派生バージョン案

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FF6-2案

 

人間キャラのドラマは基本的にFF6エンディングの時点で解決している。彼らに新たな冒険をさせようと思ったら、彼らがようやく手に入れた幸せを壊さなければならない。続編の都合でそういうことをするのは個人的に好かない。主人公に据えるならFF6エンディングの時点で幸せになっていないキャラがいいと思う。
そんな訳で、FF6-2の主人公を、FF6-1のパーティーキャラの中から選ぶのであれば、筆者はモグを主人公に押す。モグの仲間たちは失踪したままだ。死んだ確証はないが、生きてる保証もない。モグは生死分からぬ仲間を探して世界を旅する。ちょうどFF6のゲーム後半でセリスが仲間との再会を夢見て旅立ったように。FF6-2はFF6後半のセルフパロディということで。
モグが主人公なら、

ウーマロウーマロはモグの子分なので冒頭からの仲間ということで。個人的にはバーサク好きだが、それだけだとパズル的なボス敵を出し辛くなるので、ゲーム序盤で『理性の冠』というアクセサリーを入手できるようにしてはどうだろうか。理性の冠を装着して制御可能にするか、アクセサリー枠をフル活用するために敢えて理性の冠を装着させないで暴れさせるか。 
一匹狼モグとは浅からぬ因縁がある獣人。プレイヤーの選択次第で仲間になるというのはどうだろうか。「盗む」担当。 
モグの仲間たち「モグの仲間たちはもう死んでいた…」なんて展開はFFには似合わない。合流した仲間たちはバトルメンバーに。見た目で個々を区別できないところがミソ。最後はやっぱりモルルか? 

 
アビリティ案。
FF6エンディングの時点で魔法が無くなっている。でも、主人公のモグなら大丈夫。FF5の地形、動物、FF6の踊りを分割してアビリティとして取得させればよい。

 FF6のもの FF5から輸入 独自効果 
初期取得 踊る - 『踊る』の効果は現在の地形ごとに変わる(制御不能)。 
回復系 ミシディア兎、雪兎、日光浴 ナイチンゲール、ユニコーン ユニコーンの効果を単体フルケアに変更 
治療系 森林浴、バク、洗い熊 - 
単体攻撃 ウォンバット、うりんこ、プラズマ(雷)、崖崩れ(防御力無視) - 
全体攻撃 木の葉乱舞(無属性)、かまいたち(風)、エルニーニョ(水)、雪崩れ(氷)、 - 
割合系 ソニックブーム - 
連続攻撃 - 落盤(4回攻撃) 
ST攻撃系 毒蛙(毒+ダメージ)、コカトリス(石化+ダメージ)、亡霊(全体コンフェ)、落とし穴(単体デジョン)、蟻地獄(デジョン) ポイズンミスト(全体を毒)、鬼火(混乱+ダメージ)、蔦地獄(スロウガ)、スカンク(暗闇+毒)、砂塵(全体を暗闇+ダメージ)、竜巻(瀕死)、デザートストーム(全体瀕死) 蟻地獄の効果を単体から全体に変更(落とし穴との差別化のため)。亡霊の効果を単体から全体に変更(鬼火との差別化のため)。 
補助系 ミーアキャット(ヘイスガ) - 

FF8-2案

 

FF10-2プレイ後に、それを参考に想像を膨らませてみようと思ったが、FF10-2のプレイがだいぶ先になりそうなので今のうちにアイディアだけでも。

ハインは強大な魔力で自らの居城を作り出し、世界の主要都市を青い結界で封じはじめた。時間は残り少ない。スコールたちは果たして…?

結末案FF8-1でスコールたちが訪れた未来世界が、現代世界とまったく地形が変わっていなかったのは何故か。実はアルティミシアの時代は想像以上に近い未来ではあるまいか。
アルティミシアは最終形態が破壊される間際に、唐突に大人と子供が云々という話をしはじめた。彼女は子供時代に何か遣り残したことがあるのだろうか?
そういった部分を絡めて結末を作ると面白いのではないかと。リノア母娘とハイン。そこをどう消化してアルティミシアに繋げるかというと…だいたい皆さんが想像しているような流れで。  

ただ、この案だと、主人公がスコールのままなんだよね。FF10-2では見事に主人公チェンジしたから、やっぱり主人公チェンジの案のほうが良いかねえ? そうなると候補は……リノア? 「永遠のハグハグ、それが足元から崩れるような気がして」…なんかハマリそうで怖い(w。
案外、キスティス主演の物語なんて面白いかも。
「“ラグナ様”…面白半分でそう呼んでいるだけだと思っていたよ。だって相手は40過ぎで、息子までいるんだ。…でも僕の見通しが甘かった」
アーヴァインはコーヒーを啜りつつ口にした。
ここはガーデンの食堂。よそ者だったアーヴァインも今ではバラムガーデンの一員だと周囲から認識されている。
「キスティ。君は優秀な女性だから失恋経験なんてないだろうね。…僕は君の完璧なところにすごく憧れている」
アーヴァインの正面にはキスティスが座っていた。
キスティスはコーヒーをスプーンをかき混ぜながら、数年前の秘密の場所での一件を思い出した。あれはスコールと2人だけの秘密だった。
「僕はまだ未熟者だ。…だからもっと強くなりたい。肉体的にも精神的にも。…キスティは先生だったんだろ? ファンクラブの子から聞いたよ。すごく教え方が上手だって。だから…そのさ…色々と教授してほしいんだ。特に精神的な面で、君みたいになれるコツを」
キスティスは弱ったが、顔には出さない。
「教師といっても一年しかやってないから、大したことないわ。それでも良いなら手伝うけど…」
キスティスにとってアーヴァインは掛け替えのない幼なじみであり戦友だった。うまくコーチする自信はないが、彼の力になれるなら一肌脱ごうとキスティスは思った。
返答を聞いたアーヴァインの顔に喜色が浮かぶ。
「ありがとう、キスティ」
それが新たな物語の始まりだった。
キスティスとアーヴァイン。失恋した者同士。最初はただの幼なじみ。戦友。強い絆で結ばれているが、それはあくまで仲間としての絆だった。だが、

  • アーヴァインは、少しずつ、キスティスが手の届かない眩しい存在ではなく、自分とよく似た挫折組だということに気づいていく。
  • アーヴァインの話を聞いているうちに、彼が、数年前の自分───スコールに「壁にでも話し掛けていろよ」と言われた頃の自分によく似ていると思いはじめるキスティス。

二人の仲は急接近しはじめる。SeeDとしての任務を積み重ねていくうちに、2人は互いに掛けがえのない存在になっていく…。
キスティスとアーヴァインという、予想外の組み合わせ。これなら、プレイヤーの度肝を抜くことができるし、スコール&リノアとは違う、しっとりとしたオーソドックスな愛情劇を描くことができそう。
もちろん、
プロモーションビデオの最後は空中回転を派手に決めながら二丁拳銃で打つまくるアーヴァインで決まりw
で、補足。

  • 標準語モードのセルフィだと、ラグナとエルオーネの輪の中に入るのは難しそうだが、トラビア弁モードのセルフィなら、ラグナの姉さん女房的な存在として活躍できそう。「ラグナ〜はよ起きんとレビテガかますで〜」。三十歳近く年下の小娘に主導権握られるヘッポコ大統領というのも面白いかと。しかも、これでレヴォール家はエルオーネ→セルフィ→ラグナ→エルオーネ→……というジャンケンみたいな構図ができあがる(セルフィにとってエルオーネは“お姉ちゃん”なので頭が上がらない)。
  • (本気かよ…セルフィが俺の義理の母親になる…のか?)などと、顔には出さないが心の中で愕然とするスコールも見物。
  • 他にもキロスを絡めて「遅かったな、ラグナくん」「レビテガでグランディティエリの森まで飛ばされたせいで遅れちまった〜。ほんっと、セフィは手加減しらねえ〜」「君の新しい妻は面白い人物だな」「俺に言わせれば、セフィもキロスも同類だぜ。お前ら、少しは俺に対するツッコミの姿勢をゆるめろよ」「残念だが、それはできない相談だよ、ラグナくん」とかね。
  • 劇中後半、セルフィがエスタの反体制派にさらわれる。ラグナたちが救出に向かったが、彼らはもう二十年近く実戦経験がない。心配だったエルオーネはSeeDであるスコールたちに救出作戦賛歌を依頼する。アーヴァインもその群れの最後尾にいたが、正直、迷っていた。セフィと会うのがつらい…。そんな態度にキスティスが怒る。「セルフィは大切な幼なじみ、共に魔女と戦った仲間、そうでしょ? …それとも貴方のセルフィに対する思いは恋心を抜いたら何も残らないの!?」。その言葉でアーヴァインは目を覚ます。「…そうだ。セルフィは幼なじみだ。仲間だ。掛け替えのない仲間だ…」。スコールやキスティスが敵を囮になっているあいだにアーヴァインは敵のアジトへ。
  • ↑の続き。敵のアジトに乗り込んだアーヴァインは、周囲を蹴散らしながら進むが、不運にも銃が故障してしまう。「…よりにもよって…こんなときに…。でも僕は諦めないぞ。ここで弱音を吐いて逃げたりしたら今までと一緒だ。僕は…今度こそ自分一人の力で仲間を守りたい」。苦戦しつつも前へ前へと進むアーヴァイン。そして彼は、最後の部屋の1つ手前に倒れているラグナを発見した。「ラグナさん!?」「敵さんの呪いみたいなもんで身体が動かなくなっちまった…。セフィが扉の向こうで待っているっていうのに…情けねえよなぁ…。…なあ、アーヴァイン、たしかガンマンだったよな? 銃はどうした?」「さっきイカれた…」「ガンマンのあんたが銃なしじゃツライだろ? ごく普通のマシンガンだが…ないよりはマシだよな?」。ラグナはアーヴァインにマシンガンを渡す。それはガ兵時代からラグナが使い続けていたマシンガンだった。ラグナからアーヴァインへの銃の継承……。それが彼に大きな勇気を与えた。「マシンガンって繊細さに欠けるから好きじゃないんだ。…でも。このマシンガンだけは好きになれそうな気がする」。そしてアーヴァインは最後の扉を開けた。そこで待っていたのは───。

セルフィ救出作戦を終え、アーヴァインとキスティスの物語はついにクライマックスへ。ガーデン生から噂に聞いた秘密の場所にキスティスを連れて行くアーヴァイン(前述のようにキスティスとスコールの一件をアーヴァインは知らない)。かつてスコールに暴言を吐かれたその場所に連れ出されたことにキスティスは因縁のようなものを感じる。
だが、肝心なときにアーヴァインはガチガチに固まってしまう。(アルティミシアと戦ったときの…万倍緊張する…ママ先生を撃ったときの…千倍緊張する…セフィを助けるときの…百倍緊張する…ああ…身体が動かない…どうにか…会話の波に乗らないと…でも口が開かない…)、アーヴァインが必死で口を開こうと葛藤しているあいだに時間はどんどん過ぎていく。果たして、アーヴァインはヘタレガンマンの汚名を挽回できるのか。
 
ベタだけど、こういう展開なら奇麗に着地できるかなと。…ただ、ラグナがセルフィと再婚し、キスティスとアーヴァインがくっつくという時点で、イメージチェンジしたユウナ以上に賛否両論が激しそうだな。まあ、この案も参考程度に。


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