装備品から引き出せるアビリティは、その武器から連想できるほうが、分かり易いし、面白いかもしれない。
黄色いスカーフ | 『女の子をかばう』 |
浮遊石のかけら | 『レビテト』 |
ただ、それをやるとアイテムの配置とかパラメーターも全て作り直すことになるな。
火 | 冷 | 雷 | 土 | 水 | 風 | 聖 | 闇 | ||
頭 | アダマン帽 | 無効 | |||||||
体 | シルクの服 | 弱点 | 半減 | ||||||
腕 | ボーンリスト | 強化 | |||||||
飾 | リボン | 半減 | 半減 | 半減 | 吸収 | 吸収 | 半減 |
もっとキャラを深く描写すれば魅力的なストーリーになるのではないかと思った。
スタイナーには、騎士になった動機、ベアトリクスと競い合った過去、プルート隊結成の日など、幾らでも面白そうなエピソードの種はあるのだから、そういったものをしっかり描けば、今以上に魅力的なキャラクターになるのではないか。
暫くのあいだフラットレイをジタンたちに同行させたら面白いかもしれない。フラットレイの目の前でだけ態度が変わってしまうフライヤの姿はいいATEのネタになりそうだ。記憶喪失の愛しい人にフライヤがどう接するのか。うまくやれば、エンディングの伏線にもなるだろうし。
サラマンダーはせっかく8人しかいないバトルメンバーの1人なのに、ストーリーに殆ど絡まないのが物足りないし、なにより間抜けすぎる。トレノでジタンとサラマンダーが初めて出会ったときのエピソードはもっと劇的にしたほうがいいし、イプセンの古城では、武器の攻撃力が逆転するという設定を活かして、「サラマンダーは強い武器を身につけていたせいで古城の敵に勝てなかった」なんて展開になったら燃えたかも。
どこかのメッセンジャーに『究極の食に辿り着いたク族は世界に一人しかいない。だが彼はその真実を語ることなく死んでしまった。彼には小さな孫がいたらしいが…』なんて語らせて伏線を張っておいたほうが面白いかもね。
せっかくビビはク族に育てられたのだから、その設定を活かして、クイナとビビをもっと親しくさせたら面白いかも。
なぜジタンがダガーにこだわるのか。なぜダガーはジタンを頼るのか。その辺をもっと掘り下げてくれれば、エンディングがより魅力的なものになるのでは? ゲーム冒頭の一目惚れだけではちょっと弱いよな。もし、一目惚れ路線を堅持するなら、せめて、あの一目惚れシーンはムービーにしたほうがいい。
ジタンの名台詞『人を助けるのに理由がいるのかい?』。…実に素晴らしい言葉だが、どうしてそんな考えを持つに至ったのか気になる。その辺の理由が知りたい。本格的な冒険が始まるまでジタンはタンタラスにいたのだから、タンタラス時代のエピソードとして用意すると面白そうだ。
『クジャは外側の大陸から飛竜に乗って現われる』という情報からジタンたちは外側の大陸へ向かうことになるが、その情報が単なるテキストで描かれているだけなので、どうしても印象が薄くなる。しっかりシーンとして描いたほうが分かり易い。
例えば、
「…クジャはまだか。もう待ちきれん」 痺れをきらしたブラネは天井のない、ひらけた場所に移動する。 暫くして飛竜に乗ったクジャが空から颯爽と現われる。 「これはこれは女王陛下自らお迎えして頂けるとは光栄です」 「貴様はいつもいつもどこから飛んでくるのやら」 「さぁ…?」 「…ふん、道化め」 |
自分の欲望のためならガーネットの始末すら厭わなかったブラネと、死ぬ間際のブラネがまるで別人のようにすら思える。ちゃんと理由付けしたほうが話が分かり易くなるのでは?
例えば、
「ガーネット姫が抵抗なさったらどうします?」 「ぬぬ…」 迷うブラネをクジャがけしかける。 「女王陛下は血の繋がらない娘のために世界制覇の野望を諦めるのですか? アレキサンドリアの栄光を世界に広げるという夢を諦めるというのですか?」 |
エンディング『だから歌ったんだ、あの歌を』の部分にもっとインパクトをもたせるために、劇中での歌に関するイベントをもっと増やしたほうが良いかもしれない。例えば、ジタンがダガーに歌詞の意味を尋ねるエピソードとかね。
劇中のアレキサンドリア城から脱出の途中落下、ラムウの住むピナクルロックスで目が覚ますというエピソードだが、アレキサンドリアの場面とピナクルロックスの場面が完全に独立してしまっており、しかもそのあいだにサイドストーリーまで挿入されているため、物語の流れが分かりにくくなってしまっている。例えば、アレキサンドリア城で閉じ込められたジタンたちを助けるのは本来タンタラスの面々だが、助ける役を謎の老人(ラムウ)に変えて、その老人の案内でピナクルロックスに到着、そこで老人が自分の素性を明かす…という流れならば、だいぶ印象に残るのではないかな。
FF9のラストダンジョンで登場するクリスタル関係の話というのは、要するに『DNAは進化の過程の全てを記録している』というネタを思い出に応用したものだと思う(もしかしたらもっと近い元ネタがあるのかもしれないが)。
そのアイディアそのものの是非はおいといて、なんの伏線もなくいきなりクリスタル云々というのは、さすがに、過剰なまでの伏線貼りまくりだったFF7〜8を経たあとではツライような気がする。そこで思うのだが、どこかの街のメッセンジャーに、
「最初の生命はクリスタルから生まれたという伝説があります」 |
ジタン「クリスタルっていうのは実際にあるのかな?」 サラマンダー「もし実際にあるとすれば、その在処が誰にも知られていないというのは変じゃないか?」 ジタン「そうだよなぁ…」 |
最終敵の永遠の闇の登場が唐突すぎ。例えば、力尽きたクジャの身体から闇が溢れ出し、それが永遠の闇となった(永遠の闇とはクジャの負の感情だった、或いは、クジャの暴走は永遠の闇がクジャの心に忍び込んだせいだった)といった展開であれば、奇麗にまとまるな。
黒魔術師製造工場があったように、ジェノム製造工場も出すなんてどうだろう? そうすれば、もっと話が盛り上がる。
さらに、ジタンもまた作られたものだと知ったあと、ビビと2人きりで会話させるといいかもしれない。今までジタンがビビを励ましてきた。だが、ジタンもまたビビと同じように人工的な存在だった、というのはドラマチックな展開だと思うし。
ジタンがタンタラスで活躍していた頃の話なんてどうだろう?
序盤 |
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中盤 |
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終盤 |
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共に戦う仲間はもちろんタンタラスのメンバー。シナ、マーカス、ブランク、ルビィ、黒莫三兄弟、バクー、それに中盤一時的に仲間になるフライヤ。十分すぎるほど濃い面子が揃っている。FF9本編がシリアスで重い内容だったから、こちらはルパン3世みたいな、娯楽路線でいったら良いんじゃないかな?