6.オリジナル部隊育成理論(ユニット&編成編)


(1)はじめに

パイロットの役割分担が決まったら、後はMSにパイロットを乗せ、さらにMSを戦艦に搭載してグループを編成するだけだ。 パイロットの能力によってクリアの難易度が大きく変わってくることは前章ですでに述べたが、ユニットの能力ではそれほど難易度は変わらない。 というのは、確かにガンダムとボールではガンダムを使ったほうが強いが、あくまでレベル1での話。改造してレベルを改20程度にすれば、 そんなに気にはならなくなる。さらに言えば、レベル1ではボールの攻撃力は10、ガンダムの攻撃力は21であるが、改99まで上げて、 すべて攻撃力に注ぎ込めば、ボールの攻撃力は208、ガンダムの攻撃力は219であまり変わらないように見えてしまうのだ。 だから、オリジナル部隊を作る際には、存分にオリジナリティを発揮してもらってかまわないということになる。 約780種類もあるユニットを自由に組み合わせて、自分だけの部隊を編成して欲しい。ここでは、編成のコツと、 「こんな部隊はどう?」といった提案をしたいと思う。

(2)まずは戦艦から

どんな部隊であれ、戦艦がなくては機能しない。そこでまず、戦艦の選択について考えていこう。戦艦の選択基準は、 「移動力」「戦闘能力」「搭載数」の3つだ。特に戦闘能力の中でも耐久力(HPと防御力)は重要な要素であると言える。 いくらたくさんのMSが搭載できても、すぐに撃沈されてしまうようでは意味がなくなってしまうからだ。 次からの2節は、オススメの戦艦を紹介していく。

(3)序盤のオススメ戦艦

序盤は戦艦が少なく、強力な戦艦もないので選択が難しくなる。万能タイプを1つ作っておいて、あらゆる場面で使えるように するならば、やはりペガサスがよいか。全体的に能力が物足りないので、はじめにファーストガンダムへ行って、ホワイトベース を生産できるようにしておけば、しばらくはホワイトベースで事足りるだろう。もしくは、ステージによって戦艦を使い分けるという手段もある。 宇宙では高速戦闘艦、地球ではガルダが良い。

(4)中盤〜終盤のオススメ戦艦

序盤こそ戦艦選びで苦労はするが、後は優秀な戦艦に切り替えていけばよいだけだ。一番気をつけるべきは「移動力」で、 これが低い戦艦を使っていると、ターン制限のあるステージで間に合わないということになりかねない。戦闘能力が多少低くても クルー(乗組員)が育っているはずなのであまり問題ないが、やはり立派な戦艦を使うに越したことはないだろう。 まずは、汎用性のある「移動力」「戦闘能力」「搭載数」の3つがいずれも高い万能型戦艦を挙げておこう。

1、ラー・カイラム
「移動力」「戦闘能力」「搭載数」の3点に加えて、入手のしやすさという点でもオススメできる。入手方法は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の 第1話をクリアすること。第2話をクリアするのはやや大変だが、第1話だけなら割と早くいけるので、戦力を見ながらできるだけ早く入手して、 そのまま最後まで使うと良い。

2、ザムス・ガル
搭載数や移動力などはラー・カイラムと全く変わらないが、戦闘能力はやや上だ。ただ、F91の第2話をクリアしないと入手できないので、 入手時期はやや遅くなる。ラー・カイラム→ザムス・ガルと切り替えるのがベスト。

3、スクイード
戦闘能力では上の2つに劣るが、移動力は12、適正AAとズバ抜けている。戦闘能力も悪くはないので、オススメできる戦艦だ。 ただ、入手するためにVガンダムの後半ステージをクリアしなければならないので、やはり入手は遅くなる。

ステージによって戦艦を変えることを考えているなら、以下のような戦艦を場合に応じて投入すると良い。

4、ドロス(ドロワ)
MS搭載数24と1番搭載数が多い機体。宇宙でしか運用できないが、急いで戦闘現場に行く必要のない場合や、本拠地に敵が攻めてくる場合は 使うと良い。また、敵を回収するときにも使える。入手はファーストガンダム最終話。早めに入手しておけば何かと便利だ。

5、バンダール
ドロスの地上版。入手はガンダムXの後半とかなり遅いので実用性はイマイチだが、一応覚えておきたい。

6、マッドアングラー
止むを得ず水中に配置しなければならないときはこの戦艦を使いたい。入手はファーストガンダム第6話。これも早めに入手しておくと いざというときに便利だ。

(5)グループ編成例@:長距離射撃部隊

敵の反撃できない距離から一方的に攻撃できるというのは何とも気分がいいもの。単に気分が良いだけでなく、安全にクリアできることになる。 敵がこちらに攻めてこないときはこれほど強い部隊はない。サイコミュ兵器なら射程が長いのは当然だが、 ここではサイコミュ以外の射程が6以上の武器を持つユニットを揃えたい。それほど多くないが、 逆を言えばその武器で攻撃すれば反撃される可能性は低いというわけだ。パイロットは当然射撃値の高いキャラを 優先して使っていきたい。注意すべきは射程が長い攻撃は命中率が低く、EN消費が大きいことだ。命中率は優秀なパイロットで カバーできる。EN消費の大きさはOPパーツで補うと良いが限度があるので、あまり燃費の悪いユニットは避けたい。 攻撃力を考えて消費ENが多いかどうか考えよう。注目したいMSを挙げておこう。

・ガンダムF90S―――レールキャノンの最大射程が7だ。攻撃力は1800と低いが、消費ENもそれほど多くないため重宝するだろう。
・ガンダムF90UL―――ロングライフルの最大射程は7、攻撃力は4200と文句なし。消費ENがやや高いが、優秀なユニットだといえるだろう。
・ガンタンクU―――あまり注目されないが、最大射程は7だ。能力が低く、地上でしか運用できないのであまりオススメはしないが・・・。
・ライジングガンダム―――ビーム・ボウは射程3〜7とかなり長く、広い。命中力も高めだが、消費ENが多めなので運用に注意。
・ジョンブルガンダム―――ロングビームライフルはバランスの良い長距離兵器と言えるだろう。ただ、死角が多いので気をつける必要がある。
・ギャプラン改―――ミサイルポッドは最大射程6で破壊力もなかなか。消費ENが低めなのもうれしい。命中率はかなり低いがパイロットで補おう。
・クロスボーンガンダムX2(改)―――最大射程6のバスターランチャーの攻撃力は6000だ。接近戦にも強いので、使い勝手も良い。
・Vダッシュ・ガンダム―――最大射程6のオーバーハングキャノンは4000×2=8000の攻撃力で破壊力抜群。消費ENは多いが使える。

なお、一般に、「キャノン」という名前の付いた武器は射程が長いが、消費ENも多いので十分気をつけること。

(6)グループ編成例A:超破壊部隊

このゲームは基本的に敵を撃破していくゲームなので、有無を言わさずあらゆるものを破壊する部隊を作っても良い。 破壊力があれば一撃必殺。後のことは考えなくてよいので消費ENもあまり気にしなくて済むのだ。 全体的に射撃武器が多く、命中率も低いものが多いので射撃値が高いパイロットを揃えることが必要。 汎用性を考えて地球、宇宙両方で使えるMSを挙げておこう。

・Vダッシュ・ガンダム―――長距離部隊に続いての登場。オーバーハングキャノンは2発で8000。射程も長くて便利だ。
・ガンダムエアマスター・B[MS]―――バスターライフル4発が8800と強い。しかし、実はMAの方が・・・。
・ガンダムエアマスター・B[MA]―――ブースタービームキャノンは1発2400×4=9600と脅威の数値。
・Ex−Sガンダム―――ビームカノンは4発で8000のダメージ。全て命中させるのは少し難しいが、優秀なパイロットなら可能。
・サイコガンダムMkV―――珍しい接近戦の強力な武器。パンチは射程1〜2でダメージは8000だ。
・サイコロガンダム―――拡散メガ粒子砲は10000、サイコロ6連ミサイルは6発で9000。どちらも凶悪な兵器だ。
・ハロ―――拡散バブルが9000の破壊力を誇る。攻撃自体もコミカルで、ぜひ一度見ておきたい。


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