方法について考えてみましょう。レース結果を前もって予測できれば、作戦を立てやすいし、次からのレース出羽方針を 考える上での参考にもなるはずです。

【理論編】

(1)はじめに

レーススタート前にチョコボが評価される機会は3回あります。1つはレース出羽前のトレーナーの調子に関するコメント。 1つはパドックにおける解説者(ラミア、ヘイジロウ)のコメント。もう1つは人気を含めたオッズ評価。この3つの評価の うち、どれを参考に結果を予想したらいいかということを中心に考えていきましょう。

(2)一番信用できる評価は?

トレーナーのチョコボの調子に関するコメントはそのチョコボの力をどれだけ発揮できるかの基準に過ぎないので、ここでは 考慮しないことにして、レース前になされる評価のうち一番信憑性があるのはどの評価か考えてみましょう。実際のところ、 人気やオッズ評価、解説者のコメントに反した結果が出ると言うことは少なくないのです。ところが、傾向的には、解説者の コメントはいま1つ信憑性に欠けるようで、「いい勝負ができる」と言われてボロ負けすることや、「モロいところがある」と 言われて大差で勝つことがよくあるのです。残る人気とオッズ評価が絶対的とはいえないまでも、まだ信憑性があると言える でしょう。ただ、この2つは意外と連動していなくて、1番人気で評価がそれほど高くないチョコボと2番人気で評価が高い チョコボがいたりすることはあるわけです。この場合どちらが勝つかと言われれば微妙なところですが、若干(ほんのわずかに) オッズ評価の方が正確に思われます。

(3)勝算の考え方

以上のことから、どういう基準で勝てるかどうか判断したらよいか検討してみましょう。人気とオッズ評価が信憑性のある ものであることから、1番人気でオッズ評価が誰よりも良ければそこそこに期待できるでしょう(「そこそこに」と書いたのは 負けることもままあるため)。「1番人気」「オッズ評価1番」のうちどちらか一方しか満たしていない場合は勝てるかどうかは 微妙、どちらも満たしていない場合は勝つのは厳しいと考えるのが無難だと思います。可能性のあるなしで言えば、3番人気以上 なら勝算はなくもない、6番人気以上ならごくわずかながら可能性が残る、8番人気以上なら奇跡が起これば勝てる、9番人気 以下なら絶望的といった感じでしょうか(自分のチョコボで8番人気での1着はいましたが、9着以下では確認できていません)。

(4)美しいチョコボは強い?

さきほど、解説者のコメントは信憑性に欠けるということを話しましたが、実はとても気になるデータが残っています。 私の牧場に「ヴィーナスエンジェル」という牝羽がいたのですが、現役中に3度、解説者のラミアに「走り方の美しいチョコボ ですよね」とコメントされたことがあったのですが、そのレースでは3勝負けなし(3番人気、4番人気、6番人気)だったの です。それ以来そのようにコメントされた事例は無かったのですが、現時点で勝率100%。もしかして勝利予告のコメント なのかもしれません。

(5)起こせメイク・ミラクル!

勝算が低いと言って諦めるわけには行きません、何とかして奇跡を信じたいものです。そこで大事なのが作戦です。つまり、 「逃げ」「先行」「差し」「追い」「おまかせ」のどれにするかということです。この作戦を変えるとレース結果が変わるという 事実が確認できています。自チョコボの能力、距離、コース、他チョコボの様子などを良く見て、適切に作戦を出してやるように しましょう。思いがけないドラマが待っているかもしれません。

【データ編】

(1)はじめに

このデータ編では、実際に私がチョコボスタリオンでレースをし、そのときのオッズ評価、コメント、結果等を記録した 調査結果を公開していきます。実際のレース結果の集計なので、かなり正確なデータであると思っていただいてかまいません。 これからさらにレース数を増やして精度を高めていきたいと思います。(現在約100レースの結果を集計・公表中)

(2)オッズ評価と人気、どっちが正しい?

理論編では結論をうやむやにしてしまいましたが、実際のレース結果を集計することにより、この疑問にきっちりと答え たいと思います。集計結果は、オッズ評価1番(◎=5点、○=4点、△=3点、▲=2点、×=1点とする)のときの勝率 .826(8割2分6厘:46レース中38レース)に対して、1番人気のときの勝率.730(7割3分:37レース中27 レース)と、オッズ評価の方が信頼度が高いことが証明されました。しかしながら、1番人気の勝率もかなり高く、人気も 無視できないところです。

(3)一番見る目のある予想屋は?

オッズ評価の信憑性の高さは上記しましたが、オッズ評価のマークは4つ出ています。つまり、4人の予想屋が個別に 評価を出しているわけです。ならば、何番目の予想屋が正確な予想をするのか白黒つけておきたいところ。オッズ評価の 1番目が自チョコボに◎をつけたとき自チョコボが勝つ確率は.720(7割2分:50レース中36レース)、同様に 2番目が自チョコボに◎をつけたとき自チョコボが勝つ確率は.964(9割6分4厘:28レース中27レース)、 3番目が自チョコボに◎をつけたとき自チョコボが勝つ確率は.575(5割7分5厘:40レース中23レース)、 4番目が自チョコボに◎をつけたとき自チョコボが勝つ確率は.825(8割2分5厘:40レース中33レース) という結果になっています。つまり、2番目が◎であれば、そこそこ期待してよいということになります。

(4)ついに発見!絶対安定ライン!

先ほどの結果から、1番人気でオッズ評価1番なら絶対勝てるんじゃないの?と思った方も多いのではないでしょうか、 実際に調べてみると結果は勝率.848(8割4分8厘:33レース中28レース)と意外と低く、オッズ評価1位よりやや 高い程度です。勝率10割ラインなんて存在しないよ。と思ったあなた。あるんですよ。オッズ評価が全て◎?いやいや。 もう少し条件は緩いのです。その条件とは「オッズ評価が全て○以上かつ、◎が2つ以上」。このとき勝率10割(15レース 中15レース)なのです。つまり、これ以上のオッズ評価が出れば確実に勝てるのです。さらにこれだけではありません。前節で オッズ評価の個別の期待度を調べ、2番目、4番目が◎をつけたとき勝てる確率が高いことを示しましたが、実は オッズ評価の2番目、4番目がともに◎のとき勝率10割(21レース中21レース)を記録しています。

(5)あきらめなければ奇跡は起こる!

皆さんは自分のチョコボが8番人気などになってしまうと勝利をあきらめたりしていませんか?しかし今回の調査中に すばらしい奇跡が起きました。12羽中11番人気でオッズ評価は△1つのみ。解説者には「ここに出してきたのは何かの作戦 なのでしょうか?」などと冷たくあしらわれる始末。レースでも中盤待機が続いたのですが、直線に入って一気に加速し、 そのまま差し切って1着でゴールしたのです。その他にも11番人気で2着に入るという事例も確認されています。つまり、 人気はいいようにも裏切るのです。ですから、いくら人気がなくとも自分のチョコボを信じて待つのがよいでしょう。 レース前に自分のチョコボの勝利を確信することはあっても、敗北を確信してはいけません。

(6)発見、大返しチョコボ?

先の章で11番人気から1着になったチョコボがいると話しましたが、そのチョコボはその他にも3番人気かつオッズ評価が それほど良くないレースで3勝しています。2節の結果から、人気がなくともオッズ評価が高ければ勝利できる可能性が 十分あるといえるのですが、そうでないときは確率はあまり高くありません。実際、オッズ評価が1番でもなく、1番人気でも ない時の勝率は.235(2割3分5厘:全34レース中)と低いのです。この条件下において4戦すべて勝利する確率は .003でなんと0.3%。偶然とは言い難い結果に私は周囲の評価を裏切るチョコボすなわち「大返しチョコボ」の存在を 考えました。これは他にも該当するチョコボが確認されていますが、さらに検討して調査していきたいと思います。

 

第3章:岡口式チョコボ育成理論

第1章、第2章ではチョコボの能力やレースの結果を予測することを目標にしてきましたが、この章では今までに扱った ことをふまえて、独自の育成理論を展開していきたいと思います。よほどチョコボ育成に困っている人のみご覧下さい。

(1)落ちこぼれないチョコボにしよう

こちらの理想としては、1回の好調期ごとに1ランクずつ格が上がっていくのが好ましいですが、それができないと 「落ちこぼれ」のイメージがついてしまいがちです。これを防ぐにはデビュー戦で勝って一気にオープンクラスに行くのが一番。 後は10月までにオープンクラスで1勝すればオープンクラスに止まることができます。それができなくても、4歳6月までに 500下で1勝できればオープンです。ところで、「デビュー戦」=「新羽戦」だと勘違いしてはいませんか?実は新羽も未勝利 羽の一部であるので、デビュー戦を未勝利戦にすることも可能なのです(ただし8月以降)。賞金が新羽戦よりも未勝利戦の 方が安いように、未勝利戦のほうが勝ちやすいのです。これは評価額が安いチョコボにとっては非常に重要なことで、最初の 一戦を未勝利戦にすることで一気にオープンクラスへ上がれるのです。強いチョコボに至っては、最高潮の直前レースで未勝利戦 を勝てれば、調子が絶好調のときにオープンクラスのレースに望めるわけで、そこで勝利すれば当分のオープン残留が約束される のです。一度お試しになってはいかがでしょう?


私的調査研究のトップページへ

岡口工務店のトップページへ