レベルと経験値
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モンスターのレベルについて
モンスターのレベルは下記の2パターン。
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パーティーの平均レベル×1.2
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パーティーの平均レベル×0.8
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例えばパーティーの平均レベルが36なら、魔物のレベルは43ないし29となる。
ただし、一部のダンジョンやボス敵には例外もある。詳細はアルティマニアに掲載されているが、それ以外に、
ちなみにレベルは100を超えない(FF5などにはレベル100以上の魔物が何体かいるため念のため)。
経験値の獲得について
アルティマニアに掲載されている経験値は計算算出の基本値に過ぎない。
ただし、同レベルの魔物と戦う機会は滅多にない。前述のように雑魚敵のレベルは『パーティーの平均レベル×1.2或いは0.8』となるが、
魔物のレベル | 獲得経験値 |
パーティーの平均レベル×1.2 | 基本値の約5倍 |
パーティーの平均レベル×0.8 | 基本値の約3倍 |
なお、FF8ではドールでサイファーも語っているように魔物にトドメを刺したキャラはより多くの経験値を入手できる。詳細はアルティマニアを参照するのが早いだろう。
ボス敵の上限レベルについて
FF8はレベル連動制を採用しているため、こちらのレベルが上がるほど魔物が強くなる。だが、戦闘があまり得意ではないプレイヤーのために、
基本的に、倒さなければクリアできないボス敵には上限レベルが設定されている
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上限レベルは固体ごとに設定されているが、分かり易くDiscごとに分けると、
| レベル | 解説 |
Disc1のボス敵 | 6〜20 | 最初のボスが6、最後のボスが20。 |
Disc2のボス敵 | 22〜32 | 最初のボスが22、最後のボスが32。 |
Disc3のボス敵 | 34〜45 | 最初のボスが34、最後のボスが45。 |
Disc4のボス敵 | 45〜65 | ラストボスの上限レベルが65。 |
なお、
基本的に、自由参加イベントのボス敵はレベル100まで育つ
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具体的に名前を挙げると、
| ボス名 | 補足 |
G.F. | ディアボロス、セクレト&ミノタウロス、オーディン、ジャボテンダー、トンベリキング、バハムート | セクレト&ミノタウロスはレベル75が上限。 |
城のしもべ | スフィンクス&アンドロ、カトブレパス | 他の連中は上限レベル有り。 |
ウェポン | アルテマウェポン、オメガウェポン | 最強の敵レベル100オメガウェポンのHPは約116万。 |
レベルが上がると入手物が変化するボス敵
カードに頼らない場合は、ある程度レベルを上げておいたほうが有利にゲームを進められるという例。
サグト・ヒサーリ | レベル20以降でバイオをドローできる。 |
ケルベロス | レベル20以降でトリプルをドローできる。 |
アバドン | レベル30以降でフレアをドローできる。 |
風神(Disc3) | レベル30以降でトルネドとアレイズ。 |
サイファー(Disc3) | レベル30以降でオーラをドローできる。 |
ディアボロス | レベル30以降でフレアとホーリーをドローできる。
さらに戦利品が『Gリターナー×8』から『英雄の薬×4』に変化。
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ラ系やガ系への変化(ケアル→ケアルラ→ケアルガとか)は省略。
オイルジッパーとグラナルドも入手物が変化するが、アルティミシア城で雑魚敵として出現するため上表には含めなかった。
経験値のイロハ
その1。
例えば、バラムに出現する魔物の経験値の期待値を見てみよう。
| ExP |
バイトバグ | 60 |
グヘイスアイ | 60 |
ケダチク | 112 |
アルケオダイノス | 640 |
クラッド | 152 |
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| ExP |
フォカロル | 60 |
レッドマウス | 32 |
ボム | 120 |
ブエル | 20 |
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モンスターごとの獲得経験値の量が極端なのが分かる。FF8では経験値1000ごとに1レベル上昇するので、アルケオダイノスならたった2匹で1レベルアップ、ブエルなら50匹倒してようやく1レベルアップということになる。要するに、
レベルを上げたいときは経験値を大量に所持する魔物と戦うのが吉
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逆に、深く考えずに強敵狩りをしていると、気づいたときには想像以上にレベルが上がっていることもあるので注意しよう。
その2。
FF8では敵と味方の平均レベルの差が獲得経験値の量に影響する
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自分よりレベルの高い敵と戦えば多くの経験値が貰え、自分よりレベルの低い敵と戦うと少ない経験値しか貰えない訳だ。ところが、
一部の例外を除き、FF8のモンスターのレベルはこちらのレベル±2割となる
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例えばレベル10でアルケオダイノスを倒せば480か800の経験値を獲得できる(理論値)。レベル30でアルケオダイノスを倒しても480か800の経験値を獲得できる(同じく理論値)。敵のレベルがこちらの平均レベルに連動しているので、通常このシステムの影響が表に出ることは滅多にないのだ。
この『レベル差が獲得経験値に変化を及ぼす』というシステムの影響は、
地獄に一番近い島や炎の洞窟など、魔物のレベルが固定されている場所での経験値獲得量に影響
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この1点に絞ることができよう。特に低レベルで地獄に一番近い島を訪れれば、1戦闘で3レベルぐらい上昇することも普通にある。レベル100にしたいプレイヤーはラグナロク入手まで我慢して稼ぐと良いかもしれない。
その3。
戦闘の途中で逃げても、それまでに減らしたHPの割合に応じて経験値が貰える
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例えば、敵のHPを半分まで減らして逃げた場合、倒したときの半分の経験値を入手できる訳だ。
これは2つの影響にまとめることができる。
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強敵を相手に経験値稼ぎするときは、やばくなったらすぐに逃げても構わない。
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レベルを上げたくないのにダメージを与えてしまったときは、敵のHPを全快させてから逃げること
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特に、地獄に一番近い島などでレベルを上げるときは、やばくなったらさっさと逃げることをお勧めする。
その4。
敵にトドメをさしたキャラにはボーナス経験値が手に入る
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ドールでサイファーが説明したとおり。ただし、このボーナス経験値はそれほど多くないので無視しても構わない。…人間キャラの場合は。
その5。
G.F.の経験値制は、人間のものと比べて、
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敵を倒した際に獲得できる経験値が少ない(そのキャラが装着しているG.F.の数で等分)
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トドメを刺したときに貰える経験値の量が多い(アルティマニアに拠れば人間の10倍)
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つまり、G.F.のレベルを上げたいときは、
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育てたいG.F.でガンガン敵にトドメを刺す
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1キャラに装着するG.F.の数を1つに留める
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カーバンクルやケルベロスなど敵にダメージを与えない類のG.F.のレベルを上げたい場合は後者の方法で育てるのが良いだろう。
ちなみに、
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戦闘不能キャラは経験値を獲得できないが、戦闘不能キャラが装着しているG.F.は経験値を獲得できる
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戦闘不能のG.F.は経験値を獲得できないが、獲得経験値を頭割りするときのカウントには含まれる
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最後に、レベルアップに必要な経験値の量だが、
人間とエデン | 1000ごと |
一般的なG.F. | 500ごと |
セイレーン
カーバンクル
ケルベロス
| 400ごと |
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エデンの必要経験値量が高いのは威力がずば抜けているからだろう。
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カーバンクルとケルベロスは敵のトドメを刺して経験値を稼ぐことができないので、必要経験値量が少ないのだろう。
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セイレーンはレベル100になるとダークマターを精製できるようになる。ポケステが手元にないプレイヤーに対する配慮か。
上表を見れば、アルケオダイノスの平均獲得経験値640の重みがよく分かるだろう。FF8は、DQで言うところのメタル系モンスターと序盤から戦えるようなものだ。
なお、アルケオダイノス以外で経験値の多い敵については『FF8雑学』の『経験値の多いモンスター』を参照のこと。
レベル100って本当につらいの?
一般に、
レベル100だと敵が強すぎるから、レベルは抑え目に進んだほうがいい
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という見解が幅を利かせているようだ。
だが、それは本当だろうか?
実際に検証してみることにしよう。
戦闘の難易度は、大胆に言ってしまえば、
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1ターンに相手からどれぐらいのダメージを受けるか
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相手を何発で倒せるか
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で決まる。
まず『1ターンに相手からどれぐらいのダメージを受けるか』だが、
オメガウエポンのメギドフレイム対策でHPを9999にしなければならない。レベル10でもレベル100でも要求されるHPは同じ
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むしろ、HPが高い分だけレベル100のほうが有利だと言えるかもしれない。
レベル10 | 約600。9999にするためには『HP+80%』が欲しいところ。 |
レベル100 | 約4000。ホーリー+HP20%+HP40%で9999達成。 |
よく耳にする『敵の攻撃が早すぎて回復が間に合わない』という問題は、
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バトルスピードを最遅に設定にする(重要!)。
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トリプル状態にしてケアルガ三連発。ヘイスト状態にしておくと尚良い。
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それでも足りないなら回復キャラを2人に増やすなどの工夫を。
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これで解決できるはずだ。
続いて『相手を何発で倒せるか』だが、FF8には超強力な攻撃手段が幾つも揃っている(下記の分類は筆者に依るもの)。
S級 | エンドオブハート、デュエル、ジエンド | 条件さえ揃えば1ターンに何十万ものダメージ。或いは問答無用の一撃必殺。 |
A級 | 自爆、ヴァリー、エデン、連続剣 | 条件さえ揃えば数万ダメージ。 |
B級 | 暗黒 | 条件さえ揃えば9999ダメージ。 |
C級 | 通常攻撃、魔法 | 9999ダメージ達成が難しい。 |
まずS級の攻撃手段だが、それぞれ一般的とはいえない欠点がある。
エンドオブハート | 外部情報なしで材料を集めるのは大変。 |
デュエル | プレイヤーのコマンド入力速度に効果が依存。 |
ジエンド | 外部情報なしでは、そもそも存在に気づかない場合が多い。 |
ジエンドやエンドオブハートならレベル100の敵でも楽勝です、なんて言っても説得力がないだろう。そこで1ランク下げてA級の攻撃手段を見てみよう。
自爆 | レベル100+ホーリー+HP20%+HP40%で49995ダメージ。お手軽且つ強力な攻撃手段だが1戦闘で1人1回しか使えない。 |
ヴァリー | レベル100+ペイン+魔力20%+魔力40%+『攻撃魔法をメテオのみ所持』で毎ターン40000ダメージ。メテオは1個でも構わないので大塩湖のドローポイントを利用するといい。 |
エデン | レベル100+召喚魔法10〜40%+応援255で60000ダメージ可。ただし連発するには演出時間が長すぎる。 |
連続剣 | レベル100+フレア+ちから20%+ちから40%ならフィニッシュブローを除いてもワンセット15000〜30000ダメージ。ちからを上げればもっと威力が高くなる。 |
自爆とエデンは頻繁に使えない欠点があるので除外するとして、ヴァリーと連続剣を同時に使えば1ターンに6万以上のダメージ繰り出せる。ヘイストを使えば時間当たりの破壊力が更に増す。
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HP10万程度の魔物なら楽勝。
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グリーヴァの上限レベルでのHPは12万。3ターン程度で終わり。
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ラストボスであるアルティミシア最終形態の上限レベルのHPは30万弱。6ターン程度でHP0まで追い込める。
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レベル100オメガウエポンのHPは116万弱。さすがにここまでHPが高いと倒すのにそれなりに時間が掛かる。でも、おまけボスなのだから、それぐらいの歯応えがないとむしろ物足りないような。
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以上の話を踏まえての個人的な見解だが、
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ある程度RPGの戦闘に慣れてるプレイヤーならレベル100でも怖くない。
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低レベルコースというのは、シナリオにしか興味がないプレイヤーや封印プレイのために用意されたものではないだろうか。
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あれこれ努力して強敵を打ち倒す喜びを味わいたいなら、レベルを上げない努力よりも、システムを使いこなす努力にエネルギーを費やしたほうが楽しい。
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お勧めの経験値ターゲット〜同レベルでの経験値が500以上の敵
FF8では経験値1000毎に1レベルアップするので、経験値500以上というのは凄まじい。
| 場所 | 倒しかた | 経験値 |
アルケオダイノス | バラムガーデン訓練施設 | 即死系やゾンビ化。 | 600代 |
オチュー | ティンバー西方ロスフォールの森 | デジョネーター。 | 600代 |
バイセージたち | 大塩湖 | ゾンビ化。即死系はデジョネーターを含めて完全無効。 | 計700代 |
トライフェイス | 天国に一番近い島、MD層 | 即死系やゾンビ化。 | 500代 |
ゴージュシール | シュミ族の村周辺 | 確率は低いが、即死系やゾンビ化。 | 600代 |
ルブルムドラゴン | 地獄に一番近い島 | デジョネーター。 | 800代 |
モルボル | 天国に一番近い島 | デジョネーター。 | 800代 |
鉄巨人 | エスタ | デジョネーター。 | 500代 |
エルノーイル | エスタ市内 | 即死やゾンビ化。 | 800代 |
ベヒーモス | エスタ | 即死やゾンビ化。 | 800代 |
キマイラブレイン | カシュバール砂漠 | デジョネーター。 | 600代 |
メルトドラゴン | グランディティエリの森 | デジョネーター。 | 900代 |
お勧めは、
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バラムガーデン訓練施設のアルケオダイノス(Disc1〜3)。
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エスタ市内のエルノーイル(Disc3後半)。
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地獄に一番近い島の面々(ラグナロク入手後)。
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だが、もしDisc4で、デジョネーターを取得しておらず、地獄に一番近い島の面々にも勝てないようであれば、
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シュミ族の村周辺のゴージュシール。スリプルで眠らせ、グラビデを連発し、ヴァリー化アルテマやでトドメ。
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時間は掛かるが、これがいいだろう。
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