シナリオ読解のうえでの基本的な事項

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ストーリーを思い出す際の参考にどうぞ。

スコールとラグナの関係は?

親子。ラグナとレインのあいだに生まれたのがスコール。

エルオーネはなぜスコールに過去を見せたのか?

スコールを通じて過去を変えたかったため。どうにかして、エスタ大統領になってエスタで働いているラグナにレインの死期が近いことを知らせたかった。

エルオーネは誰の子?

レインの近所に住んでいた夫婦の子供。その夫婦が殺されたので、レインが代わりに育てていた。レインやラグナと血縁関係がある訳ではない。

エルオーネの過去は?

順番に並べると、

  1. 魔女戦争で両親を失う
  2. レインに育てられる(ラグナと出会う)
  3. エスタ兵にさらわれる
  4. ラグナが救出する(その直後にラグナはエスタ大統領に)
  5. ラグナは政務に忙しいのでエルオーネだけウィンヒルに帰す
  6. レインが病死しスコールと共にシド夫妻の経営する孤児院へ
  7. エスタ (実はオダインの独断) がエルオーネを狙っていることに気づいたシド夫妻が船に乗せる
  8. 船上で10年以上の逃亡生活 (ラグナはその事実を知らず)
  9. Disc1に至る。

リノアの母親は?

ラグナ編に登場したジュリア・ハーティリー。『チュートリアル』にさり気なくリノアの父カーウェンと結婚したことが書かれている。

サイファーが魔女の騎士にこだわるのはなぜ?

かつて見た「魔女と騎士」という映画に憧れたため。ちなみに、その映画で騎士役を演じたのはラグナ。サイファーがガンブレードを愛用したり、独特の構えをしているのも、映画の影響をそのまんま受けている。

白いSeeDとガーデンのSeeDの関係は?

シドがノーグの資金援助を受けて作ったのがガーデン。イデアが作ったのが白いSeeD。つまり、シドとイデアは別行動でSeeDの養成に当たっていたわけだ。

ガーデン設立の時期は?

ガーデンが設立されたのはエルオーネがエスタにさらわれたあと。チュートリアルには設立後12年と書かれている。

バラムガーデンの成立は12年前。その後、ガルバディアガーデン、トラビアガーデンが相次いで設立された。各ガーデンにはマスターと呼ばれる管理者と、教育面の指導者である学園長がいる。ガーデンの理念を最初に唱えたのはバラムガーデンのシド学園長である。

FF8の世界の魔法が弱いのは?

魔法が弱いのは、あくまで擬似魔法だから。魔女の力を発動させたリノアの魔法威力が通常の5倍であることから、逆に言えば擬似魔法には本来の魔法の1/5程度の性能しかないことになる。世界観的な設定に合わせて魔法の威力を弱めたのは、なかなかの英断だろう。

っていうかチュートリアルってなに?

メニュー画面から「ヘルプ」で見られます。

オープニングにはどんな意味があるの?

リノアが花畑に立っている場面はエンディングの1コマだ。孤児院の庭で再会しようと約束したスコールとリノア。ところが、スコールがいつまで経っても姿を現さない……。
リノアがスコールを助けに向かうまでの情景なのである。

オープニングの英文の意味は?

オープニングの英文は、リノアを魔女記念館で救った直後、孤児院の花畑で行うやりとりを英文にしたものだ。
I'll be here...
why...?
I'll be 'waiting'...here...
For what?
I'll be waiting...for you...so...
If you come here...
You'll find me.
I promise.
「俺…ここにいるから」
「いるから、なに?」
「俺はここで待ってるから…」
「誰を待つの?」
「俺、ここでリノアを待ってるから…来てくれ」
「わかった。私もここに来る。今度こそ会えるね! 絶対、だからね!」

※この解釈は掲示板でゆりさんから教えて頂ききました。また、庭園で眠る使者さんに補足して頂きました。ありがとうございます。

エンディングにはどんな意味があるの?

なにが愛と友情と勇気だっけ?

ラグナが語る『愛と友情、勇気の大作戦』の内訳。

時間圧縮の世界で消えないようにするための方法。 
友情同上。 
勇気作戦を信じる勇気。 

ラグナがああいう性格じゃなかったら、“作戦を信じる勇気”という言葉は浮いてしまっただろうな。

ガーデンを理解するうえでの基本事項

 

まず最初にガーデンを理解するうえでのポイントは、
SeeDはバラムガーデンにしかいない
ということだ。
つまり、

  1. G.F.の利用を認めているのは世界でバラムガーデンのみ。SeeDの強さの秘密はG.F.の装着にある。逆に言えば、ノーグは学生たちの記憶を犠牲に莫大な富を稼いでいたと。
  2. ガルバディアガーデンの学園長であるドドンナにはSeeDを使う権限がない。彼が魔女暗殺作戦にSeeDではないアーヴァインを選んだのは、それしか人材がなかったからだ。たとえ新米とはいえSeeDが迷い込んできたことは、ドドンナにとっては奇貨だった(魔女と戦う意志がないノーグはドドンナを見捨てていた)。

一生徒に過ぎないスコールの視点からは疑問だったことにも、しっかりした裏付けの設定が存在する訳だ。
 
続いてガーデンを理解する上でのポイントになるのは、
ガーデンは成立してから僅か12年しか経過していない
ということだ。
そして、その12年間は、超科学大国エスタが沈黙し、覇権主義国家ガルバディアが暴れまわっていた時期である。
大国ガルバディアvsドールなどの小国という、特殊な状況下だったからこそ、SeeD派遣業は成立している
SeeDの本拠地バラムガーデンが、ガルバディア大陸とは海で隔てたバラムにあるという点に注目してほしい。ガルバディアがSeeDを潰すには、大規模な軍事作戦を起こすしかないが、その隙をエスタに突かれるのが怖い(ガ国はエスタが平和国家になったことを知らない)。ガ国はSeeDとの対立することは得策ではないと考え、ガルバディアガーデンとのパイプを太くすることに力を注いだ訳だ。ドドンナは、ノーグとガ国軍のあいだをうまく立ち回っていたと。
独力でガルバディアに対抗できない小国はSeeDを必要とし、SeeDの宿敵ともいえるガルバディアはエスタの出方が分からなかったため、対立ではなく影響力の拡大を目論んだ
こうやってみると、
その複雑な国際状況に目をつけてSeeD派遣業に開始した、ノーグのビジネスマンとしての嗅覚は凄まじい
 
そして最後のポイントは、
3つのガーデンはそれぞれ独立している。三者は姉妹校程度の関係に過ぎない
参考までに、3つのガーデンの位置付けをまとめてみよう。

バラムガーデンSeeD派遣業で莫大な富を得ている。 
ガルバディアガーデンガ国政府と深いパイプを持つ。卒業生をガ軍に送り込むで莫大な「委託金」を得ている。 
トラビアガーデントラビアの国民の殆どがトラビアガーデンの生徒とその家族だという(チュートリアル情報)。国民皆兵制を採用しているトラビアで、準公的な役割を担っている。 

ドドンナはノーグの手下だそうだが、魔女がガルバディアガーデンを狙っていると知ってもノーグはドドンナのもとにSeeDを派遣しようとしなかった。ドドンナとノーグ、ガルバディアガーデンとバラムガーデンは、その程度の関係に過ぎなかった訳だ。


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