Appendix 3 -Starting Terrain Types
 付録3.初期地形タイプ

 こちらは基礎シナリオに入っている前もって作成された256(0〜255)の地形タイプである。これらの多くは特殊プロパティを有しているか、異なった方法で処理することを必要としたものである。地形タイプ0〜90は編集できない(グラフィックを除く)ことを覚えて欲しい。

これだけでもちゃんとシナリオを作成できるが、カスタマイズすればもっと良いシナリオができるかもしれない

タイプ0,1:洞窟の床(2種類)
タイプ2,3,4:草原(3種類)
タイプ5〜21:洞窟の壁。7,10,13ならびに16は隠し通路である。パーティは通り抜けることができる。丘や山岳、水域はエディタが自動的に描画を調整してくれる
タイプ22〜35:山岳。タイプ23は高山であって、飛び越すことはできない。山岳も同じように描画の間は自動的に囲ってくれる
タイプ36〜49:丘
タイプ50〜62:水際
タイプ63〜74:岩礁や橋などを含んださまざまな水域。暗い水域(71〜74)はアニメを使用していて、明るく、流れの速い水とは似つかない。これらの暗い水域は一般的に地底水に用いられる
タイプ75,76:溶岩。2番目のものはダメージを与えない(アニメ)
タイプ77:滝。パーティがボートでこの地点の北から移動すると、南に2つ下へ移動し、ある程度の食料を失う(アニメ)。
タイプ78:ゲート(これもアニメ)
タイプ79,80,81:道路(洞窟、草原、丘)。ゲームで描画されると、道路がつながっていく(エディタでは点で打ってあるが、ゲームでは一つながりになっている)。道路は上下左右に伸びて、斜めへは伸びない。草原と丘の境でもスムーズに描かれる。一つながりの道路を得るには、丘の道路であるように(草原の道路ではない)草原と丘の間の境界に地形の点を置く。
タイプ82,83:洞窟と草原の歩道。歩道が描かれると洞窟の床に前者のみが使用され、後者は草原にのみ用いられる。
タイプ84〜89:岩場
タイプ90:ピット
タイプ91〜100:洞窟の床の地形(樹木、キノコなど)。湿地(96)は足を踏み入れると毒に冒される。
タイプ101〜109:洞窟の地形(箱、遺体など)。箱や遺体はコンテナの地形タイプであることを覚えて欲しい(一部アニメあり)。
タイプ110〜121:草原の地形(樹木、灌木など)。湿地(111)は足を踏み入れると毒に冒される。
タイプ122:基礎の壁
タイプ123,124:隠しドアのある壁、見える隠しドアの壁。前者に足を踏み入れると後者に変わる。
タイプ125:ドアのある壁(ロックされていないもの)。足を踏み入れるとドアが開いた状態になる。
タイプ126:ドアのある壁(ロックされているもの)。錠外しあるいは体当たりでロックされていない状態になる。
タイプ127:ドアのある壁(魔法でロックされているもの)。Unlock Doorsの呪文のみでロックされていない状態になる。錠外しや体当たりでは開かない。
タイプ128:ドアのある壁(通れない)。特殊イベントを使わない限り、開けることはできない。錠外しや体当たりはおろか、Unlock Doorsの呪文も通じない。
タイプ129:開いているドアのある壁。"Use"を使用すると、ドアは閉じてしまう。
タイプ130,131:つるし門のある壁。閉じていたり開いていたりしている状態。閉じたつるし門は開けることができない。
タイプ132:標識のある壁
タイプ133〜135:亀裂のある壁、苔むした壁、脆い壁。"Move Mountains"でがれきに変わってしまう。
タイプ136,137:剣、絵画のある壁。装飾品。
タイプ138:窓のある壁。向こうが見渡せる。
タイプ139〜153:玄武岩の壁。タイプ122〜138と同じだが、壁の材質が違う。
タイプ154〜169:日干し煉瓦の壁。タイプ122〜138と同じだが、壁の材質が違う。
タイプ170:床。
タイプ171:ブロックする床:キャラクターは通り抜けできない。
タイプ172:衝撃床。足を踏み入れるとダメージを受ける。
タイプ173:ルーンの床。キャラクターは通り抜けできない。
タイプ174〜207:さまざまな装飾のある床の地形タイプ。机や本棚のようなものはコンテナである(一部アニメあり)。
タイプ208,209:レバー(中級):街の特殊節を伴って使用される。
タイプ210〜216:多くの地形を有する立派な床。211はキャラクターが通り抜けできない。
タイプ217〜231:Vahnatai族の床タイプ。
タイプ232〜245:街への入口。ただの草原である5番目の街の入口に注意−これは隠れた街である。
タイプ246〜251:特殊イベントの地点(上級)。一発特殊イベント節を伴って使用される。この地形と共に一発特殊節を置いた場合は、特殊イベントが立ち上がった後に白い丸は消滅する。
タイプ252〜255:ベルトコンベアー。これらはベルトコンベアーで、パーティを4つの異なる赤い矢印の方向に移動させる。(アニメ)

 じつは、上記以外にも使用できるものがたくさんあって、BoEに使用されている画像ファイルの中には洞窟内の洞窟の入口や星形の魔法陣、巻物の棚、Vahnataiの水晶宮、斜めの歩道などがある。でも、実際に使用されるのは256個の地形までで、これらを使用するには、地形カタログをカスタマイズしなければならない。ベルトコンベアーなんかは明らかにSFめいた工作品であって、れっきとした中世の物語を作成する場合には必要がないと思われる。という風に256個の制限枠の中でシナリオの背景を鑑みて地形のテンプレートを作成していくのも手だと思われる。