FF8リメイク案

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武器の存在意義を増やす

FF8の目玉はジャンクションなので、無闇に命中率やちからの上昇量を増やしたり、属性を付けて個々の武器を差別化する訳にはいかない。
そこで、
優れた武器ほど特殊技の発動率や性能が上がる。具体的には、アルティマニアで『ピンチ度』と呼ばれているパラメーターにボーナス値が付く
例えば、シューティングスターを装備すると、インビジブルムーンやウィッシュスターなどの強力特殊技の発動率が増え、HP40%以下(通常は32%以下)でも特殊技を発動できるようになる。

シナリオを微調整してもっと盛り上げる案

アデルの引き起こした魔女戦争。“過去に魔女が戦争を起こした”という実例を、もっと早い段階で公開したほうがドラマチックな物語になったかもしれない。
ゲーム冒頭で、
魔女大戦から早十余年。
魔女アデルに率いられて世界を敵に回した科学大国エスタは、
現在も謎の沈黙を続けている。
 
エスタの脅威の前に、各国は一致団結せねばならないはずだ。
だが、ガルバディアの独裁者ビンザー・デリングはそう思わない。
エスタに対抗するために自国の領土をもっと広げ力を蓄えねばならない───。
 
デリング率いるガルバディアの野望を独力で抗すだけの力を各国はもたなかった。
世界の均衡を実質的に保っているのが、バラムガーデンが誇る傭兵SeeDだった。
 
これはSeeDを目指す若者スコール・レオンハートの物語である。
これでFF8の全体像がすっきり分かる。
こういう流れで話を作れば、Disc1中盤で魔女イデアが登場したとき、
スコール(魔女……かつての魔女は魔女戦争を起こした。この新しい魔女は何を企んでいるんだ?)
魔女の怖さがプレイヤーにもスムーズに納得できる。
魔女暗殺計画の際には、
カーウェイ「私は魔女を信用していない。魔女に国が乗っ取られることを私は怖れている」
カーウェイが魔女排斥を狙う動機を素直に表現できる。
そして、エスタに向かうことになった際には、
スコール(エスタ……魔女アデルが支配する恐ろしい国……でも俺は……リノアを救うために行く)
いよいよ物語も佳境かとプレイヤーに思わせることができる。
エスタの科学力を見た際に、
スコール(想像以上の科学力だ……こんな国が魔女に支配されていたのか……魔女の力とエスタの科学力……これじゃあ誰にも勝てない……)
スコールにこう思わせることで、プレイヤーの心も膨らむ。
ところが、エスタの雰囲気が魔女の支配する国とは到底思えないほど落ち着いていることに気づいた頃に、
スコール(なんでこんなに……平和なんだ? 魔女が支配する独裁国家……じゃなかったのか? そう言えば……魔女打倒に参加したラグナは……どうなったんだろう?)
エスタの船にキロスがいたという事実に、スコールのこの台詞を上積みすることで、“近々ラグナと対面の予感”がいっそう増すはずだ。

サイファー活躍案

こんなエンディング中のおまけはどうか

特定の条件を満たすと、ガーデンでのパーティーが始まる直前に、真っ暗な画面の中央にメッセージが表示される。
「じゃ、よ、じっくり話そうぜ! 昔のことをよ! お互いにまだ知らない過去のことをよ!」
そのメッセージを閉じると画面が明るくなる。そこはラグナロクの客席。スコールの目の前にラグナたちがいた。アルティミシアを倒し、全てが終わったあと。パーティーが始まる日の午前中。
キロス「ラグナ大統領に喋らせておくと、君はいつまでたっても動けない。というわけで、君が尋ねたまえ」

  • 過去に演じたという映画の内容
  • ガルバディア兵時代
  • エルオーネ救出の旅
  • 大統領時代の話
  • レインのことをとことん問いつめる
  • 話は終わりだ

スコール「大統領時代の話を頼む」
ラグナ「え〜と、その、なんだ、どこから話そっかな…。…あ〜ッ、だめだ。話したいことがいっぱいありすぎて、うまく言えねえ〜」
エルオーネ「ラグナ、私がスコールをジャンクションしてあげようか?」
ラグナ「お! そりゃ名案! いっちょ頼むぜ! ん?」

これでFF8本編では語られなかったラグナ編をばっちり体験できる!
「話を終わりだ」を選択すると、会話終了。そして、スコールが部屋を出ようとするとき、
エルオーネ「…ねえ」
スコール「?」
エルオーネ「スコール、変わったね」
スコール「変わった?」
エルオーネ「ガーデンにいた頃より表情が柔らかくなった。まだ、少し、ぎこちない、けど…」
スコール(けど…?)
エルオーネ「…優しい微笑み」
スコール(優しい? 俺が? そう言ってくれた人がリノアの他にもいた…)「…ありがとう。お姉ちゃん」
エルオーネに誉められた微笑みが、エンディングムービーラストのあの微笑みに繋がるということで(ちなみにリノアがスコールに優しいと言うのはDisc2のF.H.)。

大胆案

FF8は“意図的に”分かりにくく設計されているので、分かり易くアレンジするのは原作尊重の観点に立てばあまり好ましいことではない。…でも。1ファンとして見たい気もするので考えてみた。

レベル連動制を盛り上げる

悪評高いレベル連動制だが、それを廃止したらFF8じゃない気もする。そこで、
レアアイテムを手に入れるために高レベルの敵と戦おう!
こういう方向で盛り上げることができるのであれば、多くのプレイヤーは納得してくれるのではないかと思う。現行のFF8でもレベルに応じて三段階に戦利品が変化するが、その方向性をもっと強めるのだ。
アルティマニアによれば、現行FF8の戦利品入手システムは下記のようになっている。

 178/256 51/256 15/256 12/256 
低レベル(1〜19) アイテム1 アイテム2 アイテム3 アイテム4 
中レベル(20〜29) アイテム5 アイテム6 アイテム7 アイテム8 
高レベル(30〜) アイテム9 アイテム10 アイテム11 アイテム12 

これを下記のように変更する。

 B-1 B-2 B-3 B-4 
A-1 アイテム1 アイテム2 アイテム3 アイテム4 
A-2 アイテム5 アイテム6 アイテム7 アイテム8 
A-3 アイテム9 アイテム10 アイテム11 アイテム12 
  • AとBで別個に乱数を求め、その交差する枠が入手できるアイテムとなる。
  • レベル0での基準は、A-1が90%、A-2とA-3が各5%。B-1が各60%、B-2が30%、B-3とB-4が各5%。
レベル アイテム入手率 
1〜20 レベルごとにA-2の入手率+2%、A-1の入手率-2% 
21〜40 レベルごとにA-3の入手率+2%、A-1の入手率-2% 
41〜70 レベルごとにB-3の入手率+1%、B-1の入手率が-1% 
71〜100 レベルごとにB-4の入手率+1%、B-1の入手率が-1% 

幾つか例を出すと、

レベル A-1 A-2 A-3 
1 88% 7% 5% 
6 76% 19% 5% 
15 60% 35% 5% 
35 20% 45% 35% 
55 10% 45% 45% 
100 10% 45% 45% 
レベル B-1 B-2 B-3 B-4 
1 60% 30% 5% 5% 
6 60% 30% 5% 5% 
15 60% 30% 5% 5% 
35 60% 30% 5% 5% 
55 45% 30% 20% 5% 
100 20% 30% 25% 25% 

こんな感じになる。
内部動作だけ見ると複雑に見えるかもしれないが、プレイヤーはとにかく『レベルが高いほどレアアイテムを入手し易い』とだけ覚えておけばよいので実質的な問題はないだろう。

追加アビリティ

FF8は蘇生や暗黒といった極めて重要性の高いアビリティだけが厳選されている。無駄がないというのは評価できる点かもしれないが、なんだか寂しい。
とりあえず他のFFシリーズにあるアビリティ、またはその応用に限って、現行のバトルシステムを活かせるようなものを集めてみた。

祈る
  • 仲間全体のHPを少し回復。元ネタはFF4。
  • 利点1。フルケアやホワイトウインドと異なりボタン連打やオーラに頼らなくても使える全体回復技。
  • 利点2。瀕死状態を維持したいときは回復量の少ない“祈る”のほうが便利。
  •  
溜める
  • 次に行う行動の威力を2倍にする。回復魔法にも有効。元ネタはFF3。
  • 使用例1。アーヴァインは溜める→ショットで弾丸を節約できる。
  • 使用例2。ゼルは溜める→デュエルで威力が倍になるのでコマンド入力回数もおよそ半分で済み、指に優しい。
  • 使用例3。G.F.を発動するときは単純にG.F.を2連発するより、溜める→G.F.発動したほうが時間の節約になる。
  • 使用例4。レイズは最大HPの12.5%を回復させる。溜める→レイズなら最大HPの約25%を回復可能。特殊技の発動条件が32%未満なので魅力的かと。
  •  
銭投げ
  • 元ネタはFF5。
  • FF8はお金が余りがちなので。HPを抑えて戦うのは苦手だけど召喚魔法は煩わしいという人のためのコマンド。
  • 威力はレベル×100。費用はレベル×500。範囲は単体。
  • 初プレイでうっかりレベルを上げまくってしまった人向け。
  •  
Wアイテム
  • FF5連続魔のアイテム版。
  • フェニックスの尾→ハイポーションとか。メガポーション→メガポーションとか。薬の知識と併用すると尚良い。
  •  
強がる
  • 自身にシェル。元ネタはFF4だが効果が異なる。
  • シェルをろくに集めずにアデルまで来てしまった人用。
  •  
我慢
  • 自身にプロテス。元ネタはFF4。
  • 序盤で取得できるようにすれば戦闘が苦手なプレイヤーにとって魅力的なアビリティになるのではないか。
  •  
呪い
  • 相手に弱点を植え付ける。元ネタはFF9(同様の効果はFF6のウィークメーカーが初出かな?)。
  • 特殊技に頼らない戦いかたをしているプレイヤー用。
  •  
既存のアビリティを変更
レベルダウンコマンドアビリティからパーティーアビリティに変更して、遭遇した敵のレベル-20。とにかく楽に進むたい人用。 
レベルアップコマンドアビリティからパーティーアビリティに変更して、遭遇した敵のレベル+20。レアアイテムが欲しい人用。 
精製を分かり易く

精製は便利なアビリティだ。問題はその便利さに気づきにくいという点である。精製を分かり易くする方法は幾つもあるが、下記のように、戦利品入手時に説明するのが簡単且つ効果的ではないかと思う。

インターフェイスの改良
G.F.と魔法を丸ごと交換これは必須。 
(魔法を)捨てる四角ボタンで捨てられるなんて普通は分からん。やっぱメニュー上で明示的に用意しなきゃ。 
ドローするときドローする魔法を選択する際にその魔法の所持数を表示したら便利かな。 
“最強”コマンドの変更属性JとステータスJは最強コマンドで変更されないように。 
ヒントの強化

ガーデンは学校なのだから、
教室の中から声が聞こえてきた。
ヤマザキ先生「ケアル10個をジャンクションするより、ケアル20個をジャンクションしたほうが強くなる。たくさん魔法を集めるように!」
年少クラスの生徒たち「は〜い!」
教室の中から声が聞こえてきた。
ヤマザキ先生「魔物のレベルが高いほど珍しいアイテムが手に入る。これはテストに出るので覚えておくように!」
年少クラスの生徒たち「は〜い!」
教室の中から声が聞こえてきた。
ヤマザキ先生「金の針や毒消しといったアイテムからブレイクやバイオが精製できる。精製は難しいけど使いこなせば便利だ。いつか役立つ日が来るから今日の話はよく覚えておくように!」
年少クラスの生徒たち「は〜い!」
こんな感じでヒントを出せるのではないか。Disc1中盤〜Disc2序盤まではバラムガーデンに戻れなくなるので、フォローとして、ガルバディアガーデンで、
教室の中から声が聞こえてきた。
厳格な教師「金の針や毒消しといったアイテムからブレイクやバイオが精製できる。精製は難しいけど使いこなせば便利だ。いつか役立つ日が来るから今日の話はよく覚えておくように!」
先生の声だけが響く。私語がまったくない授業が行われているようだ…。
ヤマザキ先生の授業とまったく同じ内容のものを紹介すればいい。

シナリオ

要所要所で効果的なメッセージや演出を加えると話が分かり易くなる。
Disc2中盤、バラムガーデンで「セルフィ…行かせてよかったのか?」云々とスコールが悩む場面の途中に下記のような台詞を挿入。
スコール(リノア……ガルバディアの人間が、どうして俺たちのガーデンを守る戦いに参加しているんだ? …あんたには関係ないことだろ? ん? 関係ない? ティンバー独立運動もガルバディア人であるリノアには関係ないことだよな? どうして自分に無関係なことに命を賭けられるんだ? ……リノア……なんかリノアのことを考えていると頭が混乱してくるな……リノア……リノア……頭が痛い。別のことを考えよう…)
Disc2。トラビアガーデンでリノアに「一緒にいてくれ」と言う直前に。
スコール(リノアがどうして俺たちのガーデンのために戦ってくれるのか分からない。…でも。ここまで一緒に戦い続けてくれたのは紛れもない事実なんだ。俺は……リノアを仲間と認めたい)
Disc3終盤カーウェイ邸にて。
カーウェイ「リノアはろくに戦闘の訓練も積んでいない。足手まといではないかね?」
スコール(確かにリノアは足手まといだ。…でも。誰だって最初は未熟なんだ。幼い俺をお姉ちゃんが支えてくれたように、今は俺がリノアのことを…)
スコール「彼女は我々のクライアントです。足手まといだなんて思ったことはありません」
カーウェイ「……。そうか。リノアを頼むよ」

FF8-2案

FF10-2プレイ後に、それを参考に想像を膨らませてみようと思ったが、FF10-2のプレイがだいぶ先になりそうなので今のうちにアイディアだけでも。

ハインは強大な魔力で自らの居城を作り出し、世界の主要都市を青い結界で封じはじめた。時間は残り少ない。スコールたちは果たして…?

結末案FF8-1でスコールたちが訪れた未来世界が、現代世界とまったく地形が変わっていなかったのは何故か。実はアルティミシアの時代は想像以上に近い未来ではあるまいか。
アルティミシアは最終形態が破壊される間際に、唐突に大人と子供が云々という話をしはじめた。彼女は子供時代に何か遣り残したことがあるのだろうか?
そういった部分を絡めて結末を作ると面白いのではないかと。リノア母娘とハイン。そこをどう消化してアルティミシアに繋げるかというと…だいたい皆さんが想像しているような流れで。  

ただ、この案だと、主人公がスコールのままなんだよね。FF10-2では見事に主人公チェンジしたから、やっぱり主人公チェンジの案のほうが良いかねえ? そうなると候補は……リノア? 「永遠のハグハグ、それが足元から崩れるような気がして」…なんかハマリそうで怖い(w。
案外、キスティス主演の物語なんて面白いかも。
「“ラグナ様”…面白半分でそう呼んでいるだけだと思っていたよ。だって相手は40過ぎで、息子までいるんだ。…でも僕の見通しが甘かった」
アーヴァインはコーヒーを啜りつつ口にした。
ここはガーデンの食堂。よそ者だったアーヴァインも今ではバラムガーデンの一員だと周囲から認識されている。
「キスティ。君は優秀な女性だから失恋経験なんてないだろうね。…僕は君の完璧なところにすごく憧れている」
アーヴァインの正面にはキスティスが座っていた。
キスティスはコーヒーをスプーンをかき混ぜながら、数年前の秘密の場所での一件を思い出した。あれはスコールと2人だけの秘密だった。
「僕はまだ未熟者だ。…だからもっと強くなりたい。肉体的にも精神的にも。…キスティは先生だったんだろ? ファンクラブの子から聞いたよ。すごく教え方が上手だって。だから…そのさ…色々と教授してほしいんだ。特に精神的な面で、君みたいになれるコツを」
キスティスは弱ったが、顔には出さない。
「教師といっても一年しかやってないから、大したことないわ。それでも良いなら手伝うけど…」
キスティスにとってアーヴァインは掛け替えのない幼なじみであり戦友だった。うまくコーチする自信はないが、彼の力になれるなら一肌脱ごうとキスティスは思った。
返答を聞いたアーヴァインの顔に喜色が浮かぶ。
「ありがとう、キスティ」
それが新たな物語の始まりだった。
キスティスとアーヴァイン。失恋した者同士。最初はただの幼なじみ。戦友。強い絆で結ばれているが、それはあくまで仲間としての絆だった。だが、

  • アーヴァインは、少しずつ、キスティスが手の届かない眩しい存在ではなく、自分とよく似た挫折組だということに気づいていく。
  • アーヴァインの話を聞いているうちに、彼が、数年前の自分───スコールに「壁にでも話し掛けていろよ」と言われた頃の自分によく似ていると思いはじめるキスティス。

二人の仲は急接近しはじめる。SeeDとしての任務を積み重ねていくうちに、2人は互いに掛けがえのない存在になっていく…。
キスティスとアーヴァインという、予想外の組み合わせ。これなら、プレイヤーの度肝を抜くことができるし、スコール&リノアとは違う、しっとりとしたオーソドックスな愛情劇を描くことができそう。
もちろん、
プロモーションビデオの最後は空中回転を派手に決めながら二丁拳銃で打つまくるアーヴァインで決まりw
で、補足。

  • 標準語モードのセルフィだと、ラグナとエルオーネの輪の中に入るのは難しそうだが、トラビア弁モードのセルフィなら、ラグナの姉さん女房的な存在として活躍できそう。「ラグナ〜はよ起きんとレビテガかますで〜」。三十歳近く年下の小娘に主導権握られるヘッポコ大統領というのも面白いかと。しかも、これでレウァール家はエルオーネ→セルフィ→ラグナ→エルオーネ→……というジャンケンみたいな構図ができあがる(セルフィにとってエルオーネは“お姉ちゃん”なので頭が上がらない)。
  • (本気かよ…セルフィが俺の義理の母親になる…のか?)などと、顔には出さないが心の中で愕然とするスコールも見物。
  • 他にもキロスを絡めて「遅かったな、ラグナくん」「レビテガでグランディティエリの森まで飛ばされたせいで遅れちまった〜。ほんっと、セフィは手加減しらねえ〜」「君の新しい妻は面白い人物だな」「俺に言わせれば、セフィもキロスも同類だぜ。お前ら、少しは俺に対するツッコミの姿勢をゆるめろよ」「残念だが、それはできない相談だよ、ラグナくん」とかね。
  • 劇中後半、セルフィがエスタの反体制派にさらわれる。ラグナたちが救出に向かったが、彼らはもう二十年近く実戦経験がない。心配だったエルオーネはSeeDであるスコールたちに救出作戦賛歌を依頼する。アーヴァインもその群れの最後尾にいたが、正直、迷っていた。セフィと会うのがつらい…。そんな態度にキスティスが怒る。「セルフィは大切な幼なじみ、共に魔女と戦った仲間、そうでしょ? …それとも貴方のセルフィに対する思いは恋心を抜いたら何も残らないの!?」。その言葉でアーヴァインは目を覚ます。「…そうだ。セルフィは幼なじみだ。仲間だ。掛け替えのない仲間だ…」。スコールやキスティスが敵を囮になっているあいだにアーヴァインは敵のアジトへ。
  • ↑の続き。敵のアジトに乗り込んだアーヴァインは、周囲を蹴散らしながら進むが、不運にも銃が故障してしまう。「…よりにもよって…こんなときに…。でも僕は諦めないぞ。ここで弱音を吐いて逃げたりしたら今までと一緒だ。僕は…今度こそ自分一人の力で仲間を守りたい」。苦戦しつつも前へ前へと進むアーヴァイン。そして彼は、最後の部屋の1つ手前に倒れているラグナを発見した。「ラグナさん!?」「敵さんの呪いみたいなもんで身体が動かなくなっちまった…。セフィが扉の向こうで待っているっていうのに…情けねえよなぁ…。…なあ、アーヴァイン、たしかガンマンだったよな? 銃はどうした?」「さっきイカれた…」「ガンマンのあんたが銃なしじゃツライだろ? ごく普通のマシンガンだが…ないよりはマシだよな?」。ラグナはアーヴァインにマシンガンを渡す。それはガ兵時代からラグナが使い続けていたマシンガンだった。ラグナからアーヴァインへの銃の継承……。それが彼に大きな勇気を与えた。「マシンガンって繊細さに欠けるから好きじゃないんだ。…でも。このマシンガンだけは好きになれそうな気がする」。そしてアーヴァインは最後の扉を開けた。そこで待っていたのは───。

セルフィ救出作戦を終え、アーヴァインとキスティスの物語はついにクライマックスへ。ガーデン生から噂に聞いた秘密の場所にキスティスを連れて行くアーヴァイン(前述のようにキスティスとスコールの一件をアーヴァインは知らない)。かつてスコールに暴言を吐かれたその場所に連れ出されたことにキスティスは因縁のようなものを感じる。
だが、肝心なときにアーヴァインはガチガチに固まってしまう。(アルティミシアと戦ったときの…万倍緊張する…ママ先生を撃ったときの…千倍緊張する…セフィを助けるときの…百倍緊張する…ああ…身体が動かない…どうにか…会話の波に乗らないと…でも口が開かない…)、アーヴァインが必死で口を開こうと葛藤しているあいだに時間はどんどん過ぎていく。果たして、アーヴァインはヘタレガンマンの汚名を挽回できるのか。
 
ベタだけど、こういう展開なら奇麗に着地できるかなと。…ただ、ラグナがセルフィと再婚し、キスティスとアーヴァインがくっつくという時点で、イメージチェンジしたユウナ以上に賛否両論が激しそうだな。まあ、この案も参考程度に。


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