Exile IIはコンピューターファンタジーRPGである。以前にこの類のゲームをプレイしていなければ、ほとんど分からないだろうな。この章では詳細に圧倒されないように最も重要な方法の概観を提供する。案ずることなかれ、たとえExile IIが分かりにくいとしても、他の簡単な方法でやってのけるんだ。
ゲームを始める−Exile IIでは6人の冒険者(以下しばしばPCsと表記する)の一団(パーティ)を操作する。この6人(5人以下もあり得る)を手なずけて、モンスターを殺し、戦利品を集め、世界を救う。各々のメンバーは個人個人のスキル(熟練)、属性、アイテムを有している。
ゲームを始めるにあたって、6人のパーティを組む必要がある。思うがままにPCsを、削除、再作成、編集できる。特に何ら心配はない。決まったら"Done"でゲーム開始だ。
移動、取得−きみたちはExile世界の北西の果てに位置するFort Ganrickと呼ばれる町で出発する。今、寝室にいるわけだ。スクリーン内でキー(矢印キー)かクリック(パーティを中心にした時の方角に矢印を向けてクリック)で行きたい方向に動ける。周囲1マスずつ(東西南北斜めの計8方向)。
始まった地点に何やら白い丸のような物がありますね。これは、特別な出来事が起きるという印なのです。
今、装備品を取りに行こうと思う。まず、ドアを開けて(ドアが開きっぱなしになるのは前作にはなかった設定)通り抜ける。建物を出て広場に入る。東側(スクリーンでは右側)の建物に入ると、手に入れるアイテムがたくさんある。鎧、武器、冒険には欠かさない食糧。
"g"ボタンを押すと、アイテム取得ウィンドウが現れる(お金や食糧の時は表示されない)。PCsの画像が表示されているということはアイテムを手に入れられるキャラクターを表すということである。キャラクターを選んで、アイテムをクリック。
鎧と武器の装備−今手に入れた鎧と武器がありますね。身につけたいときは、右上にある矩形のスクリーンに表示されているパーティの一覧の所の矢印ボタンをクリックしてページをスクロールさせる。パーティのメンバーの属性や所持しているアイテムが表示される(ショートカットキーは番号キーでメンバーの順列に対応している。1回目は属性の表示、2回目はアイテムの表示。かなり使えます)。
所持アイテムのページに目をやる。名前[ex:Leather Armor]をクリックすると斜体表示される[ex:Leather Armor]。これでそのアイテムを装備したことになり、再度クリックすれば解除される。
すでに鎧を装備しているのに2着以上持っていますね。そんな時はまだ装備していない仲間にもあげよう。渡すべくアイテムの横に"G(give)"ボタンがありますね。これをクリックすると次なるウィンドウが現れるからそこで渡す相手を選ぶ。
さあ、用意は整った。これから砦の住人たちに会いに行くか、誰かを成敗しに行こう。
人と話をする−"t"ボタンを押して話す相手をクリックすると、会話ウィンドウが現れる。
会話は単語形式(例:"demon"、"sword"、"Exile")で行われる。何も文章で訊く必要などない。
誰もが必ず返答すること:"name(名前)"、"job(仕事、趣味)"、"look(出会ったときの印象)"まずは前記の3キーワードで問いかける。いわば礼儀の一つだと思って下さい。それから何か関連のあるキーワードで訊くこと。例えばJoeBobが"I'm out hunting for giant spiders."と答えたら、話中に含まれている"hunting"あるいは"spiders"と訊ねること。もちろん、全てではないが出来るだけ多く語ってくれることは間違いないだろう。
砦の人々と会話を交わすことで兵士たちはほとんど同じことを言っていることにお気づきであろう。砦の女司令官であるCecileと話をしよう。彼女はFort Ganrickで成すべき任務について語ってくれる。
最後になるが、食糧や装備品をどのように購入するかだ。砦にはお店がないが、いずれはお店の人と話をすることになろう。物を売ってくれる人がいたら"Buy"ボタンだ。
キャラクターを殺す−外へ出たときにどこかで戦闘になる。こんなことは数多く経験するかもしれない。
殺すにもってこいの場所と言えばダンジョン(手っ取り早いのは開始点であるFort Ganrickの東にある砦か南西にあるFort Dracoの地下)または野外のごろつきどもに会った時だ。攻撃する時は単に敵モンスターに接して敵のいる方向に矢印を向けること。さすれば手にした武器をふるって相手を攻撃できるわけだ。右下のテキストエリアにはプレイヤーの行ったこと(与えたダメージなど)が表示される。
敵を殺したら、死んだモンスターは時たまアイテムを遺す。残念ながら今の時点では何のアイテムなのか分からない。幸いにも街にはこういったアイテムを有料で鑑別してくれるところがある。
呪文を唱える−Exile IIをプレイする上で重要なのが呪文を唱えることである。呪文にも2派あって、攻撃が主体の魔法呪文(Mage spell)と回復が主体の僧侶呪文(Priest spell)だ。
唱えるときはそれぞれ"m"と"p"を押す。表示されている番号ボタンは呪文を唱えられるメンバーに対応している。ウィンドウの下半分にある呪文名の左の緑ボタンは選択可能な呪文を表す。右上の番号ボタンは唱える対象(回復呪文など)を表している。
呪文は7レベルまであって、レベルが上がるにつれて唱えるのが困難になっていく。開始時点でのパーティーは3レベルまで持っている。
隠しドア−ドアの中には隠しドア(隠しドアやすり抜けられる壁)になっているものもある。壁を調べる時はその方向へ歩む。それが隠しドアであるならば壁を通り抜けできる。
Fort Ganrickの倉庫に戻って試してみよう。驚くべき発見があるかもよ。
行き詰まったら−もちろん行き詰まることだってある。せいぜい死んでばかりかお金がないかあるいはその他の原因だろうな。こんなことが万が一起きたときにExile IIキャラクターエディタを設けておいた。これでキャラクターの回復やお金・食糧を好きなだけ手にすることが出来るわけだ。
行き場がないときは−当マニュアルの最後にある"Tips For Getting Started(ゲームを始めるに当たっての助言)"を参照すると良い。開始時点でのダンジョン及びそこで成すべき事について述べる。ありがたいことに地図上の座標まで書いてある。
以上、述べたことはもちろん全体像の端くれに過ぎない。中には鍛錬についてや呪文に関しての重要なことは述べられていない。だが、以上のことを知っていれば以後説明することにはとっつきやすくなるであろう。
ゆえにExile IIの未開世界へようこそ!幸運を祈る!現に違いが分かるかもしれない。