捨て牌 | 手牌 | 裏筋 |
と | と | |
が、場に全部切れているとき、(自分の目に全部見えているとき)相手がを持っているチャンスはゼロ。
即ち、ノーチャンスという、ということは前回解説しました。
今回はこのことから何が分かるかをもう1歩踏み込んで解説しようと思います。
先の例のようにがノーチャンスなら、前回までの話ならば、やは、リャンメン待ちに限り、安全であるということでした。
しかし、状況によっては危険牌となることがあります。今回はそれについて解説します。
どんな場合にやが危険牌になるかというと、やが場に切れていない場合です。
が相手に絶対にないということは
やの絡むリャンメン待ち、さらにのカンチャン待ちはあり得ません。
即ち、は、確実にシャンポン待ちか単騎待ちだということになります。
がリャンメンに使えないにもかかわらず、やが場に1枚も出ていないというのはどういう状況かというと、それは誰かが対子、あるいは暗刻にして持っている可能性が高い。即ち、それは危険牌であるということを意味しています。
このことを利用すれば、ドラがどんな使われ方をしているかということも知ることができます。
がドラで、が全部見えていて、
が切れていないというようなとき
は対子か暗刻で使われている、即ち、どこか1人のところに最低でも2枚は固まっているということになります。
(たいていは一番危険牌を多く切ってくる人のところにドラは固まっています。なぜなら、その相手は手が大きく、勝負にかかっているため)
前回、今回の2回に分けて、ノーチャンスから分かることについて解説してきました。
このようにノーチャンスを完全に読むことで大怪我を未然に防ぐことができます。
以上、第3回麻雀講座(守り)でした。
守るうえで、筋と並んで重要なのが、「ノーチャンス」、「ワンチャンス」というものです。
まず、意味から説明します。
●ノーチャンス
例えば、今、自分の手牌にが2枚あり、さらに1枚、場に切れていて、もう1枚がドラ表示牌だったとします。
即ち、4枚とも自分の目に見えているということになります。
すると、どういうことが分かるかというと、相手は絶対にを持っていないことになります。相手が持っているチャンスが全くないのでノーチャンスといいます。
相手がを持っていないということは、相手はやとは持っていないことになります。
即ち、やのリャンメン待ちはあり得ないということです。
はと相手が待っていたときの待ちに、はと待っていたときの待ちになるので安全だとは限りません。
と、いうことはこの例の場合は、がリャンメン待ちに関しては安全ということになります。
●ワンチャンス
ノーチャンスは、4枚とも同じ牌(ヤオチュウ牌以外)が見えているときのことを言いましたが
ワンチャンスは、3枚見えているとき、即ち、相手が持っている可能性が1つしかない時のことをいいます。
これはノーチャンスに比べると少々信頼性に欠けますが、どうにもならなくなったらアテにするべきだと思います。
●ダブルワンチャンス
同じ種類の牌(ヤオチュウ牌以外)が3枚見えているとき、それをワンチャンスと呼ぶことは説明しましたが、つながった2つの牌がともにワンチャンスだった場合、(と両方がワンチャンスというような場合)それをダブルワンチャンスといいます。
ダブルワンチャンスは、ワンチャンスよりはるかに信頼性が高いのであてにしてもOKです。
※ただし、ノーチャンス、ワンチャンス、ダブルワンチャンスは
リャンメン以外の待ち(単騎、シャンポン、カンチャン、ペンチャン待ち)に対しては全く無力なので過信はしないでください。
第3回では、ノーチャンスについてさらに詳しく掘り下げて説明する予定です。乞うご期待!
麻雀講座(守り)第1回は、守りの基本「筋」について解説します。
筋というのはリャンメンで待ったときの待ち牌のパターンのことを言います。
例えば、1−4,2−5,3−6,4−7,5−8などのことを言います。
結論から先に言ってしまうと例えば捨て牌にがあるとするとやはリャンメン待ちならロンされません。
その理由を説明します。が捨ててあるとすると、その相手は絶対が待ちになることがあるような手牌
即ち、や、とは持っていないことになります。(たとえ待っていたとしてもフリテンでロンできません)
やと持っていることがあり得ないなら、やも待ちになることはあり得ません。
ですから、が捨ててある場合にはやを捨ててもロンされません。
※ただし、これはリャンメン待ちの場合の話であって、カンチャン、ペンチャン、シャンポン、単騎待ちに対しては
全く無力なので過信はしないようにしてください。
・分かりやすいように筋の早見表を作りました。役立てていただければ幸いです。
捨て牌 | 安全牌 |