DQシリーズの中で、筆者が特に強く設定上のロマンを感じたのがDQ2とDQ7だ。
まずDQ2。
主人公たち3人を結び付けるものが、友情でも恋心でもないところが面白い |
マリベルとキーファが好奇心に溢れているところが良い |
DQ2雨露の糸のありか | 竜の角にあるという情報と、適当な一個所に糸を配置するだけというお手軽な構造ながら、実に楽しいイベントに仕上がっている。 |
DQ4第5章のイムル村のイベント | 一周目はイムル村でピサロの夢を見ないとロザリーに会う方法が分からない。二周目以降は見たい奴だけ見ればいい。じっくりシナリオを楽しみたいプレイヤーと、とにかく先に進みたいプレイヤーの双方の欲求を満たせる見事な構造だと思う。 |
アイテム目当てのダンジョン | DQ3のガルナの塔(悟りの書)、DQ4の滝の流れる洞窟(はぐれメタルの剣)、DQ5の封印の洞窟(王者のマント)など。 |
思うに、
参加を強制されると参加したくなくなるが、参加自由だと参加したくなる |
FF3の主人公たちが冒険に出るキッカケ。それはクリスタルの啓示を受けたから。…でも、今のRPGの基準で見てみると。
クリスタル「おまえたちはえらばれた…… わたしのなかにのこった さいごのひかりを…… さいごのきぼうを うけとってくれ。 このままでは このひかりもきえてしまう…… すべてのバランスがくずれるのだ。 ひかりをうけとれば クリスタルより おおいなる ちからを とりだすことができる。 おまえたちは きぼうをもつものとして えらばれたのだ。 このせかいを けしてしまってはならない……」 |
4にんの しょうねんたちは みなしごで へんきょうのむらウルの そうりょトパパに そだてられた。 だいじしんで クリスタルがちちゅうにしずみ そこにできた どうくつへとやってきた。 4にんは たんけんきぶん。 ちょっとした どきょうだめしのつもりだった・・・・ |
この時点の主人公たちにとって、クリスタルの啓示が信用できるかは大した問題ではない。好奇心いっぱいの若者たちにとって世界を旅する大義名分が出来ただけで万々歳なのだ。 |