あのシステムや要素の気になる存在意義

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攻撃魔法の存在意義とは?

FF8世界の攻撃魔法は、とても弱い。魔力255のファイガですら3000ダメージに満たない。ちから255の通常攻撃が5000ダメージに達するのに比べて、目が当てられないほど貧弱だ。
FF8の攻撃魔法には、どのような存在意義があるのだろうか?

  • トリプル状態で3連発すれば通常攻撃を上回るダメージに。
  • ヴァリー状態なら更に強くなる。
  • 実は武器のようなもの。

FF8にはトリプルという強力な魔法が存在する。トリプルそのものは貴重だがG.F.ケルベロスで代用できる。トリプル化ファイガなら3000×3=9000ダメージとなり、スコール以外のキャラクターの通常攻撃を上回る。トリプル化アルテマなら20000ダメージ以上、トリプル化メテオなら30000ダメージ以上だ。FF8の攻撃魔法はトリプル状態を前提に威力調整されているのではないか。
ただ、攻撃魔法3連発を多用すると、あっという間に魔法がなくなってしまう。精製で簡単に作れるファイガはともかく、アルテマやメテオを豪快に使うには勇気がいるだろう。
 
魔法の個数を気にせずガンガン攻撃魔法を使いたいならヴァリーがお勧めだ。ラグナロク以降でリノアが使用できる特殊技ヴァリーは、威力5倍の魔法攻撃を消費なしで毎ターン放てる。先ほどの例で言えばファイガで9999ダメージ、メテオなら計50000ダメージ以上に達する。爆発力はスコールやゼルに及ばないが、プレイヤーは援護と回復に専念できるので、個人的にお勧め。
 
…ただ、トリプル化もヴァリーもそれなりに魅力的だが、実はFF8の攻撃魔法の最大の役割は、ちからの上昇にある。魔法の各系統の中で最もちからの上昇量が大きいのは実は攻撃魔法。ちからが上昇すれば当然、通常攻撃の威力がアップする。FF8の攻撃魔法=他のRPGの武器と考えてしまって構わない。

特殊技中心で戦っているときのG.F.の存在意義は?

  • ケルベロスでトリプルとダブルを節約
  • ショックウェーブパルサーなどの強烈な攻撃に対する盾
  • 特殊技やスロットなどをG.F.の演出中にボタン連打すれば敵のATBゲージを無闇に増やさないで済む

特にポイントは3番目。スロットでとことん粘りたいときはエデン、それ以外のときは他のG.F.という風に使い分けできる。

ドロー放つの存在意義は?

ドローは魔法の現地調達の手段だと考えると分かり易い。

  1. 序盤のボスの殆どからはケアルをドローできる。つまり、あらかじめケアルをたくさん溜めておく必要がない。
  2. 警備員やクラッドはドロースリプルで眠る。ウルフラマイターにはドローグラビデが効果的。
  3. クアールは即死魔法を連発する強敵だがレイズをドローできるので落ち着いて戦えばいい。

 
ちなみに、精製では作りにくい一部のレア魔法に関しては、

トリプルオーディン戦でドローできる。オーディンがいるセントラ遺跡は時限イベントなので、いかに早くオーディンの元に辿り着くかが鍵。 
アルテマ両ウェポンからドローできる。一歩間違えれば全滅の強敵から魔法を集めるのは刺激的だ。 

ドローが退屈にならないような工夫がしっかり為されている。

SeeD昇進試験のもう1つの意義とは?

SeeD昇進試験の存在意義はSeeDランクを上げることだけではない。プレイヤーに様々なヒントを与えるという役目も担っている(だからチュートリアル内に配置されている訳だ)。
 
便利な情報。

  • 毒状態では自分が行動を起こす度にダメージを受けるので、行動しないでジッとしていればノーダメージである (2-4)
  • バトル中にコマンドウインドウを一時的に消したいときにはSELECTを押していればよい (12-7)
  • バトルにおいて、行動の対象を指定をするとき、L1を押すことでウインドウから選べるようになる (18-5)

これで『魔法を捨てるボタンが存在する』なんて問題があれば完璧だったのに。
 
精製についても具体例を挙げて説明されている。

  • アイテムから魔法を作り出すアビリティがある(4-3)
  • イフリートは炎魔法精製のアビリティを覚えることができる(6-3)
  • 炎魔法精製を使えば、魔石のかけら1個でファイアを5個精製できる(7-4)
  • 生命魔法精製を使えば、いやしの水1個で、ケアルラを20個精製できる(12-2)
  • 火竜の牙1個でフレアを20個精製できる(20-2)
  • 万能薬から万能薬改という薬を作ることができる(23-1)
  • モルボルの触手から万能薬を作るアビリティがある(23-8)

精製コマンドが有効だという手掛かりは、実はSeeD昇進試験に書かれていた訳だ。
 
特殊技について。

  • スコールのガンブレードはオートにするとR1を押す必要がない (6-7)
  • スコールが使えるフィニッシュブローの種類は、持っているガンブレードの種類と関係がある (7-3)
  • スコールの連続剣は、ピンチになればなるほど多くの回数で攻撃できる (14-2)
  • スコールの連続剣は、トリガータイミングが合うと、フィニッシュブローが出やすくなる 【答えはNo】(17-4)
  • 特殊技は>HPが減っているときのほうが出やすくなる (16-1)
  • 特殊技を出しやすくするにはオーラ状態になればよい (17-1)

特にポイントは3番目か。HPが1/3以下になれば特殊技を出せるが、もっとHPを下げれば下げるほど強力になり易くなるのだ。
 
アビリティの意外な秘密。

  • カウンターは全体攻撃には反応しない (25-8)
  • かばうは、自分のとなりに立っているキャラクターしかかばわない (14-9)

試験で明らかになる「かばう」の性質を利用すれば、かばうターゲットを限定することもできる。
 
テクニカル情報。

  • HP500のG.F.を召喚中に800ダメージを受けた時、差分の300ダメージは召喚していた者が受ける 【答えはNo】(30-3)

ショックウェーブパルサーなどの強力な攻撃もG.F.を盾にすることで確実にやり過ごせる訳だ。
 
モンスター情報。

  • バラムガーデンの訓練施設にはアルケオダイノスというモンスターがいる (4-8)
  • ウィンディコから鉄パイプをぶんどることができる (5-10)
  • グラッドは睡眠のステータス攻撃をしてくる (6-10)
  • ハウリザードは、よくネジを落とす (7-8)
  • グランデアーロからとがった爪はぶんどれない【答えはNo】 (12-6)
  • モルボルは北エスタにいるモンスターである (21-2)
  • インビンシブルという敵からはレーザーキャノンをぶんどれる (25-1)

武器改造などで必要な材料の幾つかを紹介している。
アルケオダイノスの問題は『まだ会ったことがない→試験で存在を知ったので試しに会ってみよう→1万以上のHPにびっくり』という流れでプレイヤーを誘導するのが目的かな。
 
重要な情報。

  • G.F.は歩いているとHPを回復する (11-1)
  • 1人で全種類の魔法を持つことはできない (15-2)
  • バトルから逃げた場合でも相手にダメージさえ与えていれば、経験値がもらえる (13-1)
  • SeeDの給料はバトルで倒した敵の数と関係ある (27-2)

 
アビリティの取得に関して。

  • G.F.が、あるアビリティを覚えると、それまで表示されていなかったアビリティが表れることがある (5-4)
  • G.F.ケツァクウァトルは「カード変化」のアビリティを、アイテムを使わずに覚えることができる (13-5)
  • セイレーンは「ちりょう」のアビリティを修得することができる (11-4)

ケツァクウァトルの「カード変化」は初期状態では画面に表示されていない(カードから派生)ので手掛かりとして有意義。また、セイレーンの「治療」は一定レベルにならないと取得できないアビリティに関する間接的な説明だ。
 
基礎情報。

  • 敵は味方のレベルによってレベルを上げてくる (7-9)
  • 1人で複数のG.F.をジャンクションできる (11-5)
  • G.F.をジャンクションし、コマンドアビリティをセットしない限り、バトルでできるのは「たたかう」のみである (14-7)
  • 属性防御率が100%を越えると、その属性のダメージを吸収できるようになる (8-6)
  • アンデッドモンスターに回復魔法をかけると、ダメージを与えることになる (11-10)
  • シェル状態だと、回復魔法を受けた場合の回復分も半分になる (26-6)
  • リフレクではね返された魔法をふたたびリフレクではね返せる【答えはNo】 (15-4)

 
お楽しみ情報。

  • ライブラは味方にかけることができる (12-9)

FF8のライブラは説明が充実しているので読んでいて面白い。味方にライブラを唱えることで仲間の思わぬ秘密が分かるかもしれないという誘導な訳だ。
 
二周目のお楽しみ。

  • X-ATM092は倒すことができないので、逃げるしかない【答えはNo】 (19-8)

こういう仕掛けも面白いね。


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