Section 12: Customizing Graphics
12.グラフィックのカスタマイズ |
自作のグラフィックを作るには、描画ソフトが必要となる。カスタマイズグラフィックの基本寸法は28×36である。カスタマイズグラフィックのファイル形式は横280ピクセル(10マスのグラフィックを収めるのに十分)、縦が36の倍数ピクセルのPICT(Mac版)あるいはBMP(Win版)の各1種でなければならない。このカスタムグラフィックを含んだ単純なグラフィックをカスタムシートと呼ぶこととする。
(訳者注:横は280ピクセル固定だが、縦は36の倍数の規則を守れば制限はない)
カスタムグラフィックはカスタムシートの10列に配置されている。どの列も10の行を有している。初めの10行は最上段で、次の10行はその下、以下同様。左上が0列目。列は0〜9(左→右)、2列目が10〜19、以下同様。
カスタムシートの作り方(Macintosh)
描画ソフトでグラフィックを作成する。256色モードが標準である。フリーウェアApple utility ResEdit(ネット上、あるいはSpiderweb Software web site(www.spidweb.com)で手に入れる)を見つけよ。起動して新しいリソースファイルを作成する。名前はシナリオファイルと同じものとし、拡張子はexsではなくmegとする(swords.exsの場合はswords.meg)。
描画ソフトのカスタムシートを選び、コピーする。ResRditへ持っていって、PICTとしてリソースファイルにグラフィックを貼り付ける。ResEditウィンドウにあるPICTアイコンをダブルクリックすっるとカスタムグラフィックが現れる。これをクリックして"Command-I"を押し、"PICT"リソースナンバー1を得る。ファイルを保存してBlades od Exileシナリオフォルダにコピーする。
カスタムシートの作り方(Windows)
描画ソフトでグラフィックを作成する。でも、Blades of Exileと類似のパレットである必要がある。Blades of Exileグラフィックファイルの1つの写しを作成する(どれでもいい)。シナリオファイルと同名のファイルとする。但し、拡張子はexsではなくbmpとする。
描画ソフトを起動して、カスタムシートの大きさを変更する。Blades of
Exileのパレットと同じになるように自分のグラフィックを描く。BLDSSCENフォルダにファイルをコピーする。
(D-Pixedなどのようにパレットが見えるような描画ソフトがふさわしい。フルカラー、65,536色モードのグラフィックを貼り付ける場合は前もって減色、16色、8色の場合は増色する必要がある。もちろん、BoEシステムパレットと合うようにコーディネートしなければならない)
MacintoshとWindowsではカスタムグラフィックに関しては互換性がない。カスタムグラフィックファイルの変換方法を知らなければシナリオをwww.spidweb.bomに送信し(あるいはディスクを郵送する)、ネット上にシナリオをアップする際にグラフィックをこちらで変換する(この詳細は次章にて)。
カスタムグラフィックはシナリオエディタで描画することができる。カスタムグラフィックを見るには、シナリオと同じフォルダにファイルを入れる。ファイルがなければ見ることができない。これはカスタムグラフィックが明らかに有効であることを試すにはよい手段である。
カスタムグラフィックの設置もしくは使用
カスタムグラフィックを使用する場合は、厳密にカスタムシートを整備し、エディタで使用できるようにしなければならない。カスタマイズしたグラフィックの使用方法は以下の通りである。
地形(アニメを伴わない)−カスタムシートの中から28×36のサイズでグラフィックを設置する。このグラフィックの地形を得るには、カスタムシートのグラフィック番号に1000を加え、地形編集ウインドウの地形グラフィックに投入する。
ダイアログで使用するには(特殊節によって作成)、特殊節タイプとして"Display
Dialog"を選ぶ。これもカスタムシートのグラフィック番号に1000を足して、ダイアログに投入する。
地形(アニメを伴う)−アニメ地形は4つの異なるグラフィックを有する。カスタムシートに4つの横に並んだグラフィックを設ける。グラフィックを与えるには一番目のグラフィック番号に2000を足し、編集地形ウインドウの地形グラフィックに投入する。
(訳者注:一続きになったグラフィックの場合はサンプルシナリオを見ても分かるように途中で行が変わっても有効である。)
キャラクター(1×1)−4つのグラフィックを要する:右を向いた状態、左を向いた状態、攻撃するときに右、左を向いた状態。カスタムシートの4つの横に並んだグラフィックの列を設ける。グラフィックを与えるには一番目のグラフィック番号に1000を足して、編集キャラクタウインドウのキャラクタグラフィックに投入する。
ダイアログで使用するには(特殊節によって作成)、特殊節タイプとして"Display Dialog"を選ぶ。これもカスタムシートのグラフィック番号に1000を足して、ダイアログに投入する。
キャラクター(2×1)−8つのグラフィックを要する:右を向いたときの左半身・右半身、左を向いたときの同様、攻撃するときの右、左を向いたときのもの。カスタムシートの8つの横に並んだグラフィックの列を設ける。グラフィックを与えるには一番目のグラフィック番号に2000を足して、編集キャラクタウインドウのキャラクタグラフィックに投入する。以下(1×1)と同じ。
キャラクター(1×2)(2×2)−それぞれ8、16枚のグラフィックを要する。右・左を向いた状態、戦うときの右・左、いずれも上半身、下半身((2×2)の場合は左上半身、右上半身、左下半身、右下半身)の順番。グラフィックを与えるには(1×2)の時は3000、(2×2)では4000を一連のグラフィックの一番目に加える。以下同様。
ダイアログ(会話ではない)−ダイアログボックスの左上隅に36×36のカスタムグラフィックを入れることができる。グラフィックを18×36の大きさに分割し、2つの横に並んだグラフィックにそれぞれを左詰で入れる。
ダイアログでグラフィックを使用するには、特殊節タイプとして"Display Dialog"を選ぶ。左半分のグラフィックに1000を加えて、ダイアロググラフィックに投入する。
アイテム−28×36のグラフィックで、カスタムシートの数値に150を加え、アイテムダイアログに数値を投入する。新規のアイテムグラフィックは105列まで設けることができる(システムでのアイテムグラフィックの上限は255)。
会話ダイアログ−パーティが話をするときに現れる肖像をカスタマイズできる。32×32のグラフィックを用意し、左右の半分に分けて2マス使って左詰で入れる。左半分の数値に1000を加えてキャラクタウインドウの"Facial Graphic Space"に投入する。
カスタムグラフィックの例は、Blades of Exileのサンプルシナリオをご覧あれ。3つのシナリオのではカスタムシートにおけるカスタムグラフィックの用例が含まれている。