Section 10: Mage Spells:
第10章:魔法呪文


 魔術師が唱えられる呪文です。だれでも始めから3レベル分持っています。それ以上はどこかで見つけるか買うかしなければなりません。
  唱えられる範囲は、プレイヤー同士ならば距離に関係なく確実に作用します(間に障害物があったとしても)。一方対敵の呪文は、近くのモンスターに作用するだけです。()内のCは所要スペルポイントを、Rは最遠攻撃距離である。すなわち、それより先へは呪文が通じないというわけである。

(☆はExile IIIで新規採用された呪文である)

Level 1:
      Light(幽かな光)(C 1):かすかな灯りを作り出せる。
      Spark(火花)(C 1R 6) :敵に対し、弱い火花でダメージを与える。
      Minor Haste(僅かな速さ)(C 1):対象者をしばらくの間速くさせる。次のターンでは対象者だけが行動できる。
      Strength(強化)(C 1):対象者をしばらくの間強くさせる。僧侶呪文のBless と同じ効果だ。
      Scare(驚異)(C 1,R 6):相手の士気を弱める。小心者はたいてい逃げ出してしまう。モンスターが逃げなくとも、あとで成功する確率が高くなる。
      Flame Cloud(熱雲)(C 2,R 7):1カ所のターゲットに短時間炎の壁を作り出す。
      Identify(識別)(C 15):選択したキャラクターの持ち物を識別します。
      Scry Monster(情報察知)(C 2,R 14):戦闘中モンスターに向かって唱えるとモンスターの現在のステータスが分かります。そのうえ、"Monster Info menu"に追加されます。
      Goo(粘着)(C 1,R 8):相手を粘着でからめ取って、動きを鈍くさせる。
      True Sight(透視)(C 3):たとえ壁で遮られていても周辺2マス四方のスペースを透視できる。隠し通路を見つけるのに重宝される。

Level 2:
      Minor Poison(弱毒)(C 2,R 6) :毒を受けた標的は、それによるダメージを受けることになるが、ごく短期間である。
      Flame(火炎)(C 3,R 8):巨大な炎の矢が標的に襲いかかる。ダメージはレベルが上がる毎に上昇する。
      Slow(鈍化)(C 2,R 7):受けた相手は1ターンおきの行動しかできない。
      Dumbfound(無能)(C 2,R 10):相手を無能化させる。そうなると、与えられるダメージも大きくなり、攻撃の命中率も下げられる。
      Envenom(毒を塗る)(C 2):これを唱えると、対象者の武器に毒を含ませることができ、失敗して毒に冒される心配もなくなる。
      Stinking Cloud(悪臭の雲)(C 2,R 8):3×3エリアに悪臭のガスを漂わせる。入れば攻撃しにくくなる。消滅時間も長い。
      Summon Beast(魔物の召還)(C 4):術者の横に1匹の低レベルモンスター(魔法を使用しない)を召還できる。短時間で消滅する。
      Conflagration(大火災)(C 4,R 8):半径2マス以内にぱっと燃え上がる空気を作りだして、中の者を炭化させる。できてしまうと急速に消滅する。
      Dispel Field(払拭)(C 2,R 10):魔法のエリアを取り除く。ある強力なエリアには効き目がない。
    ☆Sleep Cloud(眠気)(C 6):ターゲットの周囲に小さな眠りの雲を作る。

Level 3:
      Unlock door(錠を外す) (C 3):ある種のドアは魔法でロックされている。蹴ったり、錠前を行っても開かないときはこれを唱えてみるのはいかがでしょうか。もちろん、この呪文に関しても失敗は付き物である。
      Haste(迅速)(C 3) :対象者を長時間速くさせる(強敵と戦うときにはものすごく重宝される)。
      Fireball(火弾)(C 5,R 12):巨大な火の玉を作り出せ、標的の周囲1マスを焼き尽くす。これもレベルが上がる毎に威力が増大する。
      Long Light(照明)(C 3):Light と同じだが、作用時間がとても長い。
      Fear(恐怖)(C 3,R 10):Scareより強力。
      Wall of Force(力の壁)(C 5,R 12):炎の壁に似たダメージを与える強力な力の壁を作り出す。唱えるにはまず壁の中心を指定する。
      Weak Summoning(雑敵の召還)(C 6,R 4):低レベルのモンスターを複数召還できる。レベルが高いほど召還数が多くなる。しばらくすると消滅する。
      Flame Arrows(炎の矢)(C 4,R 10):Flameに似た呪文で、複数のターゲットを指定できる。これもレベルに準じて増加される。全部指定する必要がなければ残りは捨て矢にするしかない。
    ☆Web(蜘蛛の巣)(C 6,R 8):半径2マス以内にねっとりした蜘蛛の巣を張り巡らせ、中の者を鈍くさせる、消滅時間は結構長い。
    ☆Resist Magic(呪文抵抗)(C 4):対象者を呪文に対して抵抗力を持たせる。だが、炎や冷気のダメージまでは抵抗できないことを念頭に入れておきたい。

Level 4:
      Poison(毒)(C 4,R 8) :さらに強力な毒を作り出せる。重ねて唱えると破壊的な威力をもたらす。
      Ice bolt(氷槍)(C 5,R 12):標的に巨大な氷の刃が襲ってくる。炎系のモンスターはこれが苦手である。これもレベルに応じて上昇する。
      Slow Group(全員の鈍化)(C 4,R 12):周囲12マスのモンスター(ほぼ全部)が鈍くなる。
      Magic Map(全図) (C 8):街やダンジョンのマップの総てを見ることができる。だが、唱えるにはサファイアが必要である。
      Capture Soul(魂の収集)(C 30 R 10):唱えるにはSoul Crystalが必要になる。モンスターに向かって唱えるとコピーはSoul Crystalに取り込まれ、以後"Simulacrum"で召還される。強力であるが成功率は低い。
      Simulacrum(幻影)(C ?):Soul Crystalの中から魔物を選んで召還できる。消費スペルポイントはモンスターのレベルに依存する。
      Venom Arrous(毒矢)(C 8,R 8):"Flame Arrows"に似た呪文で、狙われた相手は毒に冒される。
      Wall of Ice(氷壁)(C 6,R 8):"Wall of Force"系の呪文で、冷気の壁を作り出せる。ダメージは力系の壁と同程度だが長時間残る。

Level 5:
      Stealth(隠れ蓑) (C 5):しばらくの間モンスターとの遭遇率を低下させる。低下の度合いはそのキャラクターのレベルによる。モンスターの混み合った場所を通るときに使ってみよう。
      Major Haste(瞬敏)(C 8):パーティ全体に術者のレベルに応じた時間内、素早さの高揚が及ぶ。
      Fire Storm(炎海)(C 8,R 14):Fireballと同じだが、半径2マスの円内に被害が及んでくる。くれぐれもパーティーを巻き込まないようにして下さい。
      Dispel Barrier(障壁の破壊)(C 6):街中でマジックバリアーで塞がれている場所を見つけたらこれで取り除くしかありません。術者のレベルが低いとたいてい失敗するが、高くなると成功率が上がります。これが通用しない場所があります。いくつかのバリアーは通り抜けられると噂されている。。
      Fire Barrier(炎の障壁)(C 9):炎のバリアーを作り出せる。ダメージを与えられ、いつまでも残る。
      Summoning(召還)(C 10):"Minor Summoning"より強力なモンスターを召還できる。
      Shockstorm(衝撃の嵐)(C 6,R 10):半径2マス以内に力の壁を作り出せる。
      Spray Fields(蔓延)(C 6,R 12):ランダムな種類のエリアを作り出せる。指定できるターゲット数は術者のレベルに依存する。

Level 6:
      Major Poison(猛毒)(C 7,R 8) :これにかかったモンスターは猛毒に冒されます。ダメージもそれなりに甚大であります。
      Group Fear(集団への恐怖)(C 6,R 12):周辺12ブロックのモンスター(ほとんど全員)を恐怖に陥れます。効果の進行程度はレベルが高くなると速くなります。
      Kill(致命傷)(C 8,R 6) :モンスター1匹に破壊的なダメージをもたらす。
    ☆Paralyze(麻痺)(C 7,R 8):ねらったモンスターを麻痺させる。麻痺はかなり長く効く。
      Daemon(悪魔)(C 12):地獄から悪魔を召還させて共に戦ってくれる危険な呪文である。
      Antimagic Cloud(魔封じの雲):一切の魔法が効かなくなる魔封じの雲を発生させる。消滅速度は遅い。
      Mindduel(頭脳による決闘):よく読まないと使い方が分からない呪文である(訳者注)。呪文を受けたモンスターとの魔力の奪い合いによる精神的な決闘を行うことになる。敗者は挙げ句の果てに無能になるか死んでしまう。唱えるには"Smoky Crystal"が必要になる。
      Flight(浮揚)(C 20):野外でこれを唱えるとしばらくの間飛べるようになる(これより効果の長い特殊アイテムが手に入るので前作同様一度も使わない究極の呪文である。こんなことで大量のスペルポイントを消費した連中の気が知れない)。

Level 7:
      Shockwave(衝撃波)(C 12,R 10) :きわめて危険な呪文である。術者の周囲のキャラクター(敵味方問わず、但し術者は対象外)にダメージを及ぼす。離れるほどダメージが大きくなり、影響範囲は10マスである。間違っても街中で使うことはおやめ下さい(今回は障害物が衝撃波を妨げるので威力が激減してしまって残念である)。
      Major Blessing(恩恵)(C 8):パーティーを素早くさせたり(命中率を上げたり先手を取ったり)、武器に軽い毒を塗り込ませることもできます。
    ☆Mass Paralysis(大いなる麻痺)(C 20,R 8):半径8マス以内のモンスターを麻痺させる、かなり危険な呪文である。
      Protection(保護)(C 10):魔法呪文では最強。全員の一定時間の呪文抵抗や、対象者の一定時間のあらゆるダメージの回避も行われる。
      Major Summoning(高度の召還)(C 14):さらに強力なモンスターを召還できる。
      Force Barrier(力の障壁)(C 10):通過できない永久に残るバリアーを作り出せる。自分が罠にかからないように気を付けたい。
      Quickfire(速射)(C 50):名前だけでも圧倒される至る所何者をも焼き尽くすクイックファイアを作り出せる。
      Death Arrows(死の矢)(C 10,R 6):Arrow系の最強呪文で、Kill呪文の効果を持つ。ターゲット数は術者のレベルに準ずる。

    ※IIIで廃止された呪文
Level 2
      Invisibility(不可視):対象者を見えにくくし、一定時間内攻撃を当たりにくくさせる。もちろん対象者も攻撃ができる。
Level 6
      Revage Enemy(破邪)(R 8) :唱えると、周辺8マスのモンスターは鈍化や呪いを受けます。
Level 7
      Recharge(復元):これを唱えると、消費アイテムの使用回数を戻すことができます。残念ながら使い切ってしまったものに対しては全く意味を持ちません。