U:SaGaプレイ記

前のページに戻る



※ネタバレしまくりです。
※まだ遊びはじめて数時間なので推測が多いです。正しい知識が欲しいなら、ちゃんとした攻略サイトに行ったほうが良いと思います。

第1回

 

プレイ前

Unlimited SaGaは去年12月にスクウェアが発売したRPG。それなりに売れたが、数日で値崩れし、7ヶ月たった今では1000円でお釣りがくるという凄まじい経緯を辿っている。…要するに激しくダメゲーらしい。
 
筆者はUnlimited SaGaの前身である、ロマンシングサガ2やサガフロンティア2が大好きだったので、地雷覚悟で買ってみることにした。値段も安いし(もし値崩れしてなかったらスピラのその後が気になるのでFFX-2を買っていただろうな)。果たして、どうしてそこまで酷評なのか、本当にどうしようもない駄作なのか実は隠れた名作なのか、すごく楽しみだ。

キャラクターを選ぶ

主人公7人のうち1人を選ぶ。ロマンシングサガ1、3、サガフロンティア1で採用されたスタイルだ。サガフロンティア1では主人公ごとの難易度にかなり大きな差があったので、ここは慎重に選びたい。初プレイ者に向いた主人公をノーヒントでどうやって見極めるかが勝負だ……と思ったら、今回は主人公一人一人に大まかなエピソードと製作者の簡単なコメントが用意されていた。こりゃ便利だ。
コメントの中でもすごかったのが発明家マイスというキャラのシナリオに関するもの。
冒険そのものは普通に進みます。最初から彼を選択しても悪くはないでしょう。ラストバトルを別にすれば…
本当に最初から選んでいいのかよ?(笑) なんかコメント読んだだけで血が騒ぐ。遊んでみたい……いやいや、なにせ片っ端から中古屋に売られたぐらい厳しいゲームだ。最初は素直に初心者向けのキャラクターを選ぼう。
7人の主人公をあれこれ見比べていて気づいたのだけど、30歳、28歳、32歳、19歳、17歳、10歳、年齢不肖…と、30歳前後のキャラが3人もいる。20代前半のキャラが一人もいない。設定も、元海賊の未亡人とか、インチキ占い師とか、濃い奴が多い。どれも劇的な物語が期待できそう。楽しみだ。
結局、オーソドックスなRPGが楽しめるという触れ込みの、30歳の元海賊ローラを主人公に選んだ。説明書でも一番大きく扱われているし、大丈夫だろう。いざ冒険スタート。

町がメニュー方式!

主人公を決定すると、ただちにゲームが始まった。夫が遠くの地で死んだらしい。喪服を着て葬式に臨むローラ。そこに追手から逃げる一人の貴族風の少年が。戦いに巻き込まれたローラ。喪服を脱ぎ捨てると下はなんと完全武装! さすが元海賊! 追手をあっという間に蹴散らし、少年を助ける。少年の名前はアンリ。エンターカの王子。国を滅ぼされて逃げてきたらしい。なんか勢いから、アンリを連れてヴァフトームという場所に行くことになった。
 
…いよいよゲームがスタートだが、いきなりビックリ。町では画面いっぱいに一枚絵が表示されて、『店に入る』とか『外に出る』といったメニューを選ぶだけ。情報収集も、メニューから会話する相手を選んで決定するだけ。
とりあえず、最初の町でやることは、買い物と出発しかなかった。所持金が10000あるので、買い物しようと店を覗いたのだけど、その店は物々交換専門店だった。いきなり初期装備を物々交換する勇気はないのでキャンセル。出発を選ぶ。

最初の一歩に10分掛かった

最初の冒険の舞台は雪の降る街道。…なのだが、このゲームには従来のRPGのような移動シーンは存在しない。地図のような抽象的なマップがあり、そこを移動していく仕掛けのようだ。なるほど。一般的なRPGの楽しみかたを期待して遊ぶと、メニュー形式の町と地図形式の街道で打ちのめされるな。
…そんなことを考えながら、さあ移動しようと十字ボタンをあれこれ押したのだが……移動できない。『スキル』『アイテム』『装備』といったメニューが表示されているので、キャンセルボタンを押せば自由に移動できるのかと思ったら、無反応。メニューを1つずつ選んでみるのだが、やっぱり駄目。こりゃ、どうやって移動すればいいんだ???
10分ぐらい苦しんだ末に、移動はメニューが表示されている状態で左スティックで行えばいいと偶然発見した。でも、それって…。俺はたまたま10分で済んだけど、中には30分ぐらい苦しんで、頭にきて、中古屋に売り払ってしまう人もいるんだろうな。ちょっとインターフェイスが分かりにくいかも。
 
移動はマス目を移動するような感じ。1歩歩くごとに1ターンが過ぎる。敵もフィールドを歩き回っているのだが、今までのサガと異なり、1ターン経過するごとに敵も1歩歩くようなノリだ。
何歩か歩いていると敵に出くわした。さあ戦闘だ!

さあ戦闘だ!

SaGaシリーズの魅力はなんといっても戦闘。今回のバトルはどんな感じなのだろう? とても楽しみだ。
 
はじめて出会った敵は獣だった。こちらはローラとアンリの2人。さあコマンドを入力しよう……あれ? ローラのコマンドを選択したはずなのに、またローラのコマンドを選択できてしまう。どういうことだ?
キャンセルしたり、コマンド入力したりを繰り返しているうちに、『0/5』『1/5』と書かれた数字に気づく。どうやら、1ターンに5回の行動権があり、それをメンバーに自由に割りふれるみたいだ。ローラに5回行動させてもいいし、ローラに3回、アンリに2回行動させてもいい。…このシステム、敵側にも適用されるのか? 適用されるなら敵の数を減らすことよりも、強い攻撃手段を持つ敵から先に倒したほうがいいだろうな。
試しに行動を適当に選んで戦闘開始。すると、いきなりスロットが回りだした。なんだこれは? 丸ボタンで『GO!!!』、四角ボタンで『HOLD』。試しにHOLDを選ぶ。するといきなり敵が攻撃を始めた。───!? 敵の攻撃が終わりダメージ表示が終わる前に、今度はこちらが攻撃し、敵と味方の双方がダメージを食らった。相打ちか?
『Go!!!』を選ぶと、普通に攻撃する。HOLDにはどんな利点があるんだ? もう一度『HOLD』を選んだが、何も起こらず、また味方のスロット画面になった。どういうことだ? これもHOLDを選ぶと、味方の攻撃→味方の攻撃→敵の攻撃と表示が繋がった。先ほどは気づかなかったが画面下には『連携率129%』という表示が。そして敵は死に戦闘終了。
戦闘が終わったのに、成長もアイテムも貰えなかった。
 
戦闘に馴染むため、あちこち歩き回って敵発見。再び戦闘開始。
 
今回はローラに同じ行動を5回繰り返させる。スロットの意味は分からないので適当に押し、HOLD→HOLD→Go!!!を選択。俺の予想が正しければ、これで3回攻撃するはず……やった! 目論み成功! 大ダメージ!
Go!!!とHOLDの違いが分かったぞ。Go!!!は行動、HOLDは連携攻撃のための待機。HOLDを選んだ直後に誰かが行動すると“連携”となり、ダメージ量が増える。“連携”の発動は敵味方関係なく行われる。
なるほど万歳と思ったのもつかの間、敵がローラを集中攻撃してきた。どうやら、そのターンに行動するキャラだけが敵のターゲットになるらしい。しかも、先ほど予想した通り、敵は1体しかいない場合、一人で何回も攻撃を仕掛けてくる。…ついにローラのHPが0になるが、倒れ込まず、LPが消費される。まずい。
次のターンは、ローラ4回、アンリ1回、行動させる。敵が先制したが、その攻撃はアンリへ。続いてローラが行動し、最後の敵を撃破。戦闘終了。
今回も成長はしなかったが、宝箱を落とした。

宝箱はどうやって開ける?

敵を倒したら宝箱が表示されたのだが……中身が手に入らない。これはどういうことだ?
そこで先ほど移動する方法を探すときに選んだメニュー『スキル』の中に、『鍵開け』というコマンドがあることを思い出した。鍵開けを選ぼうとするが…選べない。???
 
数分ほど戸惑い、ようやくルールが分かった。スキルを選んだ時点では、その地形がターゲットになっている。十字ボタンの横を押してターゲットを宝箱に移せば、鍵開けのスキルを使うことができる。…これも、人によっては気づかないで混乱するかもしれないな。
 
鍵を開けようとするとスロットが表示された。丸マーク、バツマーク、爆弾マークの3つなので、丸マークを狙えばいいのだろう。全てのマークが同じ絵柄で意味不明な戦闘のスロットに比べれば簡単だ。
…おおっと。バツマークになってしまった。残念、これで宝箱は入手できないのか…と思ったら、再チャレンジできた。今度は爆弾マークが出てしまうが、それでも再チャレンジ。ようやく丸マークになり、アイテムを入手。石斧だった。
三角ボタンを押してターン数を調べてみると、バツマークで失敗した分だけターンが経過することが分かった。ターン経過にはどんなリスクがあるのだろう?

HPはどうやって回復させるんだ?

探索は続く。途中で頭上にトゲ付き板が落ちてくるトラップ。スロットでバツマークを出してしまい、ダメージを受けてしまった。
 
探索は続く。何回か戦闘を重ねていて思ったのだが、成長とHPの回復はどうするんだろう? 戦闘終了時にアイテムを見つけることはあるが、パラメーターは一向に伸びる気配がない。ステータス画面を見ても経験値のようなものすら存在しないし。技の閃きもないし。
HPのほうはもっと深刻で、既にローラもアンリもHP0。敵の攻撃を食らうたびにLPが減っていく。
 
探索は続く。アンリが取得しているスキルの中で面白いものを見つけた。その名も『交渉』。敵と接触したら『交渉』を選ぶ。するとスロットが回り、丸マークを出せば戦闘を回避できるようだ。
 
交渉を多用してどんどん進むと、いきなり追手が現われた。バトル曲が違う。ボス戦みたいだ。敵の攻撃でLPがガンガン減ってしまうが、HP回復手段が分からないため、どうしようもない。だが、このボスはそれほどHPが高くなく、からくも全滅せずに倒すことができた。

成長!?

ボスを倒すと画面が急に切り替わる。スキルを入れ替えろという。4つほど候補があり、それを現在のスキルと入れ替えなければならない。キャンセルは不可能。複数の入れ替えも不可能。つまり、プレイヤーが既にベストだと思っている状態でも必ずパネルは入れ替えねばならないということ。…けっこう厄介かもしれない。
スキルには『長剣L2』『水泳L1』『交渉L1』『鍵開けL2』などがあり、1キャラにつき7つまで持てる。どうやら、スキルを変えると能力値も変わるらしい。ローラとアンリにそれぞれ戦闘に役立ちそうなスキルを取得させるとHP上昇画面になった。…なるほど。これがレベルアップの代わりか。このゲームではボスを倒すとキャラクターが成長するのか。…って、ちょっと待て。それじゃあ中途半端な強さで難しいダンジョンに入るとやばくないか? 危険だ。入念な準備をしなくては。ダンジョン突入前のセーブも必須だな。

やっとゲームの進めかたを把握

ボスを倒し、パネル変更も済ませると、新しい町に到達した。あれこれ調べて、1度でも行ったことのある町はリスクもコストもなく自由に行き来できることを確認。お店で武器を購入し、旅立つ。
旅立とうとすると、複数の行き先が表示された。1つは、当面の目的地であるヴァフトームへの道。他はどうやらサブシナリオらしい。とりあえず、サブシナリオは無視して先に進むことにする。
 
街道を進み、追手を倒し、パネル変更し、次の町に到達。次の行き先を調べると、やはり、ヴァフトームへの道と幾つかのサブシナリオが用意されていた。
なるほど。ゲームの流れが分かったぞ。『町で装備を整える→ダンジョンを突破する→新しい町に辿り着く』の繰り返しだ。とにかく先に進めばいいという意味では、とても分かり易いな。町が簡略化されたメニュー形式になっているのは、町に中継地点的な役目しか持たせていないからだろう。
FF10の『町→街道→町→街道』の流れをもっと極端にしたような感じか。
…そこまで分かっても、ダンジョン内でのHPの回復は未だ謎だ。

やっとHP回復方法を発見

ヴァフトームに向かうため乗った船が魔物だらけで、ヒィヒィ言いながら進んでいる最中、やっとダンジョン内でのHP回復方法を発見した。移動できる状態でL3ボタンを押せば『待機』できる。1ターン消費してHPを回復させるコマンドだ。
…問題は、L3ボタンなんて普通は使わないことだろう。俺もいま偶然発見するまで、その存在を忘れていた。L3ボタンとは左スティックのこと。左スティックを傾けるのではなく押せば待機できるというわけだ。…このゲーム、インターフェイスですごく損しているような気がするな。

閃いた技が選べない?

シリーズの大きな見所と言える閃きシステムはU:SaGaにも用意されている。…ところが、せっかく閃いても、いざ新技を使おうとしても選択肢の中に存在しない。これは一体どういうことだろうかと首を傾げたが、ふとロマサガ1を思い出して、ようやく意味が分かった。
どうやらバトル中にメニューで選択できる技は武器固有技(1つの武器につき最大4つ)だけらしい。そして、その武器固有技と同系統の技を取得している場合にスロットに色付きマークが表示される。色付きマークをうまく選択するとその技が発動する。例えば、武器固有技『でたらめ矢』を使っていると希に『アローレイン』が閃き、以後は、でたらめ矢を選択してスロットの色の違うマークを合わせるとアローレインが発動するという仕掛けだ。逆に言えば、その系統で閃いた技が1つもないあいだはスロットには何の意味もない(全てのマスが同じ)ことになる。
ちなみに武器固有技は戦闘終了後に追加される可能性がある。これは戦闘中にわざわざ使用しなくても、装備しているだけでいいみたい?

ついにヴァフトームに到達…したのはいいんだけども

ヴァフトームは、タイトルデモで表示される祭りの舞台だった。そこで新たな目的地を教えてもらい、次の目的地、アンリの故郷エスカータに向かう。
 
…んだけど、このゲーム、戦闘の比重がとても大きいのが、つらい。町は買い物と出発ぐらいしかやることないとか、イベントが殆どないのはSaGaの伝統だから構わないが、成長がボス撃破後にまとめて行われるので、戦闘が終わっても充実感がないし。1戦闘ごとにガンガン成長するシステムは偉大なんだなぁと思ったり。

意外と楽しいサブシナリオ

エスカータの廃虚で、この国が滅亡された理由を知り、今度は王家に伝わるアイテムを集めることになった。土のアイテムが眠る洞窟はすごくつらかったが根性で突破、水のアイテムが眠る洞窟に挑戦したが歯が立たず。
こりゃサブシナリオをこなしてなくて、ろくに成長していないのが原因かなと思い、今までに訪れた町に戻ってサブシナリオを探す。どうやら最初に訪れたときとサブシナリオの内容が変わっているみたいだ。ちょっと残念だったが、まあ、あと6回繰り返して遊ぶわけだから…と大して気にも留めず、面白そうなシナリオを探す。
お金が不足気味なので、財宝が眠るという幽霊城を挑戦することにした。
 
幽霊城、いろいろ戸惑ってしまい、気づいたときにはずいぶんターンが過ぎていた。そして150ターンを超えたとき……、時間切れと言われて強制退去させられてしまった。ボスを倒していないので、とうぜん成長なし。宝箱は幾つか開けたのでまったくの無駄ではなかったがショックだった。
 
…だが、よくよく考えてみると面白い仕掛けだな。待機すれば1ターン消費と引き換えにHPを一定量回復。罠外しや鍵開けのスロットは何度でも挑戦できるけど挑戦した分だけターンを消費する。一見ヌルすぎるように思える両システムも、この城のようにターン数制限があれば、なかなか楽しめる。いかに少ないターンでダンジョンをクリアするかがプレイヤーの腕の見せ所なわけだ。例えば、HPが減ったまま危険覚悟で進むか、ターンを消費して回復させるか。どのタイミングで回復させるかね。
 
そんなわけで、例の城に挑戦すること5回、ようやく突破。苦労の割には大して成長できず、がっかり。でも充実感だけは満たされた。次はあらためて水のアイテムが眠るという洞窟に挑戦したいと思う。続く。
 

ここまでの総プレイ時間7時間程度

第2回

 

さて前回苦戦した水のエレメンタルギアが眠る洞窟だ

さあ、今日も楽しくダンジョン探索だ。…って、このゲーム、ほんとにダンジョン巡りしかない。町はメニュー形式で買うものや会話する相手を選ぶだけだし、ストーリーは漫画の単行本のあらすじレベルだし。いわゆるDQとかFFみたいなRPGを求めて遊ぶと、なんじゃこりゃって感じのゲームになってしまう。でも、決してダメゲーなんかではなく。
ところで、今ごろ気づいたのだけど、このゲーム、

従来のSaGaには、どこでもセーブやクイックセーブがあったため、プレイヤーが緊張感を感じる最小単位は戦闘1つ分だったが、U:SaGaでは上記のような制約のせいでダンジョン突入からボス撃破まで緊張しっぱなし。迷宮を進む緊張感とボスを倒したときの達成感のメリハリを楽しむゲームなのだろうな。
…などと思いつつ、ドキドキしながら慎重に進むと、思いのほか簡単にダンジョンをクリアできた。ボスの手前で、竜鱗の短剣という、攻撃力がめちゃんこ高い武器(今までの武器が30代、こちらは50代)を入手したが勿体なくて使わず。書き忘れていたが、U:SaGaの武器には使用回数があるのだ。

エレメンタルギア回収の旅

残るエレメンタルギアは木と金の2つ。木のエレメンタルギアが眠るという場所に向かってみると、そこは迷いの森だった。迷いの森やそれに類するものに対して良い思い出はない。覚悟を決めて進むが、なんと偶然が重なり、奇跡的に20分でクリアしてしまった(戦闘時間を含めて)。…偶然って恐ろしいねえ。
続いて挑んだ金のエレメンタルギアが眠るダンジョンはそれほど難しい内容ではなかったが、肝心のアイテムは、アンリの両親の仇であるダグル・ボースに奪われたあとだった。というわけで、ダグル・ボースの居城に乗り込むことに。

七大脅威の1つに挑戦

ダグル・ボースの城に乗り込む前に、サブシナリオをこなすことにした。というのも、サブシナリオのメニューの中に『七大脅威』という項目を見つけたからだ。オープニングデモで紹介されていた七大脅威ってダンジョンのことだったのか。
腕試しの軽い気持ちで、七大驚異の1つ、空中庭園に挑戦。ターン数制限が1000とか書いてあって驚いたが、まあ全滅してもタイトルに戻るだけだし…と軽い気持ちで出発した。
…ところが、あまり大した時間も掛からずにボスのもとに辿り着いてしまう。要するにターン数制限1000というのは、ターン数は実質的に気にしなくていいよ、ってことかな? その代わり、たぶんボスが強いのだろう。楽しみだ。
楽しみ半分緊張半分でボスに挑む……うわあ。ほんとに強いや。こちらのHPが300代なのに、全体に200ダメージっていうのは鬼だ。LPがガンガン削れ、あやうく全滅しかけたが、なんとか勝利した。さすが七大脅威。でも、大した報酬がなくてガカーリ。

決戦ダグル・ボース

城に乗り込んで、ガンガン進むと、ダグル・ボースがいた。なんと1vs1のタイマンバトル。でも、ターンごとにメンバーを変更できるし、キャラ数に関係なく5回行動できるシステムのお陰で、それなりに戦える。戦えるんだけど……倒せない。尋常じゃないほどタフだ。ついにはローラのLPが力尽きてゲームオーバー。
…と思いきや。なんと負けなければ物語が先に進まないイベントバトルだったらしい。けっこう武器を消耗したのが悲しいかもしれない。

初全滅

ダグル・ボースを打ち破る装備を整えるため、アンリ王子の後見人バジルのもとに向かう。ところが、バジルはダグル・ボースと手を結んでいた。もう王子に用はないとモンスターを放つ。いかにも悪人面+親切すぎたので、なんとなく予感はあったが、まさか本当に悪党だったとは。ベタすぎて素敵だ。
この戦闘、最初にミノタウロス4体と戦って、次に竜、そして最後にバジルと決戦という流れなのだが、2戦目の竜がめちゃんこ強い。さっきも書いたけど、こちらのHPが300代なのに、全体に200ダメージっていうのはどういうことか。しかも、STAN(1回行動不能)の追加効果まであるし。防御力も回避力も優れていて、今までの敵の半分ぐらいのダメージしか与えられないし…。
でも、なんとか竜を倒して、いざ決戦なんだけど……戦闘が始まって目を疑った。バジルのやつ、骨の姿の竜を使役してブレスとか尾撃で攻撃してくるんですけど。さっき苦労して倒した竜のパワーアップ版だな。さっきの戦いでLP半分以下になっているのに、勝てるわけないって。もしかして、これもイベントバトル? いやいや、そんなことはなかった。初ゲームオーバーを味わう。

パーティー強化のためにサブシナリオに挑戦

これじゃあ勝てないということで、サブシナリオに挑戦。今までの経験から、どうやらU:SaGaではシナリオの長さや難易度に関係なくキャラが成長するようなので、簡単そうなシナリオを探す。結局、お墓を散索するだけの簡単そうなシナリオを選んだ。
ターン数制限は80。とても、手ごろだ。敵も弱く、でたらめ矢2回で一掃できる。墓石を調べるとスロットになり、成功するとアイテム、失敗するとバトル。失敗しても同一の墓で3回まで再挑戦できるがターンが勿体ない。
 
奥の墓で鍵を見つけたので、入り口付近にあった怪しい場所に向かう。中にはネクロマンサーがいた。墓地にモンスターがたむろしているのはこいつの仕業らしい。現在の我々には大したことのない相手。簡単に倒す。
ネクロマンサーの家の奥には宝箱が3つもあった。とても嬉しいのだが、残りターンが1しかない。参ったな…と思いつつ宝箱1の罠を外そうとして失敗、宝箱の中に仕掛けられていた爆弾が発動し、中身ごと吹き飛び、ダメージを受けたところでターンオーバー。悲しい。
 
気持ちを切り替えて再挑戦。サブシナリオに失敗しても、アイテムは回収したままなので、今度はスムーズに進む。再びネクロマンサーを倒し、彼の家の奥に入ると……ああ、宝箱が2つしかない。さっきの爆発は痛かった。まあ、重要アイテムが爆破で消滅することはないと思うので、残り2つの宝箱を回収し、普通に帰還。21ターンでシナリオクリア。

再挑戦

例の悪い人を倒しに出発。実は敗戦からHPが20程度しか増えていないが、技は色々と覚えたので、それに期待して挑戦。…新技は大して役に立たなかったが、ぎりぎりのところで勝利。

ラストダンジョン?

国の仇であるダグル・ボースは七大脅威の1つ、なんとかの地上絵に向かったという。…ああ、分かったぞ。主人公の数は7名。七大脅威1つ1つが最終決戦場なんだろう、きっと。まだHPは300〜400ぐらいだが、七大脅威でダグル・ボースを倒すと話が奇麗にまとまるし。
 
これで最後かもしれないと思い、大枚をはたいて装備を整えた。あと、うちのパーティーには現在、短剣使いがいないので、今まで温存していた竜鱗の短剣を工房で長剣にしてもらう。新しく生まれた竜鱗の剣は攻撃力77という恐ろしい武器だ。他の武器が30代、最高でも41しかないのに。すごい。おそらく、これが切り札になるはず。工房でコットンだの雑木だのを消費して、竜鱗の剣の使用回数を99回にしておいた。
 
いよいよ地上絵に突入。初めて見るモンスターでいっぱいだ。かなり強い。こりゃ本当にラストダンジョンかも。ボス戦に備えてLPを温存して進みたいが、なかなかそうはいかない。特に、鮫に変身して噛みついてくるFF10のアニマみたいな正体不明のアンデッドは、今までに戦ったどのボスよりもタフだった。そいつを倒した頃には、もう、みんなLPが1〜5。これでダグル・ボースと戦っても勝てる訳ないが、どれぐらい強いか知りたくて、先に先にと進む。
 
隠し部屋を発見し、ついに、それっぽい部屋の目の前に到達! …すると、そこではキャラの成長とLP回復とセーブができるテトラフォースというものが用意されていた。前に説明したように、U:SaGaはダンジョン内でセーブできないので、これはおそらく、死闘が待っているという証だ。ああ、楽しみ。

たぶん最終決戦

ダグル・ボースとの戦い。前回はタイマンで負けたが、今度は5人で戦える。…とは言っても、5回の行動を割り振るU:SaGaのシステムでは、そう大きな違いはない。せいぜい、敵から集中攻撃を受けるか否かだ。…いや、ちょっと待てよ。もし全体攻撃が来るなら小人数で戦ったほうがいいよな? 攻撃力の低いキャラに行動させるよりも、攻撃力の強いキャラに複数行動させたほうがいいよな? …よし、丈夫な奴を先頭にし、その後ろからローラが竜鱗の剣で4回攻撃させよう。LPが減ってきたら先頭のキャラを交代だ。
 
戦略が良いのか、相手が弱いのか、それほど苦戦せずにターンは進む。タフな相手だが、あまり怖くない。おそらく、こいつを倒したあとに真の決戦が待っているんだろうな……と思いつつ戦い続けていると、ようやく敵は倒れた。
そして、主人公たちは唐突に空へと飛ばされる。宇宙のような背景を舞台に、大きな敵カオス・ルーラーが現われた! おおっ! きっと、これが最終決戦だ!
 
かなりのダメージを与えるたびに、複数ある頭の中の1つが潰れていく。コマンド入力中にキャラクターたちが、いかにも最終決戦であるかのような台詞を発する。相手は派手な演出の行動を連発してくる。…まさしくラストボスに違いない!
 
戦法はダグル・ボースのときと同じ。だが相手は異常にタフだ。しかもダメージが大きすぎる。こちらの平均HP400ちょいなのに、400ダメージの5回攻撃とか、3連携で全体1000ダメージとか、シャレにならない。30分以上掛けて、戦場が変わる状態まで追い込んだが、そこでLPが尽きた。2回目のゲームオーバー。

さて、これからどうするか

さすがに30分以上掛かるバトルをすぐに再挑戦する気にはなれない。キャラを鍛えなおそう。…そう思い、最後のセーブポイントのデータをロードする。…が。
もと来た道に戻れない! 決戦を挑む以外にやることがない!
…ああ、やはり、U:SaGaはSaGaだった。こりゃ、やはり、あいつが最終ボスだと思って間違いないな。念のために別ファイルにしておいて正解だった。地上絵に向かう前のデータに溯ってキャラを鍛えることにしよう。
 

ここまでの総プレイ時間14時間程度

第3回

 

さて、これからどうするか

前回の敗戦の主原因はLP不足だ。とはいえ、最終決戦直前にテトラフォースがLPを全快してくれたし、そもそもLPは育てようがないので、間接的にLPが不足しないよう工夫するしかない。
HPが高ければLPの低下を食い止めることができるが、カオス・ルーラーが放った超技は1000ダメージを超えた。こちらのHPが300〜400しかなく、しかもシナリオクリアごとに15〜25程度しか上昇しないので、HPを上げて対抗するのも難しい。
そこで、(1)LP減少に耐性がある防具を用意、(2)1ターンに与えるダメージを増やすの2つの方法で対抗することにする。
防具に関しては、まだアビリティを引き出していないものが幾つもあるので、それらのアビリティを引き出すところから始めたい。ダメージに関しては、武器、能力値、技の3点をそれぞれ改善しよう。

武器優れた材料を集めるところから始めよう。狙いは鉄鉱石や竜鱗。…どこで入手できるか分からんが。 
能力値シナリオクリア時に貰えるスキルパネルで力を上昇させる。他の能力値を犠牲にしてでも力を上げたい。 
技は強い相手と戦っているときほど覚え易い…? 強い敵と戦えるシナリオを選ぼう。 

サブシナリオをこなす

スキルパネルを上昇させるために、死の庭園、丘の魔物退治、薬草摘みのシナリオを順にこなす。
死の庭園と薬草摘みにはボスがおらず、丘の魔物退治のボスはそれほど強くなくなかった。そのためか、大して技を覚えられなかったが、スキルパネルで能力値はしっかり強化。
どうでもいいが、死の庭園のラストは面白かったな。…依頼主にとっては悲劇かもしれないが。

ようやくアイテムの修理法を発見

れれ? 今やっとアイテムの耐久度を回復させる方法に気づいた。修理関係のスキルを取得して、アイテムメニューで丸ボタンを押せばいいだけじゃん。U:SaGaはアイテムの9割以上が装備品なので、ずっと装備メニューしか見ていなかったのが気づかなかった原因だな。情けない。

あれ?

続いて、サブシナリオ丘の昆虫退治に挑戦。先ほどの魔物退治や薬草摘みのシナリオで構造が分かっているし、ボス戦もないので楽勝……だったのだけど、ろくなスキルパネルが手に入らなかった。サブシナリオの難易度に合わせて入手できるパネルも変わるのだろうか?
スキルパネルはシナリオクリア時に必ず1つ交換しなければならない。今までレベル4スキルで固めていた我がパーティーにとって、画面に表示されたレベル3スキルの山はあまりに悲しかった。能力値が大幅に落ちしてしまったのでリセットしてなかったことにする。

七大脅威に挑戦

より強くなるには、より難しいシナリオに挑戦する必要があるみたいなので、七大脅威『神々の銛』に挑戦してみることにした。ターン制限1200という数値はすごかったが、距離はそれほどでもなかった。ボス到達まで300ターン程度。ターンリミットが4桁なのは、わざとターンオーバーして脱出するのを面倒にするための仕掛けなのかもしれない。面倒だけど不可能じゃないってところがミソで。
迷宮自体はシンプルな構造だったが、戦闘がつらい。それほど進まないうちに、中ボスの青いドラゴンがいたり、通常エンカウントする青い茸に泣かされたり。その代わり、持ち切れなくなるほどのアイテムを手に入れ、お金もたんまり貰ったのだが……そのダンジョンの主みたいな人に全滅させられてしまい、2時間班半が無駄になってしまった。
なによりも悔しかったのは、そのダンジョンの主が、前回ラストダンジョンで出会った鮫のような姿に変身するアンデッドその人だったことだ。今回は途中の雑魚戦でLPを大きく消耗してしまったのが敗因だった。これでバジル、カオス・ルーラーに続いて3度目の全滅だ。

再挑戦

神々の銛は道中が長い。いかにLPを温存しながら進むかが問題だ。多人数で襲い掛かる魔物も多いので、全体攻撃技でたらめ矢が使える弓を全員に装備させ、さらに防御系のアビリティを備えた武器を装備する。戦闘のたびに耐久度を確認するのも面倒なので、道中はできるだけ使用回数に制限のない体術メインで行こう。

カオス・ルーラー強し

しっかり準備した甲斐があってか、神々の銛のボスは意外と楽に倒せた。パネルも素敵なものが揃ったので、装備を整えてラストボスに再挑戦……また全滅。
こちらのHPが350〜450しかないのに、全体400ダメージとか連携で単体1000ダメージというのは鬼だ。最終形態のときは全体700ダメージなんてふざけた攻撃まである。それで行動回数が5回以上あるのだから堪らない。
最終決戦直前にLPを全快してくれるというのは、それを前提にバランスを組んでいるという裏返しなんだろうなあ。

トンデモねえ隠ししテクニックが用意してあった

もっとパーティーを強化しようと装備を整えているとき、間違って頭に鎧を装備しようとしてしまった。当然、それは不可能ですよメッセージが出たのだが、その直後に目を疑った。…不可能ですよメッセージが出たのに頭に鎧を装備してる! すわ、プログラムミスかと戸惑ったが、以後、不適切な部位ですがそれでも装備しますかという選択肢が出るようになった。こりゃ、意図的に入れた隠しテクニックだな。出しかたも数人で遊べば1人が気づくような簡単なものだし、きっとU:SaGaサイト界では有名なものだろう(ネタバレ回避のため見てないので実際のところは分からん)。
現在、身体に装備しているロックアーマーの防御力が16〜17、頭や脚に付けている防具はせいぜい1〜3程度。頭や脚にまでロックアーマーを装備したら鉄壁に近い状態になる。たぶんバランスが崩れるぞ…。
 
筆者は、カオス・ルーラーの化け物みたいな強さに惹かれており、あの恐ろしい敵を激戦の末に打ち負かす達成感を味わいたいので、とりあえず、この隠しテクニックは暫く封印することにした。

七大脅威の1つアヴァロンは既に楽勝

パーティーをもっと鍛えるために七大脅威アヴァロンに挑戦。神々の銛にいた例のボスと通常エンカウントしたのはショックだったが、既に倒しかたは心得ているので、時間は掛かるものの楽々撃破。ボスのエンシェントドラゴンもそれほど苦戦せずに倒せた。
うん。もう七大脅威のボスにもそれほど苦戦しないぐらいには育っているのか? やはり、ラストボスの強さがずば抜けているのか? …さすがSaGaだ。

騎士団廟のボスは強し

どうせなら七大脅威を片っ端からクリアしようと思ったのだが、残念ながら、他の七大驚異に行く方法が分からない。そこで、強力なガーディアンが潜むという騎士団廟に挑戦することにした。
…強い。ボスが2人いるのだが、そのうちの強いほうは小細工なしでガンガン攻撃してきてLPを削っていく強敵だ。その強さははっきり言って今までに戦った七大脅威のボス以上。初めて戦ったときは油断もあったのでパーティーが壊滅寸前になってしまった。仕方なくわざとターン制限を超過して撤退、あらためて挑戦。
頑張って騎士団廟はクリアしたが、スキルパネルにろくなものが無くてガッカリ。でも、アイテムの流通が変わって魅力的なアイテムが買えるようになったのでリセットせずに継続。

シナリオクリアよりも装備の強化で乗り越えることに

これ以上のシナリオクリアによる能力値の成長は、どうやら難しいようだ。そこで、装備の工夫に力を入れることにする。
まず、LPダメージを軽減してくれる『ライフ防御』のアビリティを持った防具は絶対に必要だろう。カオス・ルーラーは斬撃メインなので盾は必須。鎧の『○斬撃防御』も欲しい。さらに、ディフェレクトやブロックなど防御系の機能を持った武器も欲しいところだ。
武器と盾は合わせて2つまでしか持てない(例の隠しテクニック除く)ので、片手に盾、もう片手に防御用の武器を装備してしまうと、肝心の相手にダメージを与えるための強い武器が持てない。攻撃力の高い武器にディフェレクトなどの防御系アビリティを持たせるしかない。
 
最近ようやく改造のシステムが分かってきた。
まず、攻撃力は今持っている武器の中では最強だが防御系アビリティがない竜鱗の剣を、竜鱗の槍に変える。そして、竜鱗の槍にディフェレクトが使える木剣を加えれば、ディフェレクトが使える竜鱗の剣の出来上がりだ。
黒曜石に木剣を加えたら廃石になってしまい悲しかったり、他のRPGのイメージからそれほど強い印象のない鉄や鋼が上位の性能を持っていたり、自然銀の品が特定条件を満たすと精霊銀の品になったり。色々なことがあって、強い武器と強い盾を揃えた。もちろん耐久度はどれも70以上。
 
一応、現時点でやれることはやった。さあ、カオス・ルーラーに挑戦だ。今度こそ勝てますように…。

最終決戦

例の神々の銛のボスが2回もエンカウントしたことを除けば、順調な旅だった。テトラフォースでLPを全快させてくれることも知っているので、けっこう気楽な道中。
 
そして最終セーブポイントでセーブし、最後の部屋へ。前座であるダグル・ボース戦のあとにLPが最大値の半分も回復すると以前戦ったときに気づいたので、それを利用して、LPが万全な状態でカオス・ルーラー戦へ。
 
さあ、決戦だ。我がパーティーの最大戦力は竜鱗の剣を装備しマルチウェイを振るうLP19のフランシス。ただし、ラストボスを最終状態に追い込むまで彼には控えてもらい、それまではLP22の化け物アンザンらが頑張る。主人公がLP0になる=ゲームオーバーなので、ローラはあまり表に出さない。






アンザンのLPが削れ、フランシスのLPも削れ、他の仲間たちのLPも削れ、ローラも表に出さざるえない状況に陥った。ローラのLPもガンガン削れていく。…滅殺滅殺滅殺剣(すげえ名前だ)でLPを3も削られ、LPが1になってしまう。次の攻撃で倒せなかったら勝利は絶望的だ……一か八かのリール……マルチウェイ! 頼む、これで死んでくれ! そう祈りながら画面を見ていると……やった、倒した!

エンディング

主人公のLPが1という危機的状況での勝利。…このゲームのバランスを組んだやつは只者じゃねえ…あ、小泉さんか(笑)。などとバカバカしいことを考えながら、カオス・ローラーの最期を見る。
そしてエンディングだ。
 
U:SaGaのシナリオは漫画のあらすじだと前に説明したが、本当にそういう説明がぴったり似合う。エンディングもゲーム本編と同じ、あっさりしたテイスト。でも、ちゃんと着地すべきところに着地しているので、ベタだけど気持ちが良い。SaGaシリーズはラストボスを倒した達成感がメインでエンディングはおまけのようなものだから、これでいい。
意外性はないが、安心して見れるエンディングだなぁと思っていると、最後の最後でびっくりするような演出があった。U:SaGaのメインキャラクターを描いたのはFF7,8,10の背景を担当した直良さんなんだけど、『Fin』という文字と一緒に、今までSaGaでメインキャラクターを描いてきた小林さんのローラ画が表示されたのだ。彼女の絵のファンには感涙ものだろう。個人的には、FF10のアルティマニアオメガで素敵だなぁと思った直良さんの絵をたっぷり堪能できて、サガフロ1で特に素敵だなぁと思った小林さんの絵(小林さんの絵はファンタジー絵よりも現代絵のほうが似合う)も味わえたということで、実に満足だ。
そして『1人目クリア』という表示。全員をクリアしたら何かあるのだろうか?
 
ラストボスに挑戦したのが13:46。倒したのが29:06……(何度も全滅しているので実プレイ時間は36時間ぐらい)。ああ、実にサガらしい歯応えだった。これでも初プレイ者向きのシナリオだというのだから素敵すぎる。
 
 
 
U:SaGaの初プレイはこれにて完了です。…次回は誰を選ぼうか?
 

ここまでの総プレイ時間36時間程度
メンバーローラ、アンリ、ミシェル、ジュディ、フランシス、アンザン、ヤルニ・ゾニー
パーティー平均HP450
マルチウェイ、虎狼砲

前のページに戻る
トップページに飛ぶ