Section 13 - Testing and Distributing Your Scenario 
 13.シナリオのテストプレイ・配布

 かくしてシナリオを書くことを学ぶのに、さらにシナリオを書くのにさえ多くの時間を費やしてきた。それが終わったら、これを世界に広めるだけだ。でも、最初にこれをテストする必要がある。

詳細な情報を得る−Spiderweb Softwareはwww.spidweb.comのthe Blades of Exileの項目でシナリオエディタの情報クリアリングハウスを擁しております。できれば、そちらにも伺ってみると良いです。ヒント、FAQ、助言の項目、バグレポート(思ったように作れない場合)をシナリオエディタにおけるなるべく最新のバージョンでお送りします。

 フィードバックは歓迎します!何か決め手のある作り方の項目、厄介なバグ、あるいは我々のページについて訊きたいことでもあれば、blades@spidweb.comに送って下さい。
 でも、一般的な質問や答えが既にあるようなものは送らないでくださいね。バグつぶしを補助している間は、エディタの使用に関する個人的な教授の時間はないからね。だったら我々のウェブページやこのドキュメント、ならびにネット上の人々に助けを求めるしかないね。

シナリオコンテスト!(和訳時では第2回は終了しているのですが…)−Spiderweb Software(第2回は違う所)ではシナリオデザインコンテストを賞金を用意して開催しております。詳細は、BoEフォルダのContest.txtあるいは、我々のページをご参照下さい(第2回以降は違う所が主催となっておりますので関連ページには第2回以降のシナリオ募集を行っているところがあります)。

テストプレイ−これを2,3回行うことは重要だね。テストしないと、シナリオが終わることのないような重大なバグのあるシナリオをリリースすることになったりするからね。
 最も良い方法は、周りの人にプレイしてもらうことだ(できれば3人以上)。実際に友達にそのシナリオを渡してプレイさせる(彼らが登録済みのBoEを持っていればの話だが)。時間をかけて用心深くプレイすることで問題が明らかとなり、その問題を修復することができる。

 デバッグの補助となるよい方法をお教えする。シナリオをプレイするときに"D"キーを打って、シナリオパスワードを入れれば、デバッグモードに移る。モンスターは身動きできないので、戦闘が楽に済んでしまう。"D"を再度押すと、デバッグモードから抜けられる。だが、これは登録後のBoEでしか使えないコマンドであることを忘れてはならない

 こうすれば、プレイしながらシナリオを編集できるというわけだ。これは、プレイしながら漸次シナリオを作成していくという便利な方法でもある。でも、シナリオをセーブするときに、(編集することで)データが先行してしまうことだ。だから、シナリオのセーブは、ゲームをプレイしている間のプレイデータのセーブと並行して行わなければならない。
 もっと重要なことをお伝えする。BoEは訪問した特殊イベントを保持しているのである。ゲームにおいて街に入ってそれからエディタで街中の特殊イベントを設置あるいは変更してしまったら、街をリセットするまでその変更は認識されなくなる(パーティがその街にいることでその変更は禁止される)。ゲームにおいて街やダンジョンのレベルをリセットするには、違う街へ行き、">"キーを押す。そうすると先程の街はリセットされ、変更は許可される。

配布−ひとたび完璧なシナリオができたら、インターネットでアップして世界中の人々にプレイさせることができる。シナリオを配布するには、シナリオファイルとカスタムグラフィック(あれば)を同一のフォルダに入れ、www.spidweb.comに行く。シナリオのアップ(アップロード)の仕方がそこに記されている。代わりに、シナリオをディスクでSpiderweb Software宛に郵送することができる(住所は注文用紙にて)。

シナリオを送信する前に、本ドキュメントにある注意事項を読むこと。シナリオを書くときの遵守事項は以下の通りである:

一、ポルノ等の公序良俗に違反するものはともかくとして、明らかに民族(国粋)主義的なものや他の民族を侵害するようなもの(いわば差別的表現が含まれているもの)は、悪い構想である。これはSpiderweb Softwaresのようなソフトウェアサイトには置くわけにはいかない。

 ここでは常識をわきまえろ。Nephilimが排除されるべき悪者と言われるキャラクターであればそれはそれでしかたがない(これの愛好者もいないわけではないが)。それは単にキャラクターの見方であって、ゲームのそういう部分に目くじらを立てるようなことではない。一方で、パーティが奴隷狩りを行うようなシナリオはかなり問題視すべきであろう。

一、プレイバランスは重要である。低レベルのシナリオに大量のお金や宝物、あるいは大量の呪文を与えるなかれ(エディタでパーティのステータスを変えるのは差し支えないがこの部分の決まりはエディタの項目を参照すべし)。

一、大変に難しいシナリオは避ける。モンスターがめちゃめちゃ強かったり、難解なパズルにヒントが乏しかったりするようなもの。めちゃめちゃ簡単なものの方がはるかにましだ。

それと訳者からの注意:

一、目に悪いようなシナリオは避ける(赤一辺倒の部屋など)。自分でやっていて分かるはずだ。

一、スペルチェックを欠かさないこと(特に非ヨーロッパ言語圏)。

 そしたら、幸運を祈る!みなに物語を述べ、きみたちの想像の結果を行き渡らせよ!結局、本当にすばらしいものを作成することより満足な小さな作業で、そのことは評価に値する!