Exile II:Crystal Souls(略してExile II) はファンタジーロールプレイングゲームである。それは何か?つまり、コンピューター上のおとぎ話あるいはトルキーン(南アフリカ生まれの中世研究家(1892-1973))の小説みたいなものだな。
君は戦士や魔法使い、盗賊や聖者のパーティである冒険者となって、捜査の旅に出て、謎を解いたり、善行(あるいは悪行)をつくしたりするんだ。
Exile II はなるべく単純に学んだり遊んだりできるように設計されたのです。
ほとんどの場合君を含めたゲーマーはマニュアルを読む気になれなくてさっさとゲームの方に行ってしまうでしょう。
薦められるべきなのは君が紹介文(下記)を読んで、ボタンで何をするかの図を見て、まずキャラクターを制作する計画(なるべく良いものを)を練り、それぞれの属性(スキル)を割り振るといった按配だ。
また、"the Hints For Getting Started" には、マニュアルの終章にためになるヒントが記されている。
なお、Exile: Escape From the Pitで十分プレイしたのであれば、取っつきやすいかもしれない。基礎的なコマンドは前回と同じで、見ていくうちに違いが分かってくるであろう。
物語の紹介
地上世界は帝国に支配されている。どこかの帝国だとか何帝国だとかではなく、「帝国」と呼ばれる文字通りの帝国である。分かり切ったことである。舞台が限られているからただ名前だけを羅列する必要など一切ない。
長年、帝国は傲慢にも気にくわない連中を追放した。変質者、軽犯罪者、不平分子、彼らは帝国に好ましくない人物と見なされた。そして、長年役に立たない民衆をExile
へ送り込んできた。
却って、Exile には単なる身分などなかった。それが現実であった。Exileは洞窟やトンネルの何百マイルものネットワーク、巨大な構造物、地下世界における入り組んだ迷宮である。魔法で光を保ち、キノコを育て、地上から送られた人間(ヒューマノイドを含む)の絶え間ない流れによって住まわせ、Exileの住民は長年できるかぎりのことに腐心した。
だが、帝国はExileが設けられた時点に、慇懃無礼にも最大の過ちを犯した。政争において反意的な数名の強力な魔術師を送り込んでしまったことである。勝者であるHawthorne皇帝と大魔導師Garzahdは、(Exileへ)送り込まれた大魔導師たちとは親友であるということは問題にしなかった。彼らのスキルが後に利用され、長年日のあたらない土地での腐敗によって打ち倒されるとさえ思った。
彼らはこれ以上反意を持たなくなった。
追放された魔術師の中のRone、Solberg、Patrickのような者はExileのために単純により良い生活を築くことに満足しているが、中にはErika Redmarkのような者もいて、残酷で執念深い加持祈祷師である彼女は冒険者を徴兵し、野蛮で危険な年月の下で強力にし、ついに計画は成功を収めた。地上世界の燦然たる皇帝Hawthorneを暗殺することであった。
5年後、Hawthorneは王室で殺害された。
犯行は即行で悪質だった。(この事を重く見た帝国は)まず、Exileへの通路を塞いだ。誰も通り抜けられなくするためである。次にExileの離れたところに別の通路を作る。帝国軍の屈強な兵士が送られた。『復讐』の指令が下された。この地下の蛇の穴からは誰一人生きて逃れる者はいない。
Exileへ人々(兵士)を強制移動させることは困難で、浪費の多い仕事であり、それゆえExileは敵の群れによる氾濫もなかった。それでも、落ちぶれた兵士はExileの軍部に就いていて、ひそかに洞窟という洞窟や街という街を絶え間なく練り歩く。する事がなければ、Exile(追放者)は運命付けられ、きみたちも同じ運命をたどることになる。
だが、きみたちの任務は帝国軍と戦うことではない。きみたちは丁度国家の最果てにある小さな砦:Fort
Ganrickにたどり着いたところだ。きみたちの仕事とは邪悪なNephilim(野蛮なネコ科のヒューマノイド)の分隊との戦闘を助けることだ。ありがたくない危険な仕事で、きみたちが直面する大いなる脅威に対処するには程遠い。しかし、状況を変えることは可能で、きみたちを物語の主役に導くきっかけをつかむことも可能である。
多分いたるところすべてを揺るがす何かが起こって、きみたちはそのことに関わっていかなければならないだろう。
おそらく起こっているだろう。きみたちの求めている…。